【contents】
そもそもべイプ（VAPE）とは？
べイプ（VAPE）のメリット
べイプ（VAPE）を吸う前の準備
べイプ（VAPE）3種類の吸い方を紹介
べイプ（VAPE）をおいしく吸うためのコツと注意点
べイプ（VAPE）のよくあるトラブルと解決法
べイプ（VAPE）で肺に水がたまるという噂の真相
編集部厳選！おすすめのべイプ（VAPE）7選
まとめ

紙巻タバコの代替品として、加熱式タバコ同様、乗り換えるユーザーが増えているベイプ。
「ニコチンが含まれていない」「タバコの嫌な臭いがほとんどしない」などの特徴があります。

本記事では、むせずにベイプをおいしく吸う方法を中心に、ベイプのメリットや知っておくべきトラブルおよび解決法などを解説します。おすすめのブランドや製品も紹介しますので、ベイプの使用を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

そもそもべイプ（VAPE）とは？

ベイプとは、電子タバコを指す世界共通の通称です。
ベイプのおいしい吸い方をマスターするためにも、まずはベイプについての理解を深めましょう。

フレーバー付きのリキッドを使用し香りを楽しむもの

ベイプは、フルーツやメンソールなど多彩なフレーバーの付いたリキッドと呼ばれる専用の液体を電気で加熱し、発生したエアロゾル（蒸気）を吸引して楽しむ製品です。
日本では「電子タバコ」の名称で親しまれていますが、タバコ葉を使用しないため、たばこ事業法上は「タバコ類似品」に分類されていることが特徴のひとつ。
欧米では禁煙補助具としての側面もあり、特にアメリカやイギリスで広く普及しています。

なお、ベイプには大きく分けて次の3つの種類（タイプ）があり、製品によってそれぞれ使い勝手やランニングコストなどが異なります。

・リキッド式：リキッドを充てんしながら使う
・カートリッジ式：交換式のカートリッジを使う
・使い捨て式（使い切り）：本体ごと交換する

加熱式タバコとは大きく違う

日本では、ベイプと加熱式タバコ（IQOSやgloなどの製品）をまとめて「電子タバコ」と呼ぶことも多いですが、これらは厳密には同じではありません。
たとえば、以下のような違いがあります。

	ベイプ（VAPE）	加熱式タバコ
タバコ葉	不使用 ※フレーバー付きのリキッドを使用	使用 ※タバコ葉を含むスティックやカプセルを使用
ニコチン	含まない ※海外からの輸入品を除く	含む
たばこ税	課税の対象外	課税の対象
受動喫煙防止条例	規制の対象外 ※法律上はどこでも喫煙可	規制の対象 ※専用室などで喫煙可

特に、日本ではニコチン入りリキッドの販売が規制されており、海外から個人輸入でもしない限りニコチンは含まれません。ニコチンの有無は大きな違いといえるでしょう。
また、ベイプはタバコ葉不使用のため受動喫煙防止条例の規制対象外となっています。公共の場でのマナーやルールを守ることは求められるものの、喫煙場所に縛られないことも違いのひとつです。

べイプ（VAPE）のメリット

次世代タバコとして近年注目されているベイプには、さまざまなうれしい利点があります。
ベイプを選択することで得られるメリットを4つ解説します。

タールが発生しない

ベイプの大きなメリットの1つは、タールが発生しないことです。
タールは、タバコ葉を燃焼させることで発生する成分で、発がん性物質などが含まれています。
紙巻タバコを燃焼させるとタールが生じ、これが肺に蓄積することで健康リスクを高めるとされていますが、ベイプはタバコ葉を使用しないためタールが発生せず、紙巻タバコよりも健康面へのリスクが少ないとされています。

また、紙巻タバコを吸っていると、タールによって歯や部屋の壁が黄ばむことがありますが、ベイプならそもそもタールが発生しないため、黄ばみを心配する必要がありません。
タールが発生しないことで、さまざまな利点が得られます。

多くのフレーバーを楽しめる

ベイプに使用するリキッドの種類が豊富で、多彩なフレーバーを自由に楽しめる点もうれしいメリットです。
紙巻タバコや加熱式タバコでは、レギュラーやメンソールなどの種類が一般的ですが、ベイプには、以下のような種類があります。

