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東出昌大、不器用な男が葛藤を超えて…「男子一生の仕事」への変化とは!?

最近感じる「父になった」こと、「父親役もできるようになるのかな」

――今でも「男子一生の仕事」だと?
東出昌大 はい、思っちゃいます。この前も、『あなたのことはそれほど』の最終話の収録が終わって、大好きな金子文紀監督と食事をご一緒させていただいて。これを取材で話すのは、恥ずかしいんですけど(笑)…。

――ぜひ、伺いたいです!
東出昌大 金子監督はとても細かい演出をされる方で、大好きだし尊敬しています。その監督に「役者としての東出は、これからどうしたら良くなりますか?」と尋ねたら、「これまで考えてきているのだから、もうラクにやること」と言われて。以前の僕は、できもしないのに、「自分はそれなりだ」「もっとできるはずだ」と思っていたんです。それがいろいろな現場を経て、自分の小ささと先輩たちのすごさや大らかさ、そして監督たちの言うことの正しさを思い知らされて、自分が全然できていないことに気づいた。今は、少しラクになった気がします。

――現在29歳。キャリアをまい進しつつ、立場も変わったその先は?
東出昌大 大好きな織田信長を演じてみたいとか、そういう思いはあります。そして最近、ニュースなどを見ていて、ふいに「そうか、僕は父になったんだ」と思うことがあるんです。たとえば、子どもの死や虐待の話を聞いても、以前とはまったく受け止め方が違う。だから今後、父親役もできるようになるのかなとは思うんですよね。その一方で、『あなたのことはそれほど』の涼ちゃんのように、自分からかけ離れた意外なキャラクターを演じて、見てくださる方を驚かせたり、楽しませたりもしたい。今も全然余裕はないんですけど、なんとかがんばっていきたいと思います。
(写真:古謝知幸/PEACE MONKEY 文:金子裕子 ヘアメイク:HIROKI/W スタイリスト:檜垣健太郎/little friends)

映画『関ヶ原』

原作:司馬遼太郎「関ケ原」(新潮文庫刊)
監督・脚本:原田眞人
出演:岡田准一 有村架純 平岳大 東出昌大/役所広司
8月26日公開
【公式サイト】(外部サイト)
(C)2017「関ヶ原」製作委員会

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