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浮世絵で”47都道府県あるある”がSNSで人気、「北斎を模写して練習しました」

 「『さいたま』ってなんでひらがなにしたの? と聞かれても…」「駅名に浦和が多すぎる」など、出身者の心をくすぐる独特の“あるあるネタ”と “浮世絵風”イラストがSNSで話題のイラストレーター・山田全自動さん。インスタグラムでは30万人を超えるフォロワーを持ち、先日発売の著書『またもや山田全自動でござる』(ぴあ)では、各地域の出身者からあるあるネタを集めて完成した“47都道府県あるある”を収録。山田さんのSNSにはそれぞれの地方出身者から共感の声が寄せられている。思わずクスっと笑えるようなネタやイラストはどのように生まれるのか。数あるテイストのなかでも “浮世絵風”イラストを描くまでになった理由やバズるネタの秘訣を本人に聞いてみた。

個性的な絵柄を模索し、“浮世絵”へ

―― “あるあるネタ”が各所で話題になっていますが、SNSのフォロワーさんからはどのような反響がありましたか?
山田全自動読まれた方から今回本に掲載した「都道府県あるある」に関して「わかる!」「あるある!」というコメントがたくさん来ています。

――ウェブ関係のお仕事をされているようですが、なぜイラストを描き始めたのですか?
山田全自動ウェブの仕事では、イラストを描いてほしいという要望が多くて。それに応えられるようにと、イラストの練習として最初は活動をスタートさせました。ウェブに関連した活動と考えていましたが、今では自分の思惑とは全然違う方向に来てしまいましたね(笑)

――絵のテイストを浮世絵にしたのはどのような理由ですか?
山田全自動誰が描いても同じようなイラストでは、依頼がもらえないような気がしたんです。とにかく個性的な絵柄を模索していました。その中で、なんとなく浮世絵テイストで描いてみたら自分の中で非常にしっくりきて、周囲からの評判も良かったので浮世絵っぽいイラストで行こうと決めました。

――浮世絵はどのように学んでいったのですか?
山田全自動完全に我流です。葛飾北斎が作った絵手本集の『北斎漫画』を模写したりしながら練習しました。ただ、きちんと学んだわけではありませんので、あくまでも浮世絵「風」という感覚でやっています。

「『いばらぎ』じゃなくて『いばらき』」SNSコメント欄でネタ募集

――著書で描き下ろされている「47都道府県あるある」が話題ですね。描いていて、思わずクスっと笑ってしまったあるあるネタは?
山田全自動今回、都道府県あるあるはインスタグラムのコメント欄で募集しました。一番数が多かったネタが「『いばらぎ』じゃなくて『いばらき』」というものでした。投稿された茨城県ネタの8割ぐらいは「『いばらぎ』じゃなくて『いばらき』」で、あまりの数の多さに笑ってしまいました。

――47都道府県あるあるで、表現するのが大変だったあるあるネタは?
山田全自動方言は微妙なニュアンスやシチュエーションによって使い方が違ってくるので、どういう状況で使うのかというのを調べて慎重に描くようにしました。間違っているものがあるのではと今でも少し不安です(笑)。

――なぜ都道府県あるあるを取り上げようと思ったのですか?
山田全自動私のインスタグラムでは、コメント欄がとても盛り上がる傾向にあります。投稿したネタに対してツッコミを入れてくれたり、自分はこんな「あるある」がありますなど、1投稿に対して平均で100〜200件ほどのコメントが書かれるんです。私のアカウントはこのコメント欄も含めてひとつの世界感だと考えていますので、この雰囲気を書籍でも表現できないかと思い、誰もが一つは持っているであろう「都道府県あるある」を取り上げてみました。全然ネタが集まらない県があるのではと心配でしたが、約2500件の都道府県あるあるが投稿され、むしろ選定に頭を抱えるほどでした。

――発売後の反応はいかがですか?
山田全自動なぜかプレゼント用にと買って行かれる方も多かったです。まだ読まれていない方からは全作品描き下ろしという事なら読んでみようかなという声もいただいています。

「おもしろいと思うことはメモ」今後は海外需要も視野に

――あるあるネタはどのようにして思いつくのですか?
山田全自動まず文章を考えてから、イラストを描きます。ネタは自分の経験が6割、人から聞いた話が3割、思いつきが1割といった感じです。これはおもしろいなと思うことがあったらすぐにメモするようにしています。

――これからの目標は?
山田全自動海外の人も理解できるように、イラストのみであるあるを表現できないか模索しています。現在、フォロワーさんの1〜2%ほどが海外の方ですので、5%ぐらい海外の人から見てもらえるようになれるよう頑張りたいですね。

 世界も見据えた上で活躍の場を広げる、イラストレーター・山田全自動さん。今後もクスっと笑える“浮世絵風イラスト”に、多数の共感の声が集まりそうだ。

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