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ORICON NEWS
ミニ四駆コンデレ コンクールデレガンスで人気のマシン一挙公開
サビや汚れを再現した“ウェザリング”技法「無骨で男臭いところが魅力」
本物の車だったら、どこが錆びるかを研究してリアルに再現
子どもの頃、漫画『ダッシュ!四駆郎』が流行っていて、友達と一緒に外を走らせまわっていました。大人になってからは、自分の子どもが突然ミニ四駆を欲しがって、何となく一緒に買ったところ、私の方がハマってしまいました。
――コンデレ制作を始めたきっかけは何ですか?
初めて行ったミニ四駆ショップのオーナーさんに、マシンを褒めてもらい、そこでコンデレというものを知って、コンデレマシンの制作を始めました。
――コンデレ制作を始めて、最初に苦労した点を教えてください。
ミニ四駆を始めるまで、ホビー自体にあまり触れたことがなかったので、塗装が一番難しかったです。今も失敗しまくりです…。
――コンデレ制作に関して、影響を受けた方はいますか?
コンデレアプリというもので、作品を載せているダイチさんのマシンを見て、自分もこんなに格好良いマシンが作りたいと思いました。同じくコンデレマシンを載せているヒロッシーさんの、“錆びマシン”の影響を受けてウェザリングにもハマりました。
――コンデレ作品1台の制作にかかる時間はどれくらいでしょうか?
短いと1週間ぐらいで、長いと3〜4週間ぐらいです。
――コンデレ制作者として心がけていることは何でしょうか?
実際の車だと、ここは不自然だよな〜ってところを、できだるだけ無くしたいと心掛けてます。
――コンデレマシンは全部で何台ありますか?その中でも一番のお気に入りを教えて下さい。
25台くらいです。一番のお気に入りは「(有)JJレッカー」ですかね。初めて公式に出した1台なのと、積載してる車が初めて作ったコンデレマシンだからです。
――ウェザリングにハマっているとのことですが、「(有)JJレッカー」を作る際に難しかったことはなんですか?
実際の車が錆びるであろう箇所を研究して、リアルに再現したところです。また、車が乗っている荷台部分は稼働するのですが、精度が悪くてちゃんと昇降してくれません(笑)。
あくまで素材は「ミニ四駆」 高すぎる荷台の側面を下げ視覚的に調整
ミニ四駆の上に荷台を載せるので、どうしても位置が高くなってしまうのですが、側面だけを下げて視覚的に荷台が低く見えるように工夫しました。
――「(有)JJレッカー」のこだわりを教えて下さい。
実際に使われていそうな、くたびれたトラックをイメージして制作しました。
――ミニ四駆へのウェザリングの魅力は何ですか?
確かに、綺麗なスポーツカーなどはスマートでカッコいいですが、ウェザリングを施した錆びた車は、無骨で男臭いところに魅力を感じます。
――他の人には負けないという“強み”は何でしょうか。
リアルな汚さですかね(笑)?
――今後、何のマシンを、どういったコンセプトで作品にしたいですか?
アメ車やホットロッド、経年劣化を表現したラットロッドが好きなので、面白おかしく作って行きたいです。
――ご自身にとって「ミニ四駆」とは何ですか?
まだ、ミニ四駆を再開して1年足らずですが、“ライフワーク”でしょうか。