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ジャンポケ斉藤慎二を構成する2つの要素とは?コント王者・サルゴリラへの本音も明かす【オリコン ライターズ】

 顔出しNGの敏腕ライターたちが覆面姿で登場し、ゲストの素顔や番組の見どころを紹介する番組『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:25)。第17回(4日深夜)は、“超ハードコア”教養バラエティー『カズレーザーと学ぶ。』(毎週火曜 後10:00)にレギュラー出演しているジャングルポケット・斉藤慎二が登場する。毎回さまざまなテーマを学びまくる斉藤が、この番組の魅力を学ばせてくれた。

『カズレーザーと学ぶ。』で新規ファン層を開拓 ベテラン芸人にその座を狙われる…?

 2022年10月にスタートした『カズレーザーと学ぶ。』は、最先端医療、AIの進化、遺伝子研究、サイバー犯罪などなど、ちょっと難しいけど知っておけばタメになる情報を、新時代の頭脳派アイコン・カズレーザーと一緒に各界の最先端の研究者から学んでいく。

『カズレーザーと学ぶ。』人生変わる“新知識”紹介


 レギュラー聴講生として出演している斉藤は「いろんな知識を学べるのが一番の魅力ではありますが、けっこう年配の方々が見てくださっていて、街で『この前の不老不死の回を見たよ』とか『投資の回は面白かったね』って声をかけていただくこともあります。僕が出ている『有吉の壁』や『THE突破ファイル』はお子さんが見ていたり、朝の『ZIP!』の視聴者は主婦の方が多いのですが、『カズレーザーと学ぶ。』を見てくださる方は年齢層が高いですね」と番組について説明する。さらに、「あとは南原(清隆)さんも毎回ご覧になっているみたいで、ゲストで出られた時にスゴい張り切ってボケるので、『レギュラーを狙ってるのかな。ちょっと勘弁してください…』って思っちゃいました(笑)」と、ベテラン芸人からの人気ぶりと少しの危機感を明かした。
 番組のテーマに合わせて、斉藤はこれまで何度も体を調べるロケに参加し「血液検査は10回以上もやっていますね」と振り返る。昨年7月には、睡眠時の無呼吸症状が「超重症」であり、このまま治療せずに放置すると死の危険性もあると専門家から通告された。「無呼吸の時間が55秒くらい続いて、CPAP(シーパップ)をつけないとダメって言われてしまって。自分はけっこう睡眠を大事にしていたんですけど、いろいろ改めて考えて取り組んでみて、2回目の検査では少し改善されました。ほかにもいろんな検査をしてみて、今の自分の状況を専門家の方々が説明してくださって、いろんなことを発見できています。なかなか病院に検査に行くのって大変ですけど、番組の企画としてやらせていただくのはありがたいですね。毎回毎回とても説得力のある話を聞かせてもらっていますが、どんどん重なっていくのでたまに頭がパンク状態になっています(笑)」。

ちょっと難しそうなテーマでも「学ぶことの楽しさを見つけることもできる」

 番組タイトルに“学ぶ”とあることから、見たことがないと「頭を使う難しい番組なのかな」「勉強は苦手だな…」と身構えてしまう人もいるのではないか。斉藤に聞いてみると「確かに、テーマが3つくらい並んでいるのを見た瞬間に『ちょっと難しそうだな、理解できるかな』って思ってしまうし、専門家の方とカズレーザーのやり取りについていくのが大変だなって時もあるんですけど」と前置きした上で、この番組の学びやすさを教えてくれた。

 「レギュラー聴講生として出させてもらっている僕はもちろん、ゲストのゆうちゃみとかが理解できないと『分からないんです』って言えるし、そこで僕らにも分かるように専門家の方が説明してくださいます。視聴者の方も最初は『どういうことなんだろう?』って難しくて頭に入ってこないこともあるかもしれませんが、丁寧な説明の時間があるし分かりやすいVTRも多いので、難しい問題も少しずつ緩和されて伝わりやすくなっていくんです。番組で取り上げるのが興味のある身近なテーマばかりで、ちょっと難しくても『理解したい』って気持ちにさせるのも、この番組の魅力なんだと思いますね」
 番組でこれまで「スマホ」「カレー」「睡眠」など身近なものから、「花粉」「細菌・カビ」「がん治療の最前線」など健康に関するもの、さらに「犯罪集団の新手口」や「新時代の金銭感覚」など知っておきたい情報まで、さまざまなテーマを取り上げてきた。勉強と捉えると身構えてしまうが、多くの人が興味を持ちやすいテーマ選びもこの番組の特長であり、斉藤も「年をとると学ぶことに対する貪欲さが薄れていくけど、この番組を見ると『もっと知っていきたいな』っていう向上心みたいな、学ぶことの楽しさを見つけることもできると思います。勉強だからって硬い感じではなく、フラットに見ていただきたいですね」と呼びかけた。

