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【冬ドラマ一覧】2018年1月スタート! 注目の新ドラマ情報まとめ

<冬ドラマ何観る? ベテランテレビ誌記者が“忖度なし”で選ぶ注目のドラマ5選>

 1月も中旬に差し掛かり、続々と放送がスタートしている冬ドラマ(※1〜3月放送の連続ドラマ)。「どのドラマを見るべきか」と悩む視聴者も多いだろう。そこで、テレビ誌を長年担当しているベテランライターが、“忖度なし”に注目ドラマを厳選。今まで多くの作品について書き、裏話や現場の雰囲気を知っているからこそ、今クール本当におすすめしたいドラマを紹介する。
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【注目ドラマ1】NHK大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合、毎週日曜 後8:00〜)

 明治維新の立役者・西郷隆盛を「愛に溢れたリーダー」として描く時代劇で、主人公・西郷隆盛を演じるのは鈴木亮平。

 鈴木亮平と言えば、映画『俺物語!!』(2015年)で体重を30キロ増量して挑むなど、体型から役柄に合わせていくことでも有名。今回も巨漢・西郷隆盛を演じるため、筋トレ&増量で臨んでいるが、現場ではその本気が行き過ぎて合う衣装がなかなかなく、スタイリストが困っているほどだという。SNSを見ると“率先”して地元・鹿児島の祭りにも参加しているなど、作品への入れ込みや西郷の地元・鹿児島への愛もモンスター級。

 だが本気なのは鈴木だけではない。第1話を見た人なら分かるだろうが、オープニングはCGではなく、舞台・鹿児島でのフル撮り下ろし。大河ドラマと言えば年に4、5回の長期ロケが普通というが、実は『西郷どん』は現段階ですでに8回。また、映画『蒲田行進曲』(1982年)のメーンキャスト・松坂慶子、風間杜夫、平田満の3人が一同に揃うシーンもあり、映画・ドラマファンに寄せたコアな遊びも見せている。

 第1話の完成度も高い。視聴率は右肩上がりに上昇していくと思われる。

【注目ドラマ2】『anone』(日本テレビ系、毎週水曜 後10:00〜)

 『Mother』(2010年)、『Woman』(2013年)に続く日本テレビ・水曜ドラマ×脚本家・坂元裕二氏オリジナルの第3弾。日雇いバイトをしながらネットカフェ生活をしているハリカ(広瀬すず)がヒロインのヒューマンドラマだ。
 
 注目は、『カルテット』(TBS系・2017年)などノリにノッている坂元氏による脚本。番組プロデューサーを務める次屋尚氏は「会話劇のイメージがある坂元さんの、ストーリーテラーの部分を引き出したかった」と語っているが、台詞内の小ネタの応酬はまさに坂元節全開!
 
 水曜ドラマ最年少ヒロインに抜擢された広瀬すずには、坂元作品との相性などで賛否両論あるかもしれないが、映画『海街diary』(2015年)を見れば分かる通り、良質な作品と芸達者に囲まれた広瀬の存在に違和感はない。本作でも、広瀬がオフィシャルブログでも明かした通り、「色が薄くて、その空気の中で普通に生きて」いる印象がある。

 ただ問題は、平日の夜にシリアスで重めのテーマがどれだけ世間に受け入れられるかだ。2月からは裏番組で、この時間帯に軽い気持ちで見られる『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系)もスタート。軍配はどちらに!?

【注目ドラマ3】『トドメの接吻』(日本テレビ系、毎週日曜 後10:30〜)

 連続ドラマでは珍しいタイムリープもの。謎の女(門脇麦)の“死の接吻”を受けることで、何度も死と時間を繰り返すホスト・堂島旺太郎(山崎賢人)の人生を描く異色のラブストーリー。

 時間を遡り、未来を変えていく系の作品と言えば、映画・アニメ化もされた筒井康隆の小説『時をかける少女』(1967年)やハリウッドの名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985〜90年)をはじめ、人気アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』(TOKYO MX ほか・2011年)、アニメ&映画『僕だけがいない街』(2016年)、『君の名は。』(同年)など、とくに最近は多かった。連ドラではまだ真新しいジャンルだが、全体的なブームとしてはすでに下火。これがドラマファンにどう受け止められるか。

 注目はヒロイン・門脇麦が演技で醸し出す不気味さ。同局の貫地谷しほり主演『リピート〜運命を変える10か月〜』とのタイムリープもの対決にも注目だ。

【注目ドラマ4】『きみが心に棲みついた』(TBS系、毎週火曜 後10:00〜)

