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ドラマ『あなたのことはそれほど』波瑠が新たに魅せる“女の顔”に注目!
朝ドラ女優・波瑠、これまで見せてきた快活で中性的な顔
主人公・美都を演じる波瑠
波瑠の代表作といえば、なんといっても高視聴率を記録したNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』(2015年後期)だろう。その後も『世界一難しい恋』(2016年4月期 日本テレビ系)や『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(同年7月期 フジテレビ系)など、多くの作品に主演。日本を代表する若手女優の一人として活躍している。
これまでの彼女の役のイメージは、どこかマニッシュで快活なものが多い。『あさが来た』での苦難に負けない元気なお転婆娘・あさ役をはじめ、『世界一難しい恋』では大野智演じる社長に対しても自分の信念を曲げずに向き合う気の強いホテル社員を、『ON』では犯罪者の心理に強く魅せられる新人刑事役を熱演。どれも彼女の中性的な魅力が最大限に生かされ、ベタな恋愛シーンや心理的につらい場面でも、ある種の透明感を持って爽やかに観ることができた。
嫌われてもおかしくない女性像ながら、共感を呼ぶ演技力
(左から)有島役の鈴木伸之、波瑠、涼太役の東出昌大、有島麗華役の仲 里依紗
さらに、1話ラストでラブホテルに入ることを決意したとき、美都の大きく見開いた上目遣いは、思わずゾクリとするほどの女の強さと美しさが感じられた。SNS上でも「キレイ」「透明感がすごい」といった波瑠の美しさを評価する声が多く、二桁という一定の評価を得られたのは、ストーリーの面白さに加え、そんな彼女の演技力の賜物だといえる。
新境地に挑みながら、気負いを感じさせないフラットさ
2話以降は夫の嫉妬に加えて有島の妻も絡んでくる、本格的な泥沼四角関係に発展。美都自身もさらにズブズブと不倫にハマっていってしまうわけだが、そこでの波瑠がまたどんな“共感できる女の顔”を見せてくれるのか楽しみだ。