・タバコ系
・メンソール系
・フルーツ（柑橘）系
・スイーツ（デザート）系
・ドリンク（飲料）系

タバコ葉を使用していなくても、紙巻タバコや葉巻のようなタバコ感を味わえる王道のタバコ系から、バニラやカスタードなどより甘さを追求したスイーツ系まで豊かな香りがそろっています。
特にリキッド式を使用する場合であれば、好みのリキッドを組み合わせてオリジナルのフレーバーを調合することも可能なため、無限に近いバリエーションが楽しめるでしょう。

タバコ独特の嫌な臭いがほぼない

紙巻タバコを吸うと、衣服や髪の毛にタバコ特有の臭いが残ることがありますが、これはタバコの煙に含まれる化学物質が原因です。タバコ葉を燃焼することでアンモニアや酢酸などさまざまな化学物質が混ざり合い、独特の臭いが生じます。
しかし、ベイプはタバコ葉を使用せず燃焼も伴わないため、タバコ独特の嫌な臭いがすることはほとんどありません。フレーバーによってはほのかに香りが残ることはありますが、タバコ臭ほど不快に感じる方は少ないでしょう。

また、衣服や髪の毛に臭いが染み付くこともほとんどないため、タバコの臭いを気にしないで済むこともうれしいポイントです。

息が臭くなりにくい

前述の通り、ベイプはタバコ独特の嫌な臭いがほとんどしないため、紙巻タバコや加熱式タバコに比べてベイプを吸った後の息も臭くなりにくいといえるでしょう。
そのため、ベイプなら喫煙後に人と会う予定がある場合でも、臭いをそれほど心配する必要はありません。
ただし臭いの感じ方には個人差があり、フレーバーの種類や吸い方によってはわずかに香りが残る場合もあるため、口臭ケアを意識することは大切です。

べイプ（VAPE）を吸う前の準備

ライターやマッチですぐに火をつけて使用できる紙巻タバコとは異なり、ベイプを使用するには適切な準備が欠かせません。
使用するデバイスによって多少違いはありますが、基本的な事前準備として、次の2点が重要です。

バッテリーの残量をチェック

ベイプはリキッドを電気で加熱して使用するため、バッテリーがきちんと充電されていなければ使用できません。
バッテリーには、電池交換型と電池内蔵型の2種類があり、どちらも使用前に充電を済ませておく必要があります。

電池交換型の場合、リチウム電池専用の充電器が必要なため、電子タバコ専門店や公式サイトなどで別途購入しておきましょう。電池内蔵型の場合は、USBケーブルで充電できるため、比較的手軽に使えます。

バッテリー容量が大きいほど使用可能な時間が長くなり、充電頻度も少なくて済みますが、充電完了までにかかる時間は長くなるため、その点も考慮することが大切です。

なお、製品によっては充電不要のベイプ（たとえばgippro Neoなど）もあります。

リキッド残量をチェック

バッテリーの充電を確認した後は、リキッドの残量確認もしておきましょう。
リキッド式の場合、アトマイザーと呼ばれる容器にリキッドを補充して使用します。
アトマイザーには、リキッドを上から注入するトップフィル方式と、リキッドを下から注入するボトムフィル方式があります。どちらもアトマイザーの中央には蒸気を吸うための穴が開いており、この穴にリキッドが入ると故障の原因になるため十分に注意してください。

また、海外から輸入したニコチン入りのリキッドを使用する場合は、リキッドが手にかかると急性ニコチン中毒を引き起こす危険性があるため、細心の注意を払いましょう。

なお、カートリッジ型の場合はリキッドの補充ができないため、必要に応じてカートリッジごと交換してください。

べイプ（VAPE）3種類の吸い方を紹介

ベイプには大きく分けて3種類の吸い方があり、それぞれ特徴が異なります。
初心者向けの方法から、濃厚なフレーバーを楽しめる一般的な吸い方、上級者向けのダイレクトラングまで、詳しく解説します。

吸い方１：肺には入れずにふかす（初心者におすすめ）

1つ目は、蒸気を肺へは入れずに口の中でふかして楽しむ方法です。紙巻タバコにおけるふかしタバコ（煙を肺に入れずに吸う方法）をイメージするとわかりやすいでしょう。

蒸気を口の中にためてからそのまま吐き出すこの方法は、蒸気が直接肺に入らないためむせにくく、初心者でも違和感なく吸えるのがメリットです。

海外から輸入したニコチン入りリキッドを使用する場合、蒸気が肺に入らないことでニコチンの摂取量が抑えられ、健康への影響も少なくなる傾向にあります。
ただしニコチンは口の粘膜からも吸収されるため、完全に摂取を防げるわけではありません。ニコチンの影響を抑えたい場合は、ノンニコチンリキッドを選ぶのがおすすめです。

