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“100歳超え”2人の老女の抱擁に反響、「介護のネガティブなイメージを変えたい」施設が紡いだ盟友の邂逅
老いたら終わりではなく、積み上げてきたものを無駄にしない「SDGsを『人』でやる」
「くろまめさんは毎日、賑やかです。さらにこれから、うちに通って下さっているお年寄りが活躍できるピザ屋さんをやる予定ですし、介護技術の研修所なども作りたいと思っています。介護施設を『人が集まるところ』にして、街づくりにも貢献していきたいですね」
この「人が集まるところ」というのがポイントになる。お年寄りがいる場所は、介護施設にしろ田舎の限界集落にしろ、どうしても「人が集まる」魅力的な場所とは言えないだろう。だからこそ、それを変えていきたい。
「うちの例で言えば、お年寄りがいるから、そこに若者が集まることになります。悪い言い方をすれば、お年寄りを『利用』している。でも、それで若者もお年寄りも、どちらも充実した人生になるのなら、それは正しいことなのではないでしょうか。老いたから終わり…ではなく、せっかく積み上げてきたものを無駄にしない。失ったものに注目するのではなく、積み上げてこられたスキルを存分に発揮してもらう、これがSDGsを『人』でやるということだと思っています」
たしかに、Instagramの写真や動画には、生き生きした笑顔のお年寄りと、孫のように楽しそうな職員の姿が収められている。今回の『ご近所の二人』の写真が撮れたのも、そのような下地があってのことだろう。避けては通れない老い、高齢化社会。簡単なことではないかもしれないが、同施設のような取り組みが広がれば、利用する人も、働く人も、もっと充実した人生が送れるかもしれない。そんな小さな希望の光を見たようだった。
■Instagram 稲葉耕太(くろまめさん社長)(外部サイト)
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