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阿部寛、「いらっしゃーい」の“トラウマ”克服 桂文枝「お上手」

 俳優の阿部寛が29日、大阪松竹座で開催された主演映画『のみとり侍』(5月18日公開)の完成披露舞台あいさつに出席。役衣装で登場し、ちょんまげ姿を披露した。

映画『のみとり侍』の完成披露舞台あいさつに出席した(左から)鶴橋康夫監督、豊川悦司、阿部寛、桂文枝

映画『のみとり侍』の完成披露舞台あいさつに出席した(左から)鶴橋康夫監督、豊川悦司、阿部寛、桂文枝

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 同作は、小松重男氏の小説を、『後妻業の女』などの鶴橋康夫監督が映画化した時代劇。女性に愛をご奉仕する添寝業「のみとり」を命じられた武士が、人々に助けられながら奮闘するさまを描く。

 舞台あいさつが行われたのは、1923年の開館以来、約100年にわたり長年歌舞伎や音楽劇、映画を上演しており、“大阪の文化の殿堂”と言われる松竹座。東宝配給の同作は、全編を京都撮影所(東映)で撮影したため、今回のイベントをもって邦画3社の垣根を越えたコラボが実現。煌(きら)びやかなムービングライトの中、阿部をはじめ共演の豊川悦司桂文枝が登場すると、大きな歓声を浴びた。

 一昨日から大阪入りしていた阿部は「取材をさせていただいたなかでも2日間、美味しい食事をいただきまして…ですが本日ここにいる皆さまの包み込むような笑顔に一番“大阪”を感じています」と会場を沸かせると、豊川は「僕は大阪出身なので凱旋となりましたが、ここにいる皆さま全員親戚のようです! 実家に帰ってきた気分です!」と負けじとアピールして笑いを誘った。

 撮影時の思い出を語るなかで、阿部は文枝のクランクアップ時に、鶴橋監督から「阿部も何か言え」と言われ、文枝に向かって「いらっしゃーい」と言ってしまったことを悔やんでいることを告白。「役者人生で一番静寂を感じました」と後悔したが、文枝は「いやいや、高く包み込むような素晴らしい『いらっしゃーい』でしたよ。阿部さんは本当に何をやってもお上手なんですから」とフォロー。この機会に改めて文枝が本家本元として「映画『のみとり侍』をご覧にいらっしゃーい!」と披露をすると、文枝は阿部・豊川・鶴橋監督にまで披露を促し、3人のハモリのある「いらっしゃーい」が響いた。

 大阪らしい陽気な笑いに包まれた舞台あいさつ後、阿部は「個人的にずっとトラウマだった『いらっしゃーい』。それがおかげさまで今日晴れました、ありがとうございました(笑)」と満足げで、豊川も「大阪で、このような素晴らしい舞台をそろえていただいて、監督、阿部さん、そして何より文枝師匠の生トークを傍で聞くことができて、光栄です。本当に良い思い出になりました」と楽しんだ様子。文枝は「阿部さんの『いらっしゃーい』は面白いし、素晴らしかったですね。(阿部の)包み込むような、高いところの『いらっしゃーい』、お上手でした。さすがでした。きっと練習してくださったんでしょうね(笑)」と話していた。

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  • 映画『のみとり侍』の完成披露舞台あいさつに出席した(左から)鶴橋康夫監督、豊川悦司、阿部寛、桂文枝
  • 「いらっしゃーい」を披露
  • “大阪の文化の殿堂”と言われる松竹座で開催された
  • 映画『のみとり侍』完成披露舞台あいさつの模様
  • 阿部寛=映画『のみとり侍』完成披露舞台あいさつの模様
  • 阿部寛=映画『のみとり侍』完成披露舞台あいさつの模様
  • 桂文枝=映画『のみとり侍』完成披露舞台あいさつの模様
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