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五十嵐亮太、大谷翔平のすごさ熱弁「空も飛べるんじゃ(笑)?」 MLB開幕戦の“楽しみポイント”「乗っかってください!」【オリコン ライターズ】
五十嵐氏の“熱”は止まらず、カブスの魅力も身を乗り出して語る。「それに対抗するカブスですよ!今永投手に関して言うと、去年の自分のピッチングスタイルが、高めのフォーシームであったり、変化球を振らせるパターンで抑えてきたのですが、今年は、そのパターンを若干変えてきているので、その辺の変化も楽しみです。鈴木選手も、シーズンで言うとDHの可能性が高いんです。ただですよ!東京ドームでの試合ということもあって、もしかしたら守りに入ってくれるんじゃないのかなっていう期待もあります。メジャーって、ファンに喜んでもらいたいという“魅せる野球”を大切にする面もあるので、鈴木選手が守備に入るかも期待です」。
野暮を承知で、改めて“大谷翔平”のすごさについて向けると「おっしゃる通り、もう何百回といろんなところで聞かれるのですが、1回も答えられていないんです」と笑顔。それでも、噛み砕いて大谷の“すごさ”を説く。「もちろん能力が高いですし、メジャーの選手たちと比較しても、体も大きい。それにプラスして、何がすごいかといえば、野球がうまくなるために使っている時間が、他の選手よりも圧倒的に多いのかなと。やっぱり、誘惑ってあるんです。試合終わった後、ちょっとお酒飲みたいなとか、外食でおいしいもの食べたいなとか…。僕はそうでした(笑)。でも、大谷選手は、そういうのがない。誘惑に負けないで、野球がうまくなるために何が必要かを考えて、それをきっちりやることができる。技術はもちろん、データを活用したり、相手チームのことを研究したり…。そういうことをやってきたからこそ、ああいった結果を残せますし、チームメイトたちも『ここまでやらないとすごくならないんだ』と、プラスの影響をかなり与えているんじゃないのかな」。
さらに「大谷選手は、僕らが見ている世界とは、ちょっと違う世界見ているのかなとも思います」と切り出すと「昨年、二刀流をやらなかったら(打者として)どれくらいの成績を残すかとなった時に、50-50(50本塁打、50盗塁)を達成する。普通は、そんなことできないですよ。自分がやりたいと思ったことを達成できちゃうんですよね。目標を決めて、そこに進む力とか、気持ちの強さは、誰よりも持っているんじゃないのかなと思います」と分析。さらに、直近にオープン戦を観戦した際のエピソードも飛び出した。
「ネクストバッターズサークルに立っていて、スイングしている時は、もう全身使って思いっきり振るんですよ。そして、実際に打席に入った時の打球スピードとかやっぱめちゃくちゃ速くて、相手チームのファースト・セカンドを守っている選手や、ドジャースのベッツ選手もランナーの時に『大谷の打球が怖い』と言うくらいですから。打球速度190キロくらい出ていますからね!大谷選手は、僕ら野球経験者ですら想像できない活躍で、空も飛べちゃうんじゃないかなって思うほどで(笑)。盗塁する時に『大谷、飛んだ!ロケットだ!』みたいなこともありえそうじゃないですか(笑)?」
理論的に野球を語る五十嵐氏だが、幅広い層に届く言葉を持っている。「感性+ノリ=野球がもっと楽しい」との“方程式”で、明るいトーンで呼びかけた。「何か心が動かされるようなものを見た時、みなさん、心の中に留めちゃう…ということあると思います。でも、野球は、すごいプレーが出たら、もう声出して、乗っかっちゃってください(笑)。『大谷選手打った!イエーイ!』。これでいいんです!そうやって、声援が大きくなると、選手もうれしいです。だから、難しいルールとかは一旦置いておいて、見たままに反応することが野球面を白く見るコツだと思います!ドジャースは今回、日本のファンを喜ばせるような“魅せる野球”をしてくれると思うので、ぜひ、みなさん乗っかってください!」
(取材・文/ファンタスティック ムラオカ)
※取材の模様は、16日深夜放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/日曜 深1:35)でもご覧いただけます。