第15回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」発表! 作品賞『トクサツガガガ』ほか全7部門受賞者から喜びのコメント到着
脚本賞:武藤将吾
本作は、高校卒業まで残り10日となったある日、主人公の教師・柊一颯(菅田)が担当生徒29人を人質にとり、自殺したクラスメート・影山澪奈(上白石萌歌)の死の真相を明らかにするため「授業」を行っていく、謎と事件が絡み合うミステリー。
ドラマは全10話、10日間の出来事が1日ずつ描かれていき、話数を重ねるたびに柊の過去や生徒の素顔、影山の思いが明らかに。都度、状況が変化していくジェットコースターのような展開から、視聴率は中盤以降、右肩上がりで推移し、最終回では平均15.4%と同「日本テレビ系 22:30枠」最高の最終回視聴率を記録した。
影山の死の真相が「SNSによる暴力」という着地点については、賛否両論の意見が寄せられたが、そんな反響も含め、ドラマ界に一石を投じる熱量のある作品だったことが高く評価された。
審査会では、そのほか、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合)の福田靖氏、ドラマ24『フルーツ宅配便』(テレビ東京系)の根本ノンジ氏が最終選考に残った。
武藤将吾 受賞コメント
僕らが大事だと思っていることを、どうやって今の10代の子たちに伝えるかということで四苦八苦したドラマでしたが、結果的にこうした素晴らしい賞をいただくことができ、大変うれしく思うと同時に、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』は、キャスト、スタッフ全員で一丸となって作り上げたドラマなので、みんなでとった賞だと思っています。この受賞によって興味を持ってくれた10代の子たちが、またHuluやDVD、ブルーレイなどで観て、いろいろなことを考えてくれれば、作家冥利に尽きます。ドラマに携わった1人として励みになりました。ありがとうございました。
【ロングインタビュー】熱血教師ドラマ『3年A組』、10代にメッセージを届けるために辿り着いた答え