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柳美稀、ストレス発散は“ゲーム”「ひどいときは食事もせずに12時間ぶっ通し」【オリコン ライターズ】
優しく甘えさせてくれる先輩方に感謝「いつか自分もそうなりたい」
「純粋にうれしかったです。だから気合十分といいますか、やる気に満ち溢れていました。ただ、今作はオリジナルストーリーということもあって、ストーリー展開はもちろん、キャラクター設定など、第1話の台本を読んだだけではわからないことがたくさんあったんです。なので、この先どんなふうになっていくのかというわくわく感もありました」
自身が演じる芹沢について聞こうとすると「ごめんなさい。ちょっと待ってください。いや、格好がすごいのに、なんかすごく真面目にお話をされているのが、なんだかじわじわきちゃって(笑)」と、ここでも笑みをもらす。やっぱりいい人なのだ。
「菜津はエリートで真面目といいますか、自分の仕事にしっかりとプライドを持っているという、じつにちゃんとした性格の持ち主。小芝風花さん演じる(三田)桜や大島優子さん演じる(月本)真に対して、ライバル心をもっている負けず嫌いな女の子かなと思っています。でも、なんだかんだ言って、困った人をほっとけない性格なのかなって」
初めての現場では、コミュニケーションをとるときに心がけていることがあるという。
「先輩&後輩に限らず、わりと懐に飛び込んじゃいます。みなさん今のところ、すごく優しくお話してくださるので、打ち解けられているのかなと思っています。特に今回の現場では大先輩ばかりなので、わからないことがあれば甘えさせてもらっています。それこそ前回この番組に出演されていた戸次(重幸)さんは以前舞台でご一緒させていただき、今回またこうしてご一緒させていただいているわけですが、もう甘えまくっています(笑)」
俳優としてつねに心がけていることは、とにかく「楽しむ」。
「だって、私が楽しくないと、見ている方もきっと楽しくないと思うんです。このお仕事は心の底から大好きですし、たとえつらい現場であったとしても、ずっと笑顔でいるということは心がけています。学生時代など、昔はつらいことがあると見て見ぬふりをしてきましたが、このお仕事って避けられないじゃないですか。だから、とにかく来るものは何でも受け止めて、自分なりに楽しもうって」
劇中、桜と真(通称:さくまこ)は、ストレスが溜まるとキックボクシングでストレスを発散しているが、柳さんはどうしているのだろうか。
「私の場合はゲームですね、サバイバル系やシューティングゲーム。これが最高なんです。気づけば6時間とか平気で経っていますし、休みの日は丸1日やっています。ひどいときは食事もせずに12時間ぶっ通しでやったり。楽しいから集中しちゃうんです」
またドラマのタイトルにちなみ、家に帰る途中に思わず立ち寄っちゃう場所について聞くと、意外な事実が明らかになった。
「まず近所のお魚屋さん。シラスが大好きなのですが、そこで1パック買って帰るのが習慣です。シラスってサラダやうどん、ご飯…、何にでも合うじゃないですか。体にも良いですし、よく食べています。あともう一つは丸亀製麺さん。あそこにも寄っちゃいますね。私のおすすめは、釜玉に明太トッピング。あと、たまにとろろもトッピングしています。絶対においしいので、食べてみてください(笑)!」
小芝風花は同い年で芸歴は先輩「とても頼りになります」
「芸歴としては小芝さんが先輩ですが、年は一緒で。とても頼りになります。どうしてこんなに落ち着いているんだろう思うぐらい、本当にしっかりされていて。お芝居のことなどすごい質問攻めにしちゃうのですが、それに対して的確に教えてくれるんです。優しいしかわいいし、私にないものをいっぱい持っています」
大島に対しては“おねえちゃん”という印象。
「今回初めて共演させていただいたのですが、それを感じさせない距離感と包容力といいますか、もう優しさに満ち溢れた方で。いつも風花ちゃんとセットでいらっしゃるので、風花ちゃんに色々と相談しちゃうのと同じく、大島さんにも聞いちゃいます。風花ちゃんと大島さんと私の3人で、本番直前まで他愛もないことを話してケラケラ笑ったり。本当に和気あいあいとした現場だなって」
上司役である高島礼子については「とにかく素敵な方」と大絶賛。
「現場でのたたずまいといいますか、存在感がすごくて、そして、優しいです。いるだけで、その場がパッと明るくなるというか、晴れやかになるんです。やっぱり長年愛され続けている方は、どこにいても、何もしなくてもそういう優しいオーラがにじみ出ているんだなって。私もそんな俳優さんになりたいって思わせてくれます」
高島と同じく、吉田鋼太郎も役者としても俳優としても大先輩だ。
「私にとって、撮影初日が鋼太郎さんと高島さんのお2人と一緒のシーンだったんです。前日からめちゃくちゃ緊張していたんですけど、鋼太郎さんが、私が緊張しないような雰囲気を作ってくださって。緊張で上手くできないどころか、逆にお芝居のしやすい環境を作ってくださって、感謝していますし、素敵な方です」
阿部亮平に対しては「役柄通り、本当に真面目な好青年」ときっぱり。
「本当に真面目で、とにかく人柄が素晴らしい。おそらく前回出演された戸次(重幸)さんもおっしゃっていたと思いますが、”好青年”という言葉が一番しっくりくるといいますか。アイドルとして、世の中から愛さている理由が一瞬でわかるぐらい、そのくらい素敵な人です。カメラが回っていないときに、私がふざけていたりどうでもいい話をしていたらちゃんと突っ込んでくださいますし、優しいんです」
先ほど少し話に出た戸次にはかなり依存しているそう。
「それこそお父さんであり、お兄さん的な存在で、頼りまくっています。お芝居の面での悩みを、けっこう深く相談をさせてもらっています。うれしいことに私のことをすごく褒めてくださるので、お話をしたあと晴れやかな気持ちになるといいますか、自信がつくんです。戸次さんは会うと元気になる人です。こうやってお話をさせていただいていたら、『GO HOME〜』チームには、キャスト&スタッフのみなさんともに素晴らしい人しかいないということに、あらためて気づきました」
最後に番組の見どころをフリップに書いてもらった。書かれていたのは「イマドキ」。
「カタカナにして、ちょっとおしゃれに書いてみました(笑)。『GO HOME〜』ならではの、ミステリーとヒューマンドラマが融合したストーリー展開はもちろんですが、私が推したいのは「イマドキ」ということ。というのも本作はオリジナルストーリーなので、劇中にその時のトレンドや旬なワードなどがちりばめられているんです。だから、視聴者の方も今の自分と重ね合わせて見ることで没入感が増して、共感できるシーンも出てくると思います。そういった部分も、ぜひ楽しんでいただきたいです!」
※取材の模様は、11日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 深1:25)でもご覧いただけます。
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