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美魔女ぶりで話題「奇跡の69歳」が語る、“加齢、整形、グレイヘア”問題
リフトアップの注射は高額だけど、自分で顔を動かすのならタダ
上野潤子 もともとエステサロンにも通ってはいたのですが、いつしか「エステは他力本願であって、人の力で上げてもらっているんだ」と思い始めたんです。それなら、エステでのマッサージの仕方を思い出せば、自分でもできるんじゃないか? そう思ったのがきっかけです。そこで、まず最初に出会ったのが、耳つぼのリフトアップだったのですが、それも言ってしまえば他力本願。もっと自分でできることはないかと思い、“顔ヨガ”のレッスンに通い始めたんです。そこで、顔の表情筋を動かすことがいかに重要かということを学びました。
――自力で顔の筋肉を養うためのトレーニングに辿り着いた。
上野潤子 そうですね。眼球を動かすとか、頭皮からマッサージすることもそう。私たちの身体は皮一枚ですべてつながっていますから、年齢とともにどんどん垂れてしまうんです。自然と上がることはまずないので、現状を維持していくのもとても難しい。でも、自分でできることで、なんとか維持することはできないか? そのために『アップップメソッド』を作りました。エステなどで行うリフトアップの注射は高額ですし、一定期間で何度も打たないと、効果も落ちてきてしまう。けれど、毎朝毎晩、自分で顔を動かすのならタダですし、努力を習慣にできる人なら、若返っていくように感じられると思います。
「69歳でこの若さはおかしい」と、整形疑惑も
上野潤子 実は私にも、「69歳でこの若さはおかしい」と、整形疑惑があります(笑)。でも実際に整形はしていないし、髪の毛の量や質も、頭皮のマッサージのおかげでキープできている。大事なのは、とにかく習慣にすること。表情筋を鍛えるため、変顔になって家族に笑われるかもしれませんが、美しくなるためにはぜひやっていただきたいです。
――近頃では整形をする人や、整形したことを公表する有名人も増えています。上野さんの言う“自力”とはかけ離れていますが、それについてはどう思われますか?
上野潤子 整形も、ひとつの手段だとは思いますね。人によっては、ほうれい線が深く入りやすい顔立ちの方や、どんなに表情筋を鍛えてもうまくいかない方もいると思います。ただ、やはり顔がキレイになると、姿勢も良くなるし、選ぶ服も変わってくる。何かしらの方法でキレイになっていくのなら、整形でも詐欺メイクでも、何でも取り入れていいと思いますし、否定する気持ちはまったくありません。私自身、70歳をすぎて何をしても垂れてきてしまったら、金の糸でも入れなきゃいけないかなぁと思うこともあります (笑)。
――一方、年齢に抗わない生き方として、白髪を染めない“グレイヘア”という選択も話題になっています。
上野潤子 髪は見た目の年齢が一番出るところなので、私は染めたほうがいいと考えています。白くてパサパサした髪質だと、グレイヘアをキレイに見せることは難しい。それに大半の方は、染めることだけでなく、メイクも諦めてしまう場合が多いと思うんですね。
――なるほど。
上野潤子 グレイヘアを上手にできる方は、顔もシワが少なくてキレイ。髪もそうですが、年を重ねたら、引き算メイクをしていけばいいと思うんです。厚塗りするとメイクがシワに入り込んでしまうけど、薄付きで艶のあるメイクなら、歳相応の自然な美しさは出せるはずなんですよね。
メソッドと“笑顔”はセット、鼻から下のシワで老けた印象に
上野潤子 私は、メソッドと“笑顔”はセットだと考えています。表情筋を鍛えると、おでこのシワが少なくなっていく。すると、いつも笑っていられるから、自然と口角が上がっていきます。そうしていくうちに自分の顔も好きになって、運気そのものが上がっていくんです。
まずは、とにかく笑う。中途半端な笑顔じゃなくて、上の歯を全部見せるくらいの笑顔で。老けた印象というのは鼻から下のシワが大きく影響するので、口を動かして、舌をしっかり動かすことが大事なんです。そして、やるときはお腹に力を入れることも重要。それによって姿勢も、便通も良くなります。すべては笑顔から繋がっていくということを、実感してほしいですね。