 今、多くのテレビドラマプロデューサーが注目していると語るTBS火曜10時枠。2014年に新設された枠で、TBSのプロデューサーも「斬新な作品をお送りするが、それもしっかりしたドラマ作りがあってのもの」と分析する力の入った枠だ。

 ドラマは、自己評価が低く挙動不審な女性・小川今日子(吉岡里帆)と、厳しくも誠実な吉崎幸次郎(桐谷健太)、支配欲の塊である星名漣(向井理)の男女が繰り広げるホラーな三角関係が描かれる。

 とにかくコアなファンがついている枠。現在露出が増えている吉岡里帆の真価がここで問われる。

【注目ドラマ5】『アンナチュラル』(TBS系、毎週金曜 後10:00〜)

 外れの少ない医療モノ、主演が石原さとみ、そして脚本が『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系・2016年)の野木亜紀子氏。
 
 石原さとみは、ORICON NEWSが昨年行った『第2回 女性が選ぶ“ファッションアイコン”ランキング』で、昨年の圏外からいきなり首位にランクインしており、同作でも白衣のデザインや、役柄の私服に「デニムが多い衣装を」とアイデアを出すなどノリノリの様子。またスタッフは『Nのために』(2014年)の塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサーで、脚本の野木氏を含め、基本的にオール女性スタッフでお送りするのも見どころだ。女性クリエイターの躍進の今後を占う試金石でもある。

 野木氏といえば、映画『図書館戦争』(2013年)や『俺物語!!』(2015年)、『アイアムアヒーロー』(2016年)、ドラマ『重版出来!』(TBS系・同年)、『逃げるは恥だが役に立つ』など、原作モノの実写化に定評がある。果たしてそのオリジナルは…!?

その他にも個性派ドラマ多数! 座長の存在で高まる撮影現場の士気

 ジャニーズ事務所のタレントが出演するドラマには、SNSを中心に賛否両論の意見がかなり多く見られるが、実はそんな作品こそ注目したほうがよいこともある。例えば、木村拓哉主演の『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系、毎週木曜 後9:00〜)。木村拓哉のドラマに掛ける情熱の高さは有名で、彼自身、自分と同じ情熱をスタッフに求めるところもあり、その緊張感がスタッフや共演者にも伝播する。結果、限界まで可能性が引き出され、良作が生まれることが多いのだ。

 また嵐・松本潤主演の『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』(TBS系、毎週日曜 後9:00〜)では、8日放送された情報番組『ビビット』(TBS系)で、先輩TOKIO・国分太一相手に「僕は俳優ではない。芝居をするという意味では同じだが、僕は『嵐』というものがある」と独白。自身がアイドルであることを自覚し、嵐のコンサート演出もする彼は、その客観性でもって自身の出演作にも厳しい目を向ける。そんな意味で、滝沢カレンが松本につけた“四字熟語あだ名”の「俺松本潤」は非常に的を射ており、木村と同じく、作品をさらに向上させる原動力となる座長といえるのだ。

 そして、KAT-TUN・亀梨和也主演の『FINAL CUT』(関西テレビ・フジテレビ系、毎週火曜 後9:00〜)は俗にいう「1話切り」がもったいない作品。復讐モノに強いカンテレ作品で、女児殺害事件でワイドショーに母を犯人扱いされ、母を自殺に追い込まれた男・中村慶介(亀梨和也)を描く。まさに続けて見て欲しい「ザ・連続ドラマ」で、第二部ともいえる展開が始まる後半までに失速しないことを望みたい。怪我が報じられた亀梨も、現場では顔色一つ変えず、寧ろスタッフを気遣いながら芝居に臨んでいるため、現場の士気は高い。

海外人気も実感、「日本のドラマは面白い!」

 ところで以前、シンガポールには日本ドラマのVCDの専門店があった。今思えば海賊版なのだが、海外在住で日本語のテレビが恋しかった筆者は当時、いてもたってもいられず購入していた。そのひとつに、今クール『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系、毎週木曜 後10:00〜)主演の深田恭子の出世作『神様、もう少しだけ』(同系)もあった。字幕は中国語であり、深田演じる真生の台詞「私すごいショックだったんだよ!」の字幕が「我大打撃!」で思わずずっこけたのは今もよい思い出だ。

 余談だったが、日本のドラマは今も東南アジアで人気がある。日本では「ドラマはつまらなくなった」と言われるが、それは我々が慣れてしまっただけではないだろうか。スタッフには今後も、海外でも人気となるような連続ドラマを、是非全力で作り続けてもらいたい。

(文:衣輪晋一)
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