吸い方２：口で蒸気を味わってから肺に入れる

2つ目は、口から肺へと蒸気を吸いこむ方法で、マウストゥーラング（MTL）と呼ばれる一般的な紙巻タバコと同じ吸い方です。喫煙経験者にとってはなじみやすく、自然な吸い方といえます。

最初に蒸気を口の中に含んで味わい、その後肺へ送り込んでから吐き出すため、フレーバーの風味をしっかり感じつつ、適度な吸いごたえが得られます。吸い込む量を調整することで蒸気の量も自在にコントロールできるため、自分の好みに応じて香りや味わいを調整しながら楽しむことが可能です。

「ベイプが熱を持ちにくい」「リキッドの消費を抑えられる」などの利点もあり、コストパフォーマンスに優れた吸い方ともいえるでしょう。

吸い方３：ダイレクトラングで一気に肺に入れる

3つ目は、蒸気を肺に一気に入れるダイレクトラング（DL）と呼ばれる吸い方です。この方法は蒸気が直接肺に入るためむせやすく、慣れていないと不快に感じることもあり、タバコ初心者にはハードルが高いためあまりおすすめできません。

しかしながらダイレクトラングは、一度に多くの蒸気を吸い込めることから爆煙とも呼ばれ、愛煙家を中心に好まれています。前述のマウストゥーラングよりも吸いごたえが強く、喫煙者にとっては高い満足感が得られる吸い方です。

ただし、「ベイプの吸い込み口が高温になりやすい」「リキッドの消費量が多い」などの特徴もあり、注意が必要です。
タバコを吸い慣れている方でも、場合によってはむせたり喉を痛めたりすることがあるため吸い方には十分な配慮が求められます。

べイプ（VAPE）をおいしく吸うためのコツと注意点

べイプは、紙巻タバコに比べて臭いが少なく、多様なフレーバーを楽しめるのが魅力です。しかし、正しい吸い方や扱い方を知らないと、本来の味や香りを十分楽しめなかったり、故障の原因になったりすることもあります。
べイプをおいしく、快適に楽しむためのコツや注意点を押さえましょう。

初心者は「ふかし」から始める

べイプを初めて吸う方は、まず「ふかし」から始めましょう。
先述の通りふかしとは、蒸気を肺まで吸いこまずに口の中に含んで味わう吸い方で、蒸気を口の中で転がすことで風味をしっかりと感じられる方法です。

タバコに慣れていない場合、初めから蒸気を無理に肺に入れようとすると、むせたり喉への不快感につながったりすることがあるため、最初は軽く口に含んで味を確かめるのがおすすめ。
ふかしから少しずつ始め、慣れてきたら肺まで蒸気を吸いこむマウストゥーラングやダイレクトラングにも挑戦してみましょう。

リキッドが染み込んでから吸い始める

ベイプには、リキッドを蒸気に変えるコイルと、そのコイルにリキッドを供給するウィックと呼ばれるパーツが存在します。

コイルが空焚き状態になるのを防ぐため、ウィックにリキッドが十分染み込んでから使用することが大切です。

新品のベイプや長時間使用していないベイプは、ウィックにリキッドが十分に染み込んでいないことがあり、そのまま使用するとコイルまでリキッドが届かず、コイルが空焚き状態となります。
空焚きの状態になると、焦げた臭いや異味が生じるだけでなく、本来のフレーバーを損ない、故障の原因にもなるため注意が必要です。
リキッドを注入した後は最低でも5分程度時間を置き、リキッドがウィックに染み込んでいることを確認してから吸い始めましょう。

リキッドは適量にする

リキッド式のベイプにリキッドを補充する際は、適量を守ることが重要です。
リキッドが多すぎるとエアフロー（空気穴）部分から漏れやすくなり、本体や手が汚れる原因になります。特に、海外から輸入したニコチン入りリキッドを使用する場合は、手や肌に付着すると危険が伴うため注意が必要です。

近年はカラフルでデザイン性の高いアトマイザーも多くありますが、クリアタイプのアトマイザーならリキッド量を確認しやすいため選択肢に加えてみてはいかがでしょう。

充電中は吸わない

充電中の使用はバッテリーに負担をかけるだけでなく、デバイスに熱がこもり過ぎて事故や故障の原因になるおそれもあるため、避けてください。
なかには充電しながら使用できる「パススルー機能」を搭載しているベイプもありますが、基本的には充電が完了してから使用するのが望ましいでしょう。

