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IKKOものまねで需要拡大のチョコプラ 想定のブレイクを歩めない歯がゆさも?

  • IKKOものまねでブレイク中のチョコレートプラネット(左から)和泉元彌のマネをする長田庄平とIKKOのマネをする松尾駿(C)ORICON NewS inc.

    IKKOものまねでブレイク中のチョコレートプラネット(左から)和泉元彌のマネをする長田庄平とIKKOのマネをする松尾駿(C)ORICON NewS inc.

 最近、よくテレビで目にする「コンビ芸人のものまね」。その両巨頭とも言えるのが、ドラゴンボールの孫悟空などの声優・野沢雅子氏のものまねでブレイクしたアイデンティティと、IKKO(と氷室京介)のものまねでブレイクしたチョコレートプラネット(以降、チョコプラ)。しかし、ものまねを取り入れて漫才を作り、ブレイクしたアイデンティティに対し、チョコプラはバラエティ番組への出場をきっかけに、突然“ものまねのみで突き抜けて”しまった。コント師としての実力もかねてより評価が高かった彼らのブレイクからは、狙いどおりにはブレイクできない芸人の“難しさ”すら垣間見える。

コント師としての実力は折り紙付き! 萩本欽一や爆笑問題、おぎやはぎらも絶賛

 氷室京介のマネをする長田庄平と、IKKOのマネをする松尾駿のふたりで結成されたチョコプラ。なかなか芽が出なかったこのコンビが突然“開花”したのは、2016年12月に放送された『ものまねグランプリ ザ・トーナメント』(日本テレビ系)に敗者復活戦で出場したことがきっかけ。和泉元彌とその母のものまねでのし上り、一回戦で氷室京介とIKKOのものまねを披露。そのクオリティに会場はざわめいた。決勝では和泉元彌とIKKOの組み合わせで挑み、まさかの3位に輝いたのだ。それまでコントでは全面的に出さなかった“ものまね”という得意技をきっかけに、ふたりの知名度はグングン上昇していったのである。

 今でこそIKKO(と氷室京介他)として数多くの番組に出演するふたりだが、『キングオブコント』(TBS系)で決勝進出、2014年には準優勝している実力派ながら、なかなかブレイクしなかった苦労コンビなのである。そもそもはコントの上手いコンビとして、お笑いファンや先輩芸人たちからも評価が高く、2014年の『キングオブコント』準優勝のときも、爆笑問題の太田光やおぎやはぎがラジオで絶賛。さらに、大御所中の大御所・萩本欽一に至っては、後のインタビューで「決勝はネタが悪くて負けちゃったけど。動きはピカイチだった。ネタをやったあとの手さばき、足さばきができるんだよ二人は」とまで言わしめる実力を持っているのだ。

 また、『有吉の壁』(日本テレビ系)や『にちようチャップリン』(テレビ東京系)に出演した際、モノマネで爆笑をとるふたりの姿を見て、これまた大御所の内村光良と有吉弘行は、「どうして売れないんだろう?」と残念がる姿さえ見られた。

漫才やコントのグランプリだけでは開花できない 実力派芸人の実情

 現在、漫才やコントのグランプリ番組は増加傾向にあり、笑いの実力を正当に評価される機会も増えている。しかし、たとえ『M‐1』などで優勝しても、年間で人気を継続できる芸人はそうそう多くはない。チョコプラにしても、コントの実力もあればものまねも達者、さらにはピン(長田)で『R-1グランプリ』決勝進出が決定しているなど長所だらけのコンビではあるが、逆に言えば“器用貧乏”の状態が長く続いてきたとも言えるのだ。

 そうした中、本人たちが必ずしも意図したところではない“ものまね”がきっかけであるにせよ、ここにきて彼らがブレイクしつつあるということは、実力があっても埋没してしまう芸人が多い中、幸運だったとも言えるだろう。一方、ひとつの芸を突き詰めていった結果、やっと芽が出たアキラ100%のような芸人もいる。いわば器用貧乏の真逆とも言えるが、やはりいつどこでブレイクするのかわからないという芸人の“難しさ”が付きまとうようだ。

IKKOに感謝の念のチョコプラ 今後の課題は“コント師としてのステップアップ”

 現在はIKKOに対し「もう『師匠』と呼んでいます。もし、僕がやりすぎてIKKOさんからNGきたら、もう終わりだと思っています」(松尾)、「IKKOさんがライフラインみたいな状況ですから」(長田)と感謝の念を語っているチョコプラ。しかし一方で、コント師としてのチョコプラを知っている視聴者からすれば、“コント師としてのブレイク”というさらなるステップアップを期待してしまうところ。松尾自身も「コントでいったら僕ら負ける気はしないので、やっぱそこは全然抜けて面白いし、(『有吉の壁』(日本テレビ系)番組内で有吉から)毎回マルをもらってるんで他には負けていないっていう自信があります」と自身の実力を自負しているようだ。

 今後、ものまねのイメージからコントへとどうつなげていくのだろうか。IKKOや氷室の呪縛に囚われてしまうのか、あくまでもコント師としての更なるブレイクへの起爆剤とするのか、チョコプラが今まで持て余していた“器用さ”を今後どのように発揮していくかが、次のステップアップにつながっていくはずだ。

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