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イ・ジョンジェ インタビュー『活躍し続けるために必要なのは「努力、新鮮さ、そして根気」』
18キロ減量して臨んだ日本統治時代の日本スパイ役
葛藤はあった。祖国と民族を裏切るのは哲学に反する
「もちろん負担は大きかったです。祖国と民族を裏切るということは私自身の哲学にも反することだったので、役柄といえど葛藤はありました」
同作を信じて、身を挺して祖国を裏切る役に臨んだイ・ジョンジェの評判は、決してマイナスになることはなかった。一部ファンからはネガティブなリアクションもあったようだが、それも役柄をしっかりと演じ切れたからこそ。むしろ、センシティブな役柄に確固とした覚悟を持って真正面からぶつかったイ・ジョンジェの俳優としての評価は、それまで以上に高まっていることがうかがえる。一方、作品としても、記録的大ヒットという結果がついてきた。
「そうなるのではないかという思いは、少しはありました。すばらしいストーリーと優秀な監督やスタッフたち、そこにチョン・ジヒョンさん、ハ・ジョンウさんをはじめ、実績と実力のある役者たちが集まって、渾身の努力をして挑みました。その努力をしたぶん、必ず成功させたいと思っていましたし、みんな成功を祈っていました」
出演作選びは、演じる意味のあるキャラクターかどうか
また、多くの作品に出演してきたなかでは、俳優人生の転機になった作品もあることだろう。それには「映画『太陽はない』(1998年)です。その撮影現場で、キム・ソンス監督とチョン・ウソンさんがあそこまで情熱的でありながら楽しそうに取り組んでいる姿を見て、感じることが大いにありました」と明かしてくれた。撮影現場での居方、作品への向き合い方、それまでの俳優としての自身の姿を振り返るきっけかになっていたようだ。
愛嬌のある気さくな人柄も人気の理由のひとつだろう。最後に、俳優として第一線で活躍し続けるために必要なことを聞くと、「努力、新鮮さ、そして根気です」とさらりと力強く語った。
暗殺
監督・脚本:チェ・ドンフン
出演:チョン・ジヒョン イ・ジョンジェ ハ・ジョンウ オ・ダルス イ・ギョンヨン チョ・ジヌン チェ・ドクムン
7月16日(土)シネマート新宿ほか全国順次公開
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