安全に使用するためには、充電中はデバイスに触らず、しっかり充電が完了してから使うことが大切です。また、充電する際は純正の充電器を使い、長時間の過充電を避けることで、バッテリーの寿命を延ばすことにもつながります。

パフボタンは必要以上に押さない

ベイプのパフボタン（またはファイアボタン）は、電源のオン・オフや吸引時の操作に使用しますが、デバイスによって操作方法が異なります。なかにはボタンがないものもありますが、一般的にはボタンを素早く5回押すと電源が入り、長押しすることで吸引できるタイプが多いです。

しかし、吸わないのにボタンを押し続けたり、蒸気を多く吸いたいからと必要以上に長押ししたりすると、コイルが過剰に加熱されて故障の原因となる可能性があるため、ボタンの押しすぎには注意しましょう。

ベイプをバッグやポケットに入れて持ち運ぶ際は、誤作動しないよう必ず電源をオフにすることも大切です。

周囲への配慮も忘れずに

べイプは紙巻タバコや加熱式タバコよりもタバコ独特の嫌な臭いが少ないとされていますが、完全に無臭ではありません。非喫煙者やタバコが苦手な方にとっては、不快に感じることもあるでしょう。

そのため、法律上はどこでも喫煙可能とされているベイプですが、公共の場で使用する際は周囲への配慮を怠らないことが大切です。
たとえば屋外では「風向きを考える」「人混みでの使用を避ける」など、適切なエチケットを意識することをおすすめします。

べイプ（VAPE）のよくあるトラブルと解決法

ベイプを使用していると、「リキッドが跳ね返ってくる」「呼吸が苦しくなる」など、思わぬトラブルに遭遇することがあります。
万が一、トラブルに見舞われても慌てないで済むよう、ここではよくある問題とその解決法を5つ紹介します。

吸うとリキッドが跳ね返ってくる（スピットバック）

ベイプを吸っていると、熱くなったリキッドがパチッという音とともに、口の中に飛んでくる「スピットバック」という現象が発生することがあります。
主に、ウィック（素材であるコットンやシリカなど）の量が不足し、リキッドが十分に吸収されないことで、リキッドが過剰に供給されて生じる現象です。

スピットバックを防ぐには、次のような対処法があります。

・ウィックの量を増やす
※コイルが傷んでいる場合は、コイル交換も行う

・ドリップチップ（吸い口）を変更する
※たとえば、高さのあるタイプや内部がらせん状になったタイプなど

・バッテリーの出力を上げる

リキッドは、グリセリン・プロピレングリコール・香料の3つの成分で構成されており、基本的に口に入っても問題はありませんが、ニコチン入りのリキッドを使用している場合は特に注意しましょう。

変な音が鳴る

ベイプを吸っていると、「ジュルジュル」「ズズズ」などと水分を含んだような変な音が鳴ることがあります。
この音は、加熱されて蒸気になったリキッドが、うまく外へ排出されずに再びアトマイザー内で液体に戻ることで起こります。そのままにしていると、音が聞こえるだけでなく吸引時にリキッドが口の中に入って吸いにくくなってしまうため、以下の方法で早めに対処しましょう。

１．アトマイザーを本体から外す
２．ドリップチップから息を吹き込み、内部にたまった蒸気を飛ばす

一度で解消できない場合は、数回繰り返してください。

なお、ベイプを吸う際にパフボタンから指を離した後も1秒ほど長く吸引を続ければ、内部に蒸気がたまらないため、変な音が鳴るのを防げます。

喉に違和感が生じる

ベイプを使用していると、「喉に違和感がある」「喉がイガイガする」など、普段とは違う感覚を覚えることがあります。
これは、リキッドが不足することで起こる「ドライヒット」と呼ばれる現象です。

通常は蒸気化したリキッドを吸いこみますが、ドライヒットではリキッドが足りずにコイルが空焚き状態となります。その結果、蒸気ではなく煙を吸うこととなり、喉に不快感を生じさせてしまいます。

ドライヒットを防ぐためには、リキッドを十分に補充し、ウィックやコイルの状態も確認することが大切です。
ただし、リキッドをしっかり補充しているにもかかわらず違和感が改善されない場合は体質的な問題も考えられます。ドライヒットが頻繁に発生する場合は、無理に吸い続けることは避け、使用を控えることをおすすめします。

