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乳酸菌100億個が1粒に、ヨーグルト味のチロルチョコの再現性が高すぎる!
チロルチョコといえば『きなこもち』や『桔梗信玄餅』といった人気の商品から、『カレーパン』『醤油ソフトクリーム』といった変わりダネ商品まで多様なラインアップが揃うことで話題になっているが、その作り方にはどのようなこだわりがあるのか。チロルチョコ株式会社 開発部の松嶋祐介さんに話を聞いた。
忙しい朝、気軽にヨーグルトを食べたい
味の再現性にこだわって開発したため、「ヨーグルトを食べているみたい」というコメントを見た時はうれしかったです。“乳酸菌が100億個入っている”ということに関しても驚きのコメントがあり、チロルチョコらしさを出せたかなと思っています。
――『チロルチョコ<朝ヨーグルト>』をなぜ開発しようと思ったのですか?
「新生活が始まる朝に、忙しくても手軽に乳酸菌の入ったヨーグルトを食べたい」と思ったのがきっかけです。
――商品名の由来は?
ヨーグルトを朝食に食べる人が多いのではと思い、ネーミングが浸透しやすくなるよう「朝」をキーワードとして商品名にしました。
「乳酸菌100億個が1粒に入ってたらおもしろいよね」という会話から始まった
市販のヨーグルト1個に乳酸菌が100億含まれているという中で、「チロルチョコ1粒にヨーグルトと同じ量の乳酸菌が入っていたらおもしろいよね」と話し合い、実際に入れてみました。バーコードがあるので普段はチョコの前側面に文字を入れることはあまりしないのですが、商品の魅力として打ち出したい部分だったので「乳酸菌100億個入り」という文言を考えに考え抜いて入れ込みました。
――食感や味でこだわったポイントは?
まずヨーグルトを食べているようなくちどけにするため、植物油脂を入れて滑らかなやわらかさを再現しました。そしてチョコの中に入れているドライリンゴのシャキシャキ食感にもこだわりました。完全なフリーズドライだとただのパウダーになってしまうので、チョコに悪影響をもたらさない程度に水分を入れ、セミドライにするため水分の加減を調整しました。
最後はなんといってもアロエグミの弾力の再現です。ぷるっとした食感にするにはどうすればよいか、ゲル化剤・砂糖・水あめといったグミ成分と水分の配合を少しずつ変えて組み合わせ、ちょうどよい配合になるまで試行錯誤しました。
――どのようなときに食べてほしいですか?
朝の通勤通学の合間や休憩中、おやつタイムなど、食べていただけるタイミングでいつでも。暖かくなってきましたが、さっぱりさわやかなチョコなので、何個でも食べていただきやすいかと思います。
本物もビックリするような再現度を目指す
『桔梗信玄餅』は弊社のロングセラー商品『きなこもち』をより魅力的なものにするためにどうすればよいか考える中で実現しました。餅の弾力をグミで再現するのはもちろん、黒蜜やきなこの風味をチョコレートで感じさせるために、実際に本家の桔梗屋さんで使っているきなこや黒蜜を使用して完成させました。
――チロルチョコの商品化で今後トライしてみたいものは?
本物のスイーツや果物、惣菜を食べているかのように思えるビックリするようなチロルチョコづくりにトライし続けたいです。
銘菓とのコラボだけではなく、「これがチョコに?」と驚きを隠せないめずらしい味をもチョコレートで再現してしまうチロルチョコ。まずは気軽に買ってみて、その味を試してみるのも一興かもしれません。