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ニューヨーク、歌手として世界進出!? 青春の“エモソング”は鬼越・坂井良多の十八番【オリコン ライターズ】
そう興奮気味に話したのは、人気お笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政と嶋佐和也。顔出しNGの敏腕ライターたちが覆面姿で登場し、ゲストの素顔や番組の見どころを紹介する番組『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:25)の第6回ゲストだ。
漫画好きの屋敷の仕掛け×「シマカズタンゴ」で“世界でバズる”アーティストに!
さらに、浜崎あゆみ、倖田來未、宇多田ヒカル、モーニング娘。、Mr.Children、B’zと思い出を振り返るとアーティスト名が止まらない2人は、まさに当時のJ-POPを全身に浴びてきた。その中でも一段と声を弾ませたのが、ダウンタウンの「エキセントリック少年ボウイ」や、ウッチャンナンチャンの番組から誕生したポケットビスケッツ&ブラックビスケッツなど、歌手としても話題となった人気芸人たちの楽曲だった。
「猿岩石さんやネプチューンさんもCDを出していたし、『電波少年』で解散をかけたSomething ElseとかBluem of Youthとか、浜田(雅功)さん司会の番組から出たロードオブメジャーとかも見てました。芸人にとってCDを出すって登竜門的な感じがありましたもんね」(屋敷)。「ロンブーさんの『岬』とか『声』とか、僕らが小さいときに見ていた芸人さんってすごい歌うイメージがありました」(嶋佐)。
そこで、最近のヒット曲の傾向としてYOASOBIの「アイドル」や米津玄師の「KICK BACK」など作品の世界観に合ったアニメ主題歌が多い、特に「アイドル」は原作ファンだったAYASEが主題歌に決まる前から個人的に曲を書き、それが元になって採用されたというエピソードを話すと、屋敷の目の色が変わった。
「俺は漫画がめっちゃ好きで、帯とか何度か書かせてもらったことがあるので、俺がそっちから攻めていけばいいですね。『【推しの子】』なんてアニメになる前からめちゃめちゃ読んでましたし。だから、もうそろそろアニメ化されそうな、絶対に流行るっていう漫画をピックアップして、それに向けた曲を作っちゃおう!」
さらに、記者が「最近始まった『ジャンプ』の新連載漫画の主題歌をもう作っちゃって、原作者の人にニューヨークさんのファンになってもらって『アニメ化するなら主題歌はニューヨークで』って言わせたら完璧ですよ」と分析すると、屋敷は「主題歌っていう発想はなかったです。日本のアニメは世界でも人気だから主題歌も一緒に広まるし、オリコンらしい分析ですね」とニヤリとし、冒頭の「ここは使わんでいいかもしれん」と冗談とも本気とも取れる要望が飛び出した。果たしてニューヨークの歌手としての世界進出は実現するのか? そして、その楽曲は「シマカズタンゴ」なのか!?
学生時代から好きだったバンドとのつながりに「売れたっていう喜びとはまた別の感覚」(嶋佐)
一方の嶋佐は、失恋ソングとしてくるりの「THANK YOU MY GIRL」の思い出を語ってくれたが、エピソードの一部がコンプライアンスに抵触する可能性があるため自主規制して、同じくくるりの「東京」に変更した。「くるりさんは学生時代によく聴いてライブも何回も行っていて、大学生のときに自分が街で見かけて握手してもらった有名人が、岸田繁さんと武藤敬司さんと天山広吉さんの3人だけだったんです。コントの出囃子も『ロックンロール』を使わせていただいたり、去年のくるりさん25周年トークイベントにはゲストで呼んでいただり、ライブにも招待していただきました。岸田さんも僕らのネタを面白いって言ってくださって、学生時代から時間が経って自分が好きなバンドの方とつながることができて、不思議だなって。売れたっていう喜びとはまた別の感覚ですよね」。
“注目コラボ”は「なんにも良くない可能性ありますけど、偉い人には見えてるんでしょうね」(屋敷)
「普段はバラエティーで共演していて、アーティストとしてのなにわ男子が見られるのも楽しみですね。歌って踊ってるときは、やっぱりバラエティーと顔が違いますから。アーティストさんはそこに感動するんですよね。高橋(恭平)くんなんて、バラエティーではただのバカですけど(笑)、歌ってるとやっぱり違って見えて『アイドルやな』って思います」(屋敷)。
そして、彼らにとってドンピシャ世代のトップアーティストであり、今回がソロ初出場となる香取慎吾のパフォーマンスにも期待している。屋敷が「香取さんは何度かお会いさせていたきましが、信じられんぐらいデカいんです。囲碁将棋さんぐらいある」と話すと、嶋佐も「僕らも何度かご一緒させていただいて、すごい絡みに来てくださったりするので、裏配信でもお話したいし、歌って踊る姿を見て『こっちが本業だ』って感じてみたいですね」と語った。
また、『ベストヒット歌謡祭2023』の前には、見どころを“バズりのスペシャリスト”が紹介する『ベストヒット歌謡祭直前 バズリ動画で徹底解剖SP』が放送される(14日 深1:59)。「歌謡祭の告知にバズリ動画を無理やりこじつけた番組で、最近SNSでバズってるねづっちさんが来てくださって即興で謎かけをしてもらったんですけど、目の前でマジックを見たくらいテンション上がりました。僕ら『ねづっち』っていう漫才をテレビで何度かやらせてもらっていて、ごあいさつができていなかったので出てきたときはちょっとビビったんですけど、どういう絡みになったかも注目してください」(屋敷)。
「やっぱ『ベストヒット歌謡祭』って関西(のテレビ局)が作ってるじゃないですか。東京の番組だったら『10万体のダルマとコラボ』って企画会議で出ても『なんだそれ』ってなるんですけど、関西だから『10万体のダルマ、ええやん!』って通っちゃった。一面の大草原とか紅葉とか桜とかのコラボだったら分かるんですけど、10万体のダルマとのコラボがいいか悪いかなんて、見てみないと分かんない。もしかしたらなんにも良くない可能性ありますけど、『ベストヒット歌謡祭』の偉い人には見えてるんでしょうね。だから俺も1番の楽しみです」(屋敷)。
(取材・文/ストーム イガラシ)
※取材の模様は、12日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 毎週日曜深1:25)でもご覧いただけます。
読売テレビ・日本テレビ系にて11月16日(木)夜7時から3時間生放送
https://www.ytv.co.jp/besthits/
1968年の放送開始から55回目で史上最大ボリュームの3時間生放送で届ける今回は、最新曲の初パフォーマンスから、会場の大阪城ホールを飛び出したスペシャル歌唱、一夜限りのコラボレーションまで盛りだくさんに、アーティスト25組が出演する。また、昨年に引き続きお笑いコンビ・ニューヨークが裏配信&特別番組のMCを務める。