むせる

ベイプを吸っていると、初心者に限らず「むせる」ことがあります。
主な原因は「吸い方」にあり、一度に多くの蒸気を吸いこむことで喉や肺に刺激を与えてしまうためです。
一度にたっぷりと蒸気を吸い込みたい気持ちはわかりますが、口の中で蒸気を転がすようにゆっくりと吸うことがベイプでむせないためのコツです。一度に吸う蒸気の量を少なく調整することも有効でしょう。

吸い方以外にも「リキッド不足」や「コイルの劣化・加熱のしすぎ」などが原因でむせることもあります。
こまめにリキッドを補充したりリキッドが染み込む時間を確保したりすることはもちろんのこと、定期的なメンテナンスやコイル交換などにも気を配ることが大切です。

呼吸が苦しくなる

ベイプを使用していると、まれに「呼吸が苦しくなる」「気分が悪くなる」などの不快な症状が現れることがあります。
基本的に日本製のベイプはニコチンやタールを含まないため、健康面でのリスクは低いとされていますが、体質や体調などによっては何らかの反応が出るケースもあります。

このような場合は、無理にベイプを使い続けることは止め、使用を控えることが賢明です。自分の体調を第一に考え、無理をしないようにしましょう。

べイプ（VAPE）で肺に水がたまるという噂の真相

結論から述べると、ベイプを吸ったからといって肺に水がたまることはありません。
肺には大量の毛細血管が張り巡らされており、吸引した蒸気は毛細血管から体内に吸収されるからです。もちろん呼気として体外へ排出されることもあります。

これは、耳鼻咽喉科などでネブライザー（吸入器）を使用して蒸気を吸引したり、お風呂に入って大量の蒸気を吸い込んだりしても肺に水がたまらないのと同じ理屈です。

誤った情報に惑わされず、正しい知識を持ってベイプを楽しみましょう。

編集部厳選！おすすめのべイプ（VAPE）7選

編集部が厳選したおすすめのベイプブランドや代表的なモデルを紹介します。
ぜひベイプ選びの参考にしてください。

DR.VAPE

代表的なモデル：DR.VAPE Model3
価格（税込）：本体／4,280円　リキッド／880円〜
種類（タイプ）：カートリッジ式
フレーバー数：18種類

DR.VAPEは、株式会社ロックビルが販売するブランドです。
代表的なモデルは、カートリッジ式の「DR.VAPE Model3」で、手に持ったときのなじみやすさや唇にあたるドリップチップの滑らかさ、机などに置いたときにドリップチップが天板に当たらない衛生面に配慮した設計など、デバイスの形状にもこだわっています。

対応するフレーバーは全部で18種類あり、そのうち9種類には天然由来の健康成分「β-カリオフィレン」を独自技術により配合。心身をともにケアできるウェルネスデバイスとして注目されています。

公式オンラインストアをはじめAmazonや楽天などの大手通販サイト、全国に約12,000店舗あるファミリーマートで販売されており、手軽に購入できることも魅力です。

The Third

代表的なモデル：SLASH
価格（税込）：2,200円
種類（タイプ）：使い捨て式
フレーバー数：10種類

The Thirdは、Future Technology株式会社が手掛けるブランドです。同社は、タバコ葉の代わりに厳選した茶葉を使用した加熱式電子タバコ用のスティック（ノンニコチン）の製造を中心に、口に含むだけで気分をリフレッシュできるオーラルパウチやベイプ製品などを幅広く販売しています。

ベイプの代表的なモデルは「SLASH」で、主な特徴は、持ち運びに便利なすらりとしたペンのような形状でありながらも、最大で約1,600回吸引できること。
紙巻タバコ1箱の総吸引数（パフ）は約200回とされており、紙巻タバコ約8箱分の吸引が可能なSLASHは、使い捨て式ベイプの中では最大級の吸引数を誇ります。

SMOOTH VIP

代表的なモデル：TRYME PLUS-PT
価格（税込）：935円
種類（タイプ）：使い捨て式
フレーバー数：7種類

SMOOTH VIPは、株式会社ライテックが手掛けるブランドです。
使い捨て式の「TRYME PLUS（トライミープラス）」から、カートリッジ式の「EZ（イージー）」、リキッド式の「X2（エックスツー）」まで使い勝手の異なる3タイプがあり、目的や用途に合わせて幅広い選択肢の中から自分に合ったベイプを選べるのが特徴です。

