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ORICON NEWS
ミニ四駆コンデレ コンクールデレガンスで人気のマシン一挙公開
アジフライ・信玄餅・ビール…、食欲そそる「ミニ四駆」がSNSで話題
こだわった改造箇所は、マシン本体ではなく“添え物のレモン”
kaz-shaka小学生のころ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』で流行ったミニ四駆を、2009年辺りからイジり始めたので、今年で復帰10年になります。
――「ミニ四駆」を始めた“きっかけ”を教えてください。
kaz-shaka復帰当時の同僚と、昔ミニ四駆流行ったよなぁという話からコースのある店舗の存在を知り、ちょっと行ってみるかと軽いノリで始めたのがきっかけです。
――「コンデレ作品」制作を始めたきっかけは何ですか?
kaz-shaka公式レースに出てみたいという動機で会場に出向いたとき、見た目を競う部門もあることを知り、こちらの方が自分に合っていると思って始めました。
――アジフライをモチーフに制作した『ハイ・フライ・スパイダー アジヨンクver.』のコンセプトをお教え下さい。
kaz-shakaハイボールとアジフライのコンビは最高だということをみんなに伝えたくて作りました。多分。
――『ハイ・フライ・スパイダー アジヨンクver.』を作ろうと思ったきっかけは?
kaz-shakaフルカウルマシンの中でも「ビークスパイダー」がお気に入りでボディを眺めながら、何かとコラボ出来ないかなぁと悩んでいた時、ハイボールのCMでアジフライが出てきたんです。「(ボディを見ながら)お前ソックリじゃん!」となりまして(笑)。
――『ハイ・フライ・スパイダー アジヨンクver.』を制作するうえで、こだわった改造箇所を教えてください。
kaz-shakaマシン本体じゃなくて恐縮なんですが、添え物のレモンです。白ホイールに黄タイヤだけだと、どーも物足りない…。雑貨屋や100円ショップをうろついて偶然出会った蓄光スライムが色味も質感も果肉にぴったりで、作品の主役ではないんですが、おかげで全体のクオリティがグッと上がったと思っています。
――『ハイ・フライ・スパイダー アジヨンクver.』制作で苦労した点を教えて下さい。
kaz-shakaアジフライの衣です。最初はパインチップやおがくずで表現しようとやってみたんですがイメージ通りの質感にならず、最後には模型に使ってバチ当たんないかなぁと思いつつもドライパン粉を使いました。おかげでイメージ通りに仕上がりました(笑)。
――桔梗信玄餅をモチーフにした『信玄餅ヨンク』を作ろうと思ったきっかけは何でしょうか?
kaz-shaka好物の桔梗屋さんの信玄餅を食べてまして、「黒みつの容器…これひょっとして『シャドウシャーク』のキャノピーにぴったりハマるんじゃね?」という、結構しょうもない発想から出来たマシンです。
――『信玄餅ヨンク』を制作するうえで、こだわった改造箇所を教えてください。
kaz-shaka改造箇所というか、他社ブランドとのコラボ感と商品パッケージをそのままマシンにしてしまった、おバカ感の2つが同居しているところですかね。
――『信玄餅ヨンク』制作で苦労した点を教えて下さい。
kaz-shaka閃いたのが大会前日だったことです。その時はレースのみの予定だったので、真夜中に完成したのをよく覚えています(笑)。
技術的には未熟だが、飛び道具的なアイデアが強み
kaz-shaka「日本の夏、ミニ四駆の夏」です。基本的にミニ四駆のパーツでどれだけコンセプトを実現出来るかを信条としているので、蚊遣り器のボディにブレーキスポンジ製の蚊取り線香等々、上手く表現に繋げられましたし、そこに異素材を潜り込ませる楽しみも覚えることが出来た作品です。
――作品のコンセプトはどのように決めておりますか?
kaz-shaka基本はマシンの名前や形状、題材にしたいモチーフ、どちらかから発想を飛ばします。美術展や映像作品に触れたり100円ショップやガチャポン売場をうろついたりして、アイデアが降ってくるのを待ちます。
――コンデレ制作者として、いちばん重要な技術は何だと思いますか?
kaz-shaka技術的な努力は大事だし、他人からのアドバイスも沢山聞くべきだと思います。ただし、きちんと自分だけのこだわりを持つこと、荒削りでもそういう熱のこもった作品は自然と周囲に伝わりますから。
――自身のコンデレ作品で他の人には負けないという“強み”は何でしょうか。
kaz-shaka多分飛び道具的なアイデアだけです(笑)。粗削りだし技術的にもまだまだ拙いですし。ただ、そのアイデアを形にしたいという情熱をマシンに注ぎ込むことが出来ればカッコよくてレーシーなマシンにも負けないと思っています。
――今後はどんな作品に挑戦したいですか?
kaz-shakaカッコイイ実車系やレーシーなマシンが本流とするなら自分は傍流。傍流を極めていきたいです。
――ご自身にとって「ミニ四駆」とは何ですか?
kaz-shaka多くのレーサーと繋がれること以上に、自身の内面と向き合う趣味と捉えています。ふっと創作イメージが湧く、それをがむしゃらに形にし吐き出す。創作欲の発露を受け止めてくれる場所、それが私にとってのミニ四駆です。