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ORICON NEWS
ミニ四駆コンデレ コンクールデレガンスで人気のマシン一挙公開
往年の名マシン『エンペラー』への異常な愛情 「当時、1ヵ月待ちで手に入れた思い出深いマシン」
試しに出品した『エンペラー』でコンデレ優秀賞を受賞 のめり込むきっかけに
Jin-Fuji小学校3年のときに友達のあいだで流行り始め、その頃にミニ四駆を買ってもらいました。近所の長い道路などで友達と走らせていました。小学校卒業で一旦ミニ四駆からは離れましたが、大人になり、会社内でまたミニ四駆のプチブームが起こり、復帰に至りました。
――コンデレ制作を始めたきっかけは何ですか?
Jin-Fuji公式大会に出場したときに初めてコンデレというのを知り、その後試しに出品してみた『ダッシュ1号エンペラー』が優秀賞を受賞してしまい、一気にのめり込んでしまいました。
――コンデレ制作を始めて、最初に苦労した点を教えてください。
Jin-Fuji苦労したのは塗装のスケジュールです。大会の本番に向けて、完成までのスケジュールを立てるのですが、塗装する色数や、天候によって塗装にかかる日数も変わります。そのため、ある程度余裕を持って塗装の日数を逆算し、大会までに間に合わせる事が一番苦労しました。
――コンデレ制作に関して、影響を受けた方はいますか?
Jin-Fuji自分がコンデレを始めるときに、すでに常連になっていた方々には少なからず影響は受けました。また、子どもの頃『月刊コロコロコミック』(小学館)などで憧れの的だった、“タミヤの前ちゃん”には影響されっぱなしです(笑)。前ちゃんとはたまに飲み会をしています(笑)。
――これまでのコンデレ制作で、自身が成長出来たようなターニングポイントとなった出来事はありますか?
Jin-Fuji2017年の「ジャパンカップ静岡大会」に出品した作品を制作したときです。初めてゼロからデザインし、プラ版などでフルスクラッチしました。その作品は大会で最優秀賞を受賞しました。明らかにターニングポイントです。
――コンデレ制作者として心がけていることは何でしょうか?
Jin-Fujiまず始めに、コンセプトと完成のデザインをある程度決めてから制作を開始するのですが、完成までのあいだ、一貫してコンセプトやイメージを崩さずに作業するようにしています。途中で進路変更をすると、コンセプトがブレてしまうので。ただ、完成に向けてのアプローチはガンガン変えて行きます。
エンペラーにこだわる理由は「子どもの頃からのロマン・憧れ」
Jin-Fuji憧れです。これ以外にはありません。子どもの頃に読んでハマッた『ダッシュ!四駆郎』、その主人公の愛車のエンペラー。ずっと子どもの頃からのロマン・憧れを追いかけて今に至っているだけです(笑)。
――となると、一番好きな「ミニ四駆」はエンペラーですか?
Jin-Fujiもちろん『ダッシュ1号エンペラー』です。『ダッシュ!四駆郎』の主人公マシンであり、初期の発売当時、模型屋で予約に1ヵ月待ちでようやく手に入れた思い出深いマシン。自分の親でさえ、ミニ四駆といえばエンペラーと記憶に残るほど使い倒したマシンです。
――『ダッシュ1号 エンペラーRG』が、「エンペラー」改造マシンの中で一番のお気に入りとのことですが、制作で苦労した部分は具体的にどこですか?
Jin-Fujiすべての形状に“クセ”を付け、サス(サスペンション)のギミックも本物の実車に寄せて製作した点です。
――『ダッシュ1号 エンペラーRG』でこだわった点を具体的に教えてください。
Jin-Fujiサスのギミックを作る際「実際に走行できる事」「タイプ1シャーシのような片軸シャーシであること」という条件を自分で設定していて、その条件を満たしつつしっかりサスが機能させるように作ることにこだわりました。
――自身のコンデレ作品で他の人には負けないという“強み”は何でしょうか。
Jin-Fuji作風・テイストの振り幅はわりとあると思っています。かっこいい系、かわいい系、オシャレ系など、コンセプトに合わせてテイストを180度変えられると思っています。
――ご自身にとって「ミニ四駆」とは何ですか?
Jin-Fuji立派なモータースポーツであり、デザインなど自分の得意分野も生かせられるエンターテインメントであり、多くの仲間と繋がれるコミュニティでもあります。
◆Jin-FujiさんTwitter @jinfujixx11