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ガンプラをあえて破壊する美学 まるでCG加工されたかのような“爆発の瞬間”

ガンプラをあえて破壊する美学 まるでCG加工されたかのような“爆発の瞬間”

 水没ジオラマ作家として有名なMASAKIさん。実は、水没ジオラマ以外にもたくさんのジオラマ作品を発表している。中でも、ガンプラを使ったジオラマ作品は、日本最大級のガンプラコンテストの1つである「全日本オラザク選手権」でのサンダーボルト部門で金賞を受賞している。今回は、ビームで破壊されるジムを主役にした作品『命の炎 ―彼方からの一撃―』をご紹介。まるでCG加工されたかのような“爆発の瞬間”の制作方法や、本作へのこだわり、苦労した点を聞いた。

溶けたシールドやちぎれ飛ぶ手足の断面への表現にこだわり

――ジオラマ制作を始めた理由は何ですか?
MASAKI元々、小学生の頃ガンプラと一緒に発泡スチロールを接着剤で溶かして岩を作ったりしていた経験もありました。子どもの頃は材料などにお金をかけられない事から、想像力で補わないといけない様な作品でしたので、大人になった今本格的にやってみようと思って始めたのがきっかけです。

――ジオラマ制作を始めて、最初に苦労した点を教えてください。
MASAKIジオラマの作り方自体全くわからない状態でしたので、情報を集めるのに苦労しました。最初のうちは鉄道模型ジオラマの作り方が書かれた本を買ってきて、真似してみるところから始めました。材料を売っている店もあまりなく、どこで買えるのかという情報も大事でした。

――ジオラマ制作で一番重要視しているところは何ですか?
MASAKI見た人に楽しんでもらえる事ですかね。折角の立体物なので、どこから見ても楽しめるものにするという事と、隠れキャラ的なものを潜ませておいて見つけた時にニヤッとしてもらえる様な工夫をする事です。

――ジオラマ制作に関して、他のモデラーから影響を受けましたか?
MASAKIプロモデラーとして有名な情景師アラーキーさんには多大な影響を受けています。ジオラマを始めた頃に、作り方のアドバイスや材料の情報など色々教えてもらった事が大きいですね。またWild River荒川直人さんもアラーキーさんとは違った作風で、様々な影響を受けています。

――これまでのジオラマ制作で、自身が成長出来たようなターニングポイントはありますか?
MASAKIターニングポイントとなったのはガンダムとシャア専用ザクのジオラマ『空爆の後に ―追う者と追われる者―』を制作した際ですね。初めて廃墟のジオラマを制作して面白さに取り憑かれました。

――ブログにて、詳細な制作手順が制作途中写真とともに掲載されておりますが、自身の技を真似される、盗まれるような心配はありませんか?
MASAKI別に真似されたり盗まれたりしても構いません。その手法によって、もっと面白い表現や素晴らしい作品が見れるなら私も嬉しいです。自分の作り方も、先人の知恵をお借りしてその知恵を組み合わせているものが大半ですので。

――モデラー集団RRMの展示会にて3位入賞を果たした作品『命の炎 ―彼方からの一撃―』でこだわった点を教えてください。
MASAKI写真で撮影した際の火球の雰囲気と、ビームの直撃で溶けたシールドやちぎれ飛ぶ手足の断面の感じをいかに表現するかにはこだわりました。シールドや手足は、手前に配置したガスタンクとビルの残骸からブラックライトを照射して発光感を出しています。

LEDにブラックライト、見事なまでに再現された“爆発の瞬間”

――『命の炎 ―彼方からの一撃―』で苦労した部分はどこですか?
MASAKI爆発の炎(火球)の色合いです。普通に塗装して裏から光らせても、なかなか思った様な迫力が出なくて試行錯誤しました。

――『命の炎 ―彼方からの一撃―』はガンプラを破壊しているところに、その美学を感じました。
MASAKIきっちり制作したものを破壊するのは勇気がいるのですが、破壊されたイメージから入ったので壊すことに躊躇はありませんでした。普通は壊れるモビルスーツを主役にはしないと思いますが、この作品は「全日本オラザク選手権」で金賞を頂いた『Nest of Vipers』の対となる作品として考えたため、ヤラレ役のジムを主役にしました。

――『命の炎 ―彼方からの一撃―』では爆発の瞬間をジオラマとして表現するというところに凄みを感じました。爆発の表現でこだわった点、苦労した点をお聞かせください。
MASAKI爆発の瞬間のジオラマは紙粘土で作った火球を蛍光塗料で塗装したものが多かったので、実際の爆発の光がモビルスーツなどに当たったリアルさや臨場感を出そうと思いました。火球を透明な樹脂で制作し、裏側からLEDで照らし、表面は蛍光塗料とクリア塗料を混ぜたもので塗装して表からはブラックライトを当てる事で表現しました。

――ガンプラを使った作品も多いと思いますが、ガンダムへの特別な想いはありますか?
MASAKIガンダムへの想いは、やはり小学生の頃のガンプラブームからですね。「一年戦争」あたりが一番好きなので、どうしてもその辺りに偏りがちです。

――浜松ジオラマファクトリーの企画展「MASAKIジオラマ10年の軌跡展」のお客様かの反応を教えてください。
MASAKIかなり遠方から見に来て頂いた方も多かったようです。感想を書いて頂ける様にノートを設置して頂いていたのですが、様々な年代の方から感想を頂いてこれは宝物になりました。特に小学生のお子さんからの感想は嬉しいですね。またどこかで開催できるといいなと思ってます。

◆MASAKIさんTwitter @MasakiSe(外部サイト)

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