 そんな『カズレーザーと学ぶ。』の次回のテーマは「疲れない身体を手に入れる」。昨年の調査では、疲労を感じている人は8割を超え、『一億総疲労社会』と呼ばれる現代の日本において、最新研究で判明した疲れない身体を手に入れる方法を学んでいく。「常に疲れていて、なぜ疲れが重なっていくのか疑問に感じていた」という斉藤は、専門家の講義を聞くだけでなく、疲れを取るツボのメカニズムを理解するために鍼治療ロケを体験。「たくさんの量の針を刺すわけじゃないのですが、実際に疲れが取れたと感じられましたので、ロケの後にプライベートでも鍼治療に行きました」と効果を実感した。

 番組ではそのほかにも「体が硬い人は●●●も硬い!?」「慢性疲労は脳の炎症!?」などの切り口で、疲れない身体を手に入れる方法を分かりやすく紹介していく。

芸人としての道を示してくれた競馬への思い サルゴリラの優勝は「純粋に100%うれしかった」

 ここで話題を変えて、斉藤慎二をさらに深く読み解くために、自身を語る上で欠かせない2つの要素を「シンジーの方程式」として紹介してもらった。本人が導き出したのは「競馬+芸人=斉藤慎二」という方程式、その答えを自らが解説した。

 「元々すごく動物が好きで、千葉県出身で船橋競馬場と中山競馬場が近かったので、小さい頃から親父に連れて行ってもらってから、馬の魅力にどっぷりハマってしまいました。トリオ名のジャングルポケットも競走馬の名前だし、相方のおたけも以前はキングカメハメハっていうコンビで、これも競走馬の名前なんです。太田(博久)も競馬が好きだし、ジャングルポケットっていうトリオ名だから競馬番組のMCに起用していただき、もう10年以上も経ちます。だから、僕個人のYouTubeではジャングルポケットへの恩返しじゃないですけど、ジャングルポケットの子供の馬主になって『オマタセシマシタ』って名前を付けて、その活動を紹介しています。今は地方競馬で何勝もしてくれて、たくさんの方に応援していただいて、本当に競馬という存在は僕の中ですごく大きいんです。そして僕は人を笑わせる芸人という仕事ですから。たまに『有吉の壁』とかでバツをもらったりして、芸人じゃなくて“ただの競馬好き”になっちゃう瞬間もあるんですけど(笑)、この2つの要素は自分からは切り離せないですね」

 そんな芸人の斉藤に聞いてみたかったのが、若手時代に『トリオさん』という番組で切磋琢磨し、昨年10月の『キングオブコント』で最年長チャンピオンに輝いたコンビ・サルゴリラについて。仲間としての喜びはもちろんだが、同じコント師として先に王者になったことに対してジェラシーも感じたのだろうか。そう尋ねると斉藤は「純粋に100%うれしかったです」と即答した。「僕は同期の渡辺直美が世界で活躍してることに対して、うれしいけど少しの嫉妬や悔しさを感じていたんです。でもサルゴリラさんは先輩ですけどずっとライバルであり仲間であったので、決勝であんなスゴいネタを披露して大爆笑を取って優勝した姿を見た時は、素直に感動して心の底から喜びました。太田も泣いて喜んでいて、それを誰かが動画に撮ってSNSでアップされてましたけど、僕は恥ずかしくてそんなことはできないですよ(笑)」。そんな仲間の優勝に刺激を受けて、「実は10数年ぶりに『R-1グランプリ』の予選を受けているんですよ。準々決勝まで進んでいるので、ぜひ決勝まで行きたいですね」と芸人としてさらに進化を見せようとしている。

 最後に、話を『カズレーザーと学ぶ。』に戻して、この番組の見どころをフリップに書いてもらった。斉藤が書いた言葉は「丸裸」。その意味は「この番組は出演者のことを本当にいろいろ調べてくださって、ランキングを作ったりロケに行ったりして、人間として“丸肌”にされるんです。自分の知識では知らないこともカメラの前でさらけ出していくし、この番組を通じて全国の皆さんに自分の丸裸を知っていただくことで、親近感を持っていただけることもあると思いますので、一見難しそうなテーマであっても、ぜひ一緒に丸肌な気持ちになって見ていただけるとうれしいと思います!」と笑顔で語ってくれた。
(取材・文/ストームイガラシ)

※取材の模様は、17日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 毎週日曜深1:25)でもご覧いただけます。

『カズレーザーと学ぶ。』(外部サイト)
毎週火曜 後10:00〜
https://www.ntv.co.jp/kazu/(外部サイト)

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