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最優秀作品賞は『凪のお暇』 「第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」全8賞発表

優秀作品賞:『監察医 朝顔』(フジテレビ系)

法医学ドラマにしてホームドラマ、父娘の日常を通して震災を描く

「優秀作品賞」2作のうち1作は、上野樹里主演のフジテレビ系 月9ドラマ『監察医 朝顔』が受賞した。

 本作は、法医学者の主人公・万木朝顔(上野)が、父親で刑事の平(時任三郎)と共に遺体の“生きた証”を探し、遺された人々の心を救っていくヒューマンドラマ。なお、この物語には、朝顔の母親・里子(石田ひかり)が東日本大震災で被災し、遺体も見つかっていない状況という背景があり、各話でさまざまな事件が起こる一方で、朝顔と平が里子を失った事実を少しずつ受け止め、時間をかけて哀しみを乗り越えていく様子が全編を通して丁寧に描かれた。
 原作は、2006年〜13年にかけて発表された同名漫画。原作では阪神大震災で母を亡くしたという設定になっているが、今回ドラマ化するにあたり設定を変更。場合によっては叩かれるリスクをはらみながらも東日本大震災について扱い、未だ哀しみの癒えない震災と誠実に向き合った。

 手がけたのは、本作が初の連ドラ単独プロデュースとなる金城綾香氏。上野とは小児外科を舞台にした『グッド・ドクター』(18年)で現場を共にしており、彼女の真摯な役作りを目の当たりにしたことも理由に、命を見つめる本作の企画に至った。

 主人公の家庭でのシーンを多く採用。また、6話から舞台を5年後に移すことで、父娘が徐々に哀しみを乗り越えていく様子を印象的に描き、有識者からは「東日本大震災を採り入れた脚色、各局が避けたがるホームドラマの要素、静かなトーンに終始するなど、プロデューサーの思い切りが光った」(木村隆志氏/コラムニスト・コンサルタント)と高評価。派手さはないものの、丁寧な作りが支持され、『コンフィデンス』誌によるドラマ満足度調査「オリコン ドラマバリュー」は初回の59Ptから堅調に推移し、最終話で90Ptまで上昇した。

『監察医 朝顔』プロデュース・金城綾香氏 受賞コメント

何がベストかを各々が取捨選択してくれていた現場でした

 このように放送後に作品を評価していただき、とても嬉しく思います。私にとっては連続ドラマ初の単独プロデュース作で何もかもが手探り状態でしたが、上野樹里さん、時任三郎さんをはじめ、キャスト・スタッフ皆さんがこの作品を愛し、何がこの作品にとってベストかを各々が取捨選択してくれていた現場でしたので、その思いが作品に表れたのだと感じています。大変光栄に思いながらも、ものすごく負けず嫌いな性格なので「最優秀作品賞」を狙いたかったという気持ちも(笑)。今後も他局さんと切磋琢磨しながら、面白い作品を作っていきたいと思います。

【受賞ロングインタビュー】
月9『朝顔』P、震災を描く裏にあった覚悟 ホームドラマ要素の融合は「交流」が決め手に

提供元: コンフィデンス

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