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ホラン千秋、キャスターで培った経験が足かせに!? 久々のドラマレギュラー出演でひたむきに芝居と向き合う【オリコン ライターズ】
自身が演じるキャラには「”わかりみ”しかない」
役柄に対する思いを聞くと「今どきの言葉でいうと”わかりみ”しかないです。あれ、”わかりみ”って今どきの言葉ですよね…あれ、もう古い(笑)!?」と周囲に確認しつつ、思いの丈を熱く語った。
「よくスイッチの切り替えはどうしているのかと聞かれますが、正直あまり考えていません。いろんなお仕事をさせてもらっている中で、どれも自分が持っている要素のひとつを、ちょっと強めに出したり弱めしたりするチューニングだけで、スイッチは意識しないタイプですね」
さらに「だって、仮にですよ」と加える。
「気持ちを切り替えるためのスイッチがあったとして、それを説明する際に『私、役柄を引きずっちゃうので、なるべく切り替えるようにしているんですよ〜』とか私が言っていたら引きませんか!? 久しぶりにドラマ出演のチャンスをいただいたのに、気取っていると思われたくないので、そういう部分も含めてキャスターだからとか俳優だからとかいうことは一切、意識しておりません、はい(笑)」
「今回は仮の台本をいただいた段階から、中学生の頃にやっていた英語の教科書を丸暗記するみたいな感じで、毎日何度も声に出して読んでいました。それを繰り返し続けると物語の流れが入ってくるので、決定の台本が来たときに少し修正するだけで済むんです。とにかく目を通して読む! それにつきます」
セリフを覚える際、環境にこだわる俳優もいるが、それについては「ないですないです!」ときっぱり。
「とにかくいろんな環境で読むということが私にとっては大事なんです。家の中だと誰もいないので、自分が心地よい環境でしか口に出して読んでないわけじゃないですか。そうなると、周りに人が現れた瞬間に状況が変わっちゃうから、対応できなくなってしまうんです。だから楽屋で練習したり、移動中の車で試したりと、いろんなところでセリフを言うことで、どんな状況であっても言葉が出てくるように心がけています。現場で迷惑はかけられないので」
滑舌のいいハキハキとしたセリフ回しが悪目立ち…
「スタッフさん的には困ってしまったというお話ですよね(笑)。滑舌の良さを褒められたわけではなく、よすぎるからもうちょっと普通に話してほしいということで…。撮影中、結婚式についてお客様と打ち合わせを進めるというシーンがあったのですが、そもそも日常の中でも、会社の同僚と話している時とお客様と話している時って、話し方が全然違うじゃないですか。だからお客様が来たので、いつもよりちゃんと話さなきゃいけないと思ってハキハキと喋ったら、あまりにもハキハキしすぎて浮いてしまったっていう(苦笑)。ゆっくり話してほしいと言われたので、その通りにやってみたらハキハキさが若干薄まりました」
さらにもうひとつ、タレコミ…というか疑惑が。自身の誕生日だった9月28日に、サプライズでお祝いをしてもらったが、本当は事前に知っていたのでは、というもの。これに対しホランは、目を大きく見開きながら「いや本当に知らなかったんですよ! 急に始まったんです!」と、驚いた様子で語った。
「超サプライズでした。ドラマの現場って、動きや段取りを確認して、それが終わった後に一度、みんなそれぞれメイクを直したりマイクつけたりなどのチェックをするんですけど、私もその準備をしようと思って立ち上がろうとしたら、スタッフさんが『今日はホランさんの誕生日でーす!』って、急にみんなの前で言ってくださって。全然予期していなかったことと、それが朝7時くらいだったので、おかげさまで目がシャキッと覚めました。とてもありがたかったです。みなさんにお祝いしていただいてうれしかったですし、花束までいただいて本当に素敵な1日になりました」
『ライターズ!』(毎週日曜 深1:25)これまでのインタビュー【オリコン ライターズ】
(毎週水曜 後10:00)
小池栄子が民放GP帯(ゴールデン・プライム)初主演を務め、夫・息子・父のダメ男3人を養うことになったやり手ウエディングプランナー・深堀万里江(小池)の奮闘を描くネオ・ホームコメディー。日本テレビ系『俺の話は長い』(2019)のスタッフチームが再タッグを組み、向田邦子賞を受賞した金子茂樹氏が脚本を担当する。
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