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25万いいね!の「人肉小銭入れ」モデルは自分の歯型、“グロ注意小物”を作る理由

 「人肉小銭入れ作りました」とのコメントともにアップされた1分弱の動画。まず、ひげをたくわえた男性の口が現れ、その口を開くと白い歯がキラリ…。恐ろしいほどのリアルさだが、実はこれ、人の口を模して作られた小銭入れなのだ。この動画はTwitterで話題になり、「リアルすぎwwww」「怖いけど、キライじゃない!!」「ちょっと気持ち“悪イイ”ですねー」「夢に出てきそう…歯がリアルすぎる」など、多くの反響を呼んだ。制作したのは、クリエイター集団CreativeDrugStoreに所属するDJのdooooさん。この人肉小銭入れをはじめとする一連の“人肉作品”の制作理由を聞いてみた。

「人肉小銭入れ作りました」投稿が25万いいねで10万RT 海外からの反響にも驚き

――dooooさんは普段どういった活動をされていますか?
dooooさん普段はDJ、音楽制作、その活動に関するアイテムの制作を行っています。音楽のジャンルはHIP HOPを始めクラブミュージック全般です。DJの時はSOULやJAZZなど心地よい音楽もかけています。その他、僕が所属しているグループのCreativeDrugStoreでライブも行っています。

――CreativeDrugStoreとはどんな集団ですか?
dooooさんラッパーがいたり、服を作る人がいたり、映像を作る人がいたり、メンバーがとにかく作りたいものを作ってます。PopUpShopを行ったりライブをしたり、みんなで遊んでる様子を撮ったり、いろいろ楽しいです。

――音楽やアパレルなど多方面に活動されていますが、主軸はありますか?
dooooさん主軸とは違うかもしれませんが、みんな共通して音楽が好きですね。得意なことや入れ込むモノはメンバーそれぞれ違いますが、音楽はみんな大好きです。

――今回人肉グッズがSNSでバズっていることに関して、dooooさんご自身やメンバーの皆さんの反応は?
dooooさん僕はすごくうれしいですね。自分が好きなものをいろいろな方に伝えられたのと、見た皆さんが喜んでくださったので。メンバーは大体僕の人肉アイテムを見て引くんですが、今回の人肉小銭入れは「気持ち悪いけど可愛い」って言ってくれてます。ちなみに人肉小銭入れを発表した日にメンバーのBIM、VaVa、in-dと友達と飲んでいたのですが、みんな一緒に喜んでくれました。

――海外からも反響があったようですが、特に印象的だった事柄は?
dooooさんアメリカのテレビ番組が取り上げてくれたのですが、実際に僕の作品を見た人の反応をそのとき初めて見られたので楽しかったです。最初にメールでインタビューに答えて、その内容を元に僕の紹介映像を作ってもらって、4人のパーソナリティーがその映像を見て話す、という感じでした。悲鳴が上がったり、目がまん丸になってたり、めちゃくちゃテンションを上げながら喜んでくれていたので、良かったです。あとは昔からDJでかけているような海外のアーティストから、「オレにも口の小銭入れ使わせてくれ」って連絡が来ました。とにかく皆さんに喜んでいただけてうれしいです。

「実は人肉小銭入れは使い勝手が悪いです」自分の歯型をもとにした故の苦労も

 dooooさんが人肉グッズを作り始めたのは、1枚目のアルバム『PANIC』の制作がきっかけだった。曲の制作が中盤にさしかかった頃、「どうせなら音楽以外でも自分のことを形にしたい」と思い、もともと好きだったホラーやSFの要素を取り入れたアイテムを制作したという。

――最初に作った人肉グッズは何でしたか?
dooooさん音楽制作に使用するサンプラーAKAI MPC2000XLを元に「人肉MPC」というアイテムを作りました。ハエと人間が合体する映画『ザ・フライ』からヒントを得ています。この人肉MPCをアルバムのアートワークに使用したのですが、手に取った人が何となくでも「こういうの、好きな人なのかな?」と思ってくれたら良いなと思って作りましたね。ちなみに、この人肉MPCは僕のミュージックビデオにも登場しています。

