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最優秀作品賞は『凪のお暇』 「第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」全8賞発表

最優秀作品賞:金曜ドラマ『凪のお暇』(TBS系)

凪の“ひと夏の冒険”に視聴者が共感、愛すべき登場キャラが人気を後押し

「最優秀作品賞」は、黒木華主演のTBS系金曜ドラマ『凪のお暇』が受賞した。コナリミサト氏の同名漫画が原作の本作は、場の空気を読みすぎてしまう28歳OLの主人公・大島凪(黒木)が、その性格から過呼吸で倒れたことを機に一念発起し、仕事や恋人などすべてを捨て、6畳一間のボロアパート・エレガンスパレスで“人生リセット”をはかる物語。

 同作が視聴者の心を掴んだポイントを2つ挙げるとすると、1つは凪の人生再起をひと夏の物語に落とし込み、『カルテット』等の人気作を手がける坪井敏雄氏、土井裕泰氏らによる演出、パスカルズの劇伴などで、徹底的に夏休み感を創出したこと。

 子どもの頃の夏休みといえば、なんとも言えないファンタジー感が漂い、そして長いようで短い休みが終わる頃には、かすかな成長を感じたものだ。会社を辞め自由を手に入れた凪が、空気のおいしさを知り、エレガンスパレスの住民らとの出会いや恋愛によって強さを手に入れていく様子はどこかそれに似ていて、視聴者からは「ひと夏の冒険みたいでワクワクした」(30代女性/東京)「凪が身近で応援しながら観た」(40代女性/神奈川)との声が多数。有識者からも「独特な世界観で視聴者に癒やしを与えながら、その中でストレス社会をめぐる現代のアクチュアルな諸課題をしっかり追求して見事」(柿谷浩一氏/ポップカルチャー研究者・早稲田大学総合人文科学研究センター)などと支持された。
 そして、ポイントの2つ目は、個性豊かな登場キャラクターとそれを演じるキャストの好演だ。連続ドラマにおいて「毎週会いたくなる」登場キャラクターを生み出せるか否かという点は、ヒットを左右する要素の1つ。本作では、くるくるの天然パーマを地毛で再現し、身も心も凪になった黒木をはじめ、会社では完璧ながら心に陰のある凪の元彼・我聞慎二を演じる高橋一生、凪の家の隣人で、どうしようもなく人たらしな安良城ゴンを演じる中村倫也など、クセは強いが憎めないキャラクター造形とキャスティングが見事に合致。視聴者、有識者双方から「登場人物がみんな魅力的で好き」(40代女性/愛知)「質の高い映像と納得の布陣、役者の力を存分に活かす演出になっていて満足度が高かった」(吉田潮氏/ライター)との声を集めた。

 『コンフィデンス』誌によるドラマ満足度調査「オリコン ドラマバリュー」は、第1話が100Pt満点中94Ptと初回から高得点をマークし、以降はそれを下回ることなく高ポイントをキープ。第3話と第9話では夏ドラマ及び2019年放送ドラマ最高(10月25日現在)となる99Ptを記録し、視聴者から終始高い満足度を得た。一方、有識者による投票でも最も多くの得票数を集め、審査会では満場一致で『凪のお暇』が「最優秀作品賞」に決定した。

金曜ドラマ『凪のお暇』主演・黒木華 受賞コメント

楽しみながら作ったことが伝わった結果だと思います

 多くの方にご覧になっていただき、作品として評価をいただけたことがとてもうれしいです。スタッフ、キャスト全員が作品への愛情と責任を持ち、楽しみながら作ったことが伝わった結果だと思います。放送時は、周囲から「慎二とゴン、どっちがいい?」と聞かれたり(笑)、話題にしていただける作品に出演させていただいたことをありがたく感じています。みなさんにとって忘れられない作品になっていれば幸いです。本当にありがとうございました。

【受賞ロングインタビュー】
黒木華が語る最優秀作品賞『凪のお暇』 大事にした“お暇感”、贅沢なキャストとの共演

金曜ドラマ『凪のお暇』プロデュース・中井芳彦氏 受賞コメント

“このドラマっておもしろい”と思ってもらうために作りました

 このような賞をいただき大変光栄です。原作のコナリミサトさんをはじめ、このドラマに参加していただいたキャスト、スタッフに報告して喜びを分かち合いたいです。ドラマに込めた現代社会に生きる女性へのメッセージをよく聞かれるのですが、とくにそういったものはなくて、“このドラマっておもしろい”と思ってもらうために作りましたので、楽しんで観てもらえていれば幸いです。日本のドラマはジャンルが限定されているものが多いですが、そうじゃないものもあるというところをこれからもがんばっていきたい。それを楽しんで観てもらえればと思います。

【受賞ロングインタビュー】
『凪のお暇』Pが明かす制作秘話 オリジナル結末の賛否に「凪はいつかまた2人と会う」

提供元: コンフィデンス

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