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木村昴、「今カメラで撮られまくっている」妄想でナレーションをトレーニング【オリコン ライターズ】
出会い頭、ライターの扮装を見るにつけ「ライターさんですよね!?」と訝しがりつつも「“ライダー”さんじゃなくて…(笑)?」としっかりと裏テーマまで看破する木村昴。声優やタレント、ナレーター、俳優などマルチに活躍中で、さすが子役から芸能界で活躍しているだけあり、業界の事情を熟知している様子。また怪しい外見をあえて気遣っていじるところからも、テレビ的な優しさが感じられる。木村は6日放送の『スポーツ中継70年 歴史を変えた瞬間TOP100』(日本テレビ系、後9:00〜)のナレーションを担当しつつ、5日から始まる『日テレ系カラダWEEK 2023』のサポーターも務めている。
優れたナレーション能力は「僕の才能(笑)」
「NGは全くないので、何でも訊いてください」と、のっけからノーガードな木村。まずは『スポーツ中継70年 歴史を変えた瞬間TOP100』について訊いた。
「そこまで違いはないです。ただスポーツが行われている現場には、必ず実況の方がいるじゃないですか。実況って、その場で繰り広げられる競技の動向や観客が熱狂するさまなどをリアルに伝えていくことが大事になってくるので、今回は実況でなくナレーターという立場ですが、雰囲気だけでも意識しようと思っています。シーンによってテンションを変えることで、見ている人の気持ちを引き付けることができる気がするんです」
ナレーションと声優の仕事の違いについては「それはもちろん、大きな違いがあります」と説明した。
「アニメのアフレコや洋画の吹き替えなどの場で使う思考回路は、やはりお芝居がメインなんです。だから感情的に話すということを意識しているのですが、一方でナレーションの場合、感情的になってしまうとナレーター自身が主役になってしまい、視聴者からすると放送内容が全然入ってこなくなってしまいます。ナレーターはあくまで縁の下の力持ちと言いますか。ナレーターという仕事は、お届けしたい情報をよりわかりやすくお伝えするという役割を担っていると思うので、見ている人がなるべく聞き取りやすいよう無機質に話すことを心がけています」
感情を込める声優と無機質を意識するナレーター。相反する2つの技術を使い分けるのは難しそうだが「それは才能だと思いますね、僕の(笑)」と、木村は冗句まじりに胸を張る。特にナレーターとしての資質は日常生活の中で、実に意外な方法で養われていた。
「お芝居をやるようになってから、本番直前のむちゃくちゃ緊張している時に、今自分に番組の密着取材がついていてカメラで撮られまくっているっていう想像というか妄想を膨らませると、ちゃんとしなきゃって気合いが入るんです。そういう時に頭の中で「木村昴は今緊張のピークを迎えている」みたいナレーションを入れたりしています」
”喉のことは考えない”大事なのはストレスフリーな生活
腸活以外にもこだわりの健康生活が垣間見えた。
「食生活では、なるべく糖分を摂りすぎないように気をつけています、あと普段はカラダを動かす時間があまりないので、移動をする際は意識して歩いたり、場合によっては自転車に乗ったりするようにして、運動をするように心がけています」
声優は喉が命。毎日繊細なケアをしているのかと思いきや「特に意識していません」ときっぱり。長年声優という仕事をしてきて、最近感じていることがあるという。「これはあくまで僕の個人的な意見ですが」と前置きをしつつ、
「喉の調子って、気の持ちようなのかなって。僕がたどり着いた一つの答えとしては”喉のことは考えない”ということ。これまでは神経質に向き合ってきたんです。例えば油分をとってしまう効果があるからウーロン茶はなるべく飲まないとか、喉に刺激を与える辛いものは食べないとか。でもそうやって神経質になればなるほど、細かな不調がすごく不安になるんです。そうすると逆に無茶な声の出し方をしちゃうんです。だから考えすぎず、好きな時に好きなものを食べる。喉も声を出しすぎた翌日は、なるべく喋らないようにするとか、その程度です。喉もメンタルが重要なのだと思います」
ここで試しに、「木村昴 動体視力チェック!」を実施。フリップに書かれた大小さまざまな1〜30までの数字を、いかに早く順番に答えられるかというもの。
「スタジオで僕が座っていて、10台ぐらいのカメラが僕のことを抜いているとするじゃないですか。その時にどのカメラがいま僕のことを撮っているかが一発でわかりますから。全部のカメラと目を合わせられると思うので、このチェックもいけると思います」と自信満々。
そしていざチャレンジしてみると、タイムは1分10秒。この結果に「もっと早くいけると思ったのに!」と、タイムに納得がいかない様子。「また次回、リベンジさせてください!」と悔しさをにじませていた。
「健康について考えることって楽しいと思うんです。どうすれば自分自身がより健康になれるかということに意識を向けると、カラダが自然と調子が良くなって、それを実感することがすごく楽しくなる。それを最近とても感じるんです。日々楽しくなることは心も豊かになっていく証拠でもあるので、健康になることはまさに一石二鳥。”ケンコーは楽しい!“ということを今回の『日テレ系カラダWEEK 2023』を通して知ってもらえたら嬉しいです。
※取材の模様は、5日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 毎週日曜深1:25)でもご覧いただけます。
『ライターズ!』(毎週日曜 深1:25)これまでのインタビュー【オリコン ライターズ】
日本テレビに眠る70年分のスポーツの秘蔵映像が一挙に公開。同局にだけの驚きのスクープ映像と、とっておきの裏話が披露される。
■『日テレ系カラダWEEK 2023』(日本テレビ系 5日〜12日)
https://www.ntv.co.jp/karada_week/
今年で9年目を迎える日本テレビ系キャンペーン『カラダWEEK』が11月5日から11月12日の8日間にわたって放送される。キャプテンは、おなじみのくりぃむしちゅー・上田晋也。サポーターは福原遥、木村昴、やす子。日テレ系のさまざまな番組で「さぁ!ケンコーをはじめよう!〜カラダにいいこと、お気軽に〜」をテーマに、健康に関する企画を放送する。重点テーマである運動、即時、睡眠、美容など、カラダに良い情報を伝え、あらゆる切り口で発信する。テーマには、長きにわたるコロナ禍からアクティブに健康を始める、かけ声てきな意味合いが込められている。テレビの前で気軽に挑戦できる「ケンコー」に関する企画で、カラダをいたわるきっかけになることを目指す。