今年99歳になった日本最高齢の映画監督、新藤兼人の“映画人生最後の作品”『一枚のハガキ』の公開に先立ち13日、東京・有楽町朝日ホールに天皇皇后両陛下を迎えて、プレミア試写会が開かれた。皇后陛下は新藤監督、主演の豊川悦司、大竹しのぶとあいさつを交わした後、映画は鑑賞されずお戻りになられたが、天皇陛下は試写会にもご臨席になり、1999年に日本映画名作鑑賞会でご覧になられた『裸の島』以来、約12年ぶりの新藤監督作品を楽しまれた。
上映終了後、新藤監督が「いかがでしたでしょうか」と尋ねると、陛下は「ラストシーンで助かりましたね。救いがあるのがいいですね」と感想を述べられたという。これに新藤監督はきっぱりと「新しい日本です」と答えていた。
新藤監督の言葉に大竹は涙し、「陛下に『ご苦労されましたか?』と聞かれ、『苦労したけれど報われました』とお答えしました。心から拍手を送って頂いて、本当に嬉しかったです」と話した。
陛下と並んで主演作品を鑑賞した豊川は、「隣でじーっと食い入るようにご覧になっているのが、とても印象的でした。最後に拍手をされているときもすごく満足されているような印象を受けました」とホッとした表情をみせていた。
同作は、太平洋戦争で生きて帰ることができた新藤監督自身の実体験を元に作られた。時は戦争末期。中年兵として召集された兵士100人のうち、94人が戦死し、6人が生きて帰ってきた。その生死を分けたのは、上官が彼らの任務先を決めるためにひいた“クジ”だった。クジ運だけで生き残った主人公の啓太(豊川)と、戦死した仲間の兵士の妻・友子(大竹)。戦争ですべてを失った二人が、一枚のハガキによって巡り合い、再生への道を歩み出す。戦争の愚かしさと不条理を、体験者ならではの目線で、時に激しく、時に笑い飛ばすように描いてみせた。
8月6日(土)より東京・テアトル新宿、広島・八丁座にて先行公開、8月13日(土)より全国で公開される。
◆映画ニュース 最新情報|インタビュー
上映終了後、新藤監督が「いかがでしたでしょうか」と尋ねると、陛下は「ラストシーンで助かりましたね。救いがあるのがいいですね」と感想を述べられたという。これに新藤監督はきっぱりと「新しい日本です」と答えていた。
陛下と並んで主演作品を鑑賞した豊川は、「隣でじーっと食い入るようにご覧になっているのが、とても印象的でした。最後に拍手をされているときもすごく満足されているような印象を受けました」とホッとした表情をみせていた。
同作は、太平洋戦争で生きて帰ることができた新藤監督自身の実体験を元に作られた。時は戦争末期。中年兵として召集された兵士100人のうち、94人が戦死し、6人が生きて帰ってきた。その生死を分けたのは、上官が彼らの任務先を決めるためにひいた“クジ”だった。クジ運だけで生き残った主人公の啓太(豊川)と、戦死した仲間の兵士の妻・友子(大竹)。戦争ですべてを失った二人が、一枚のハガキによって巡り合い、再生への道を歩み出す。戦争の愚かしさと不条理を、体験者ならではの目線で、時に激しく、時に笑い飛ばすように描いてみせた。
8月6日(土)より東京・テアトル新宿、広島・八丁座にて先行公開、8月13日(土)より全国で公開される。
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2011/07/13