数あるモデルの中でも「TRYME PLUS-PT」は、吸いたいときにすぐ吸える手軽さが魅力のひとつとなっており、1本1,000円程度で購入できることから、初めてベイプに挑戦する方の「お試し用」としてもおすすめの製品となっています。
フレーバーは7種類とやや少なめですが、メンソール系やタバコ系など定番の香りはきちんとそろっています。

gippro

代表的なモデル：gippro Neo
価格（税込）：1,400円
種類（タイプ）：使い捨て式
フレーバー数：29種類

gipproは、gippro japan株式会社が立ち上げたブランドです。
代表的なモデルは、デバイスの充電やリキッドを注入する手間がなく、その場でサッと吸える使い捨て式の「gippro Neo」です。
フレーバーは、金木犀龍井茶や緑豆などユニークなものから日本限定販売のジャスミンティーやダブルスイカアイスなど特別感を感じられるものまで、全部で29種類と豊富なため、お気に入りの1本を見つけられるでしょう。

ほかにも、吸うたびにデバイス本体の色が変わる「gippro Bling Bling」や、最大約6,000回吸引でき、おしゃれなスケルトンボディが目を引く「gippro Bling Bling Box」といったモデルもあります。

NONNICO

代表的なモデル：NONNICO Alpha
価格（税込）：本体／2,750円　カートリッジ（POD）／1,650円
種類（タイプ）：カートリッジ式※POD型
フレーバー数：6種類

NONNICOは、Sequoia Mirai株式会社が販売するブランドです。
代表的なモデル「NONNICO Alpha」は、普通モードに加えて爆煙モードを搭載しているのが特徴のひとつ。
3.5秒以上吸引すれば爆煙モードへと自動的に切り替わるので、ボタン操作などは必要ありません。喫煙モードはデバイスに搭載されたLEDライトで容易に確認できるようになっています。

爆煙モードなら十分な煙量と強い吸いごたえが得られるため、紙巻タバコからベイプへ切り替えたいけれど吸いごたえに満足できるか不安という方も挑戦しやすいでしょう。

Vuse

代表的なモデル：ビューズ ゼロニ センセーション
価格（税込）：1,480円
種類（タイプ）：使い捨て式
フレーバー数：4種類

Vuseは、紙巻タバコや加熱式タバコgloなどで有名なブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社の旗艦ベイプブランドです。2013年にアメリカで誕生し、全米では高いシェアを誇っています。

代表的なモデルは2024年7月発売の「ビューズ ゼロニ センセーション」で、「ゆず×ミント」や「ドラゴンフルーツ×ザクロ」などの異なる味を掛け合わせて趣向を凝らした新感覚フレーバーを採用していることが特徴です。
デバイスはフレーバーをイメージしたカラーリングとなっており、中が透けてみえる透明デザインのため、リキッドの残量確認がしやすい点もうれしいポイントです。

Honey Smoke

代表的なモデル：E-Hookah
価格（税込）：1,430円
種類（タイプ）：使い捨て式
フレーバー数：11種類

Honey Smokeは、主要コンビニや大手通販サイトなどで手軽に購入できるアメリカ発のベイプブランドです。
アート性の高い唯一無二のデザインが特徴のひとつとなっており、特に若者の間で人気を集めています。

代表的なモデル「E-Hookah」は、コンパクトなスリムボディでありながらも1本あたり約500回の吸引が可能な携帯性に優れた製品です。
「マンゴーミント」「パイナップルミント」「グアバミント」の3フレーバー限定で、キャンバスアートや壁画制作を手掛けるICHI NO YUMEとのコラボデザインも展開しています。

※上記は全て2025年2月時点のものであり、価格やフレーバー数は今後変更となる可能性があります

まとめ

日本では電子タバコの名で広く認識されているベイプ。加熱式タバコとまとめて「電子タバコ」と捉えられていることもありますが、これらはニコチンの有無や受動喫煙防止条例の対象可否などが異なります。

「リキッドの補充は適量にする」「ウィックやコイルにリキッドが染み込んでから吸い始める」など、ベイプを吸うコツはいくつもありますが、正しい吸い方・扱い方を理解すれば初心者でもおいしく楽しむことが可能です。
製品によって多少差はありますが、多彩なフレーバーがそろっているため、お気に入りの香りを見つけてベイプを満喫しましょう。

著者プロフィール

Necomaki
人材業界出身のフリーライター。
得意分野である求人・HR領域から、漢方薬やピルなどの健康・美容関連、暮らしにまつわる記事まで幅広く執筆。
ライティングで心掛けていることは読者の「知らない・知っている」が「理解している」に変わるよう ことばを紡ぐ こと。

20 歳未満の者の喫煙は、法律で禁じられています。

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