――人肉グッズは現在まで何個作りましたか?
dooooさん人肉MPC、人肉iPhone、人肉iPhone充電器、人肉印鑑、人肉小銭入れの5個作りました。ちなみに人肉MPCはジャケに使用した撮影用、実際に使用できるライブ用の2つがありますので、それも含めたら6個です。2つの人肉MPCは色や質感が若干異なります。
――ひとつの作品作りにかかる時間は?
dooooさんだいたい1〜2か月くらいですかね。作品作りの工程は、まずアイデアやデザインを考えて、その内容を自由廊さんという特殊造形の会社に依頼して形にしてもらいます。毎日「どんなモノを作ろうかな?」と考えていますが、アイデアが浮かんでからデザインを決めるまでは1〜2週間くらいです。それを依頼して形にする時間が1ヶ月くらいなので、大体そのくらいの期間で完成です。

――小銭入れは誰の顔をモデルにしていますか? 印鑑もモデルはいるのでしょうか?
dooooさん顔のモデルは特にいないのですが、”ザ・口”というか、「特に特徴がなく、いかにも口ですという顔にしてほしい」とお願いしました。歯型は僕のものです。まだできていないのですが、ちょっとやりたいことがあって自分の歯型にしました。印鑑もモデルは特にいなくて、こちらも「いかにも指といった感じにしてほしい」とお願いしました。

――印鑑、小銭入れ、iPhoneケース、iPhoneケーブルを作った理由は?
dooooさん日常的に使うものを人肉にしたいと思ったからです。毎日持ち歩いたり使ったりするモノが人肉だったら面白いかなと。 人肉小銭入れについては、ラップするキャラクター(モンスター)がいたら楽しいなと思って作りました。人肉小銭入れはMINY MOE(マイニィ・モー)というMCネームのラッパーとして、ミュージックビデオにも登場させてみたので、もし宜しければご覧下さい。

音楽とグッズを組み合わせて発信する理由「僕の好きなモノを伝えたい」

――ご自身のお気に入りの人肉作品を教えてください。その使い心地はどうですか?
dooooさん全部気に入ってますし、使い心地(触り心地)も良いですね。みんな好きなので、どれかは選べないです。ごめんなさい。

 ただし人肉小銭入れは使い勝手が悪いです。コンビニでお茶を買おうとして人肉小銭入れから160円を出そうとしたのですが、中身を全部出さないと意図した小銭を取り出せないことに気づきました。今は500円玉専用の小銭入れになってます。

――人肉グッズ制作を依頼する際に、気にかけているポイントは?
dooooさんとにかく本物に見えるようにと依頼しています。細かく「この部分はこういう質感で」とか「体のこの部分みたいな感じで」とか。たとえば「人肉MPCの角はヒジの部分のイメージで」「人肉iPhoneの充電器はアキレス腱で」というようにお願いしました。今までの作品は全部自由廊さんにお願いしています。めちゃくちゃ高いクオリティーなので、形にしたいものがありましたら、皆さんも依頼してみてください。

――音楽とグッズを組み合わせて発信する理由は?
dooooさん「僕はこういう人間なんです」と伝えられるからです。音楽も映像も人肉アイテムも、僕の好きなモノしか入れてないです。見たり聴いたりしてくださる皆さんも、その方が楽しいのかなって思っています。
――PVからビートまで世界観が凝っていて、こだわりを持って制作されている様子が伝わってきます。デヴィッド・クローネンバーグ(『ザ・フライ』の監督)のようなホラー感を目指しているのですか?
dooooさんありがとうございます。(クローネンバーグは)好きですが、特に目指してないです。ホラーだけでなく、好きなモノや楽しいモノは全般好きなので。ディズニーランドにはよく行きます。

――音楽制作と作品制作に関してのポリシーを教えてください。
dooooさん自分の好き勝手にやっても、キャッチーにもの作りすることを心がけています。

――音楽や人肉グッズ制作において、今後挑戦してみたいことはありますか?
dooooさん内緒です。楽しみにしていてください。

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