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自転車で冒険に出よう。キャンプツーリング紀行 inアラスカ【Part2 パークス・ハイウェイ北上編】 

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03 渡り鳥のような旅暮らし
この日は、北米最高峰のデナリ山(マッキンリー)を望む道端の休憩所でキャンプ。広い駐車場にはたくさんのキャンピングカーが止まっていた。北米では一般的な旅のスタイルで、仕事をリタイアした人の中には、生活道具一式を持って、渡り鳥のように、夏は大陸の北へ、冬は南へと一年中旅している人も少なくない。カリフォルニアでは、冬になると大挙してやってくるそんな彼らのことをスノーバードと呼んでいたりする。

一台のキャンピングカーから初老の夫婦がやってきて挨拶をかわした。

「自転車の旅はハードだろ。1日どれくらい走るんだい」

「がんばって100〜120km。車だったら1時間の距離ですね。でも、そこがいいんです。車のスピードでは見えないものが見える。音もそうだし、においもそう。こうしてすぐ人に声をかけてもらえれるのもいいね」

「確かにそうだ。面白そうなことをしているやつの周りには、自然と人が集まってくるものだよ」

老夫婦は温かいコーヒーを出してくれた。

この日の夕食はパスタ。旅の料理の定番だ。茹でるだけなので、とても簡単で、どんな材料を絡めてもそれなりにおいしくなる。バーナーひとつで作れて、ワンプレートで収まるのも食べやすいところだ。安価で持ち歩きにも便利。

食事を終えると、一日走った疲労で急に睡魔が襲ってきた。テントを張るのが億劫になり、休憩所にあったベンチの上にマットとシュラフを広げて潜りこむ。シュラフカバーがあるので朝露でシュラフを濡らすこともない。雨が降らないことと、クマが出ないことを願う。

【Part 3.デナリの荒野へ編】へつづく
(文・写真/和田 義弥)
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