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“三角”がなぜ“四角”に? 日本独自の進化を遂げたクレープの謎…「ファミマ・ザ」シリーズ初のスイーツも“四角”の理由とは

 クレープはフランス発祥ながら、日本で大きく独自進化したスイーツ。ワゴン型店舗で普及し、今ではコンビニスイーツとしても人気だ。クレープといえばクルクルと巻いた三角形が定番だったが、いつしかコンビニのクレープは四角く折り畳まれた形が主流に。トッピングが隠れるため、カフェや屋台のクレープと比べてどこか地味な印象もある。"映え要素"で勝負できないコンビニのクレープは何にこだわり人気を確立してきたのか。『ファミマ・ザ』シリーズ初のスイーツとして新作クレープを発表したファミリーマートの担当者に話を聞いた。

コンビニでは“四角い”クレープが定番 日本独自で進化したクレープ文化

  • 『ファミマ・ザ・クレープ 生チョコ』

    『ファミマ・ザ・クレープ 生チョコ』

 フランス発祥のクレープが日本に上陸したのは1977年。原宿・竹下通りにオープンした「カフェ・クレープ」が、日本のクレープの歴史の始まりとされている。

 本場のクレープはお皿に平たく乗せられ、ナイフとフォークで食べるものだが、それに対して原宿発祥のクレープは食べ歩きしやすいように円錐形に巻いた形に工夫された。この発明が大ブームとなり、たちまち全国へ普及。日本でクレープといえばこのスタイルが一般的となり、今では韓国や台湾などでも日本式のクレープショップが数多く見られる。

 一方、スイーツに力を入れるコンビニチェーンでもクレープは人気商品で、シーズンごとにさまざまなフレーバーが各チェーンで展開される。しかし、昨今その“形”に着目してみると、ワゴン型店舗やカフェで提供される円錐形の三角ではなく、四角く折り畳まれたクレープが主流だ。日本発祥のコンビニとして昨年40周年を迎えたファミリーマートで、初めてオリジナルのクレープを発売したのは約20年前のこと。

「当時はファミリーマートでも三角タイプのクレープが主流で、四角や長細いクレープが不定期に少しだけ店頭に並んでいる状態でした。やがて時代とともに利便性や携帯性が望まれる風潮のなかで、2017年より食べやすく、お持ち帰りしやすい“正方形”のクレープを年間通して販売するようになりました」(ファミリーマート担当者)

原宿スイーツ衰退、コロナ禍を経てクレープは「食べ歩き」から「おうちスイーツ」に?

  • 『ファミマ・ザ・クレープ 生チョコ』

    『ファミマ・ザ・クレープ 生チョコ』

  • 『ファミマ・ザ・クレープ ティラミス』

    『ファミマ・ザ・クレープ ティラミス』

 トッピングのバリエーション豊富な可愛らしい見た目も“原宿女子”の心をつかんだ要素の1つで、近年はさまざまな“映えクレープ”がSNSに投稿されている。一方、コンビニのクレープは四角く折り畳まれてトッピングが隠れているため、比較的地味な印象だが、いつ頃から“四角いクレープ”が主流となっていったのだろうか。

「約20年前より不定期に発売し、2017年に本格的に四角いクレープを通年で販売。一部、トッピングに付加価値のある三角タイプのクレープ(イチゴや芋など)は、現在も継続して販売しております。ただ、たしかに四角いクレープは、見た目が茶色系と地味に映るかもしれません。そこで2020年には『デザートモンスター』と銘打ってポップなパッケージで展開。若いお客さまにも手に取っていただく機会が増え、四角いクレープの認知度も向上しました。またクレープについては見た目でも美味しさをお伝えするため、生地は“キリン柄”の焼き色にこだわっています」(ファミリーマート担当者)

 本場のクレープはトッピングに派手さはなく、あくまで生地が主役のデザートだ。一方、ファミリーマートでは昨今、『生チョコのもちもちクレープ』が大ヒット。商品名に“もちもち”と生地の食感を謳っているように、「クレープの真髄は生地にあり」という本場に近いこだわりが伺えるが、そこにはコンビニという業態も関係していた。

「その場で焼いた商品をすぐに食べる専門店のクレープに対して、工場出荷から店頭に並ぶまでタイムラグのあるコンビニのクレープは生地の品質や食感に課題の多い商品でした。そうしたなか、2010年頃よりパンやパスタなどで“もちもち”という食感が人気になりました。このトレンドは、いまなお継続しています。生地のもちもち感をクレープにおいて追求した頃から、コンビニのクレープは本場とも日本独自のクレープとも全く違うスイーツとして進化したと考えています」(ファミリーマート担当者)

『ファミマ・ザ』シリーズからクレープが新発売 生チョコやティラミスのフレーバーを展開

  • 『ファミマ・ザ・クレープ ティラミス』

    『ファミマ・ザ・クレープ ティラミス』

 同社は本日21日、『ファミマ・ザ・クレープ』を新発売した。『ファミマ・ザ』シリーズといえば、3日で100万個売れた『ファミマ・ザ・メロンパン』や『ファミマ・ザ・カレーパン』、『ファミマ・ザ・クリームパン 』など、「定番商品だからこそ長く愛されるものを」というコンセプトのもとで開発された自信作につけられた冠で、スイーツとしてはクレープが初の『ファミマ・ザ』商品となる。

 通常のフード開発の倍以上をかけてこだわったのはもちもち食感。クレープ粉に水を抱き込みやすい小麦粉を使用し、もち大麦粉やタピオカでんぷんも配合することで、従来の大ヒット商品『生チョコのもちもちクレープ』をさらに進化させた心地よい弾力感を実現した。

「一概に“もちもち”といっても、クレープにおいてどの程度のもちもち感が美味しいと感じられるかについては幾度も試作・改良、モニタリングを重ねました。また、硬さ・しなやかさの計測も行い、絶妙なもちもち感にたどり着きました」(ファミリーマート担当者)

 形状は、従来の正方形からスティック状に。容器は折れ曲がる仕様を採用し、ワンハンドでもストレスなく食べられる工夫がなされている。第1弾として登場するのは『ファミマ・ザ・クレープ 生チョコ』と『ファミマ・ザ・クレープ ティラミス』の2種類。今後もさまざまなフレーバーが展開される予定だ。

 日本独自に華やかに進化したクレープは外国人観光客にも逆輸入的な好評を博しているが、スイーツにこだわったコンビニのクレープも負けてはいない。そろそろインバウンドも戻ってくる頃。独自の進化を遂げた日本のコンビニのクレープを、世界の人々にも味わってほしいところだ。

(文/児玉澄子)
【商品名】ファミマ・ザ・クレープ 生チョコ
【価格】198円(税込:213円)
【発売日】6月21日

【商品名】ファミマ・ザ・クレープ ティラミス
【価格】198円(税込:213円)
【発売日】6月21日

◆ファミリーマートオフィシャルサイト商品情報はこちら(外部サイト)
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