俳優の三浦友和が「2022年 第96回キネマ旬報ベストテン」助演男優賞を受賞。東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで1日に開催された「同発表＆表彰式」に出席した。

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　三浦は、『ケイコ 目を澄ませて』では、生まれつき両耳が聞こえない、実在の元プロボクサーをモデルにした主人公を支えるボクシングジムの会長、『線は、僕を描く』では水墨画の巨匠、『グッバイ・クルエル・ワールド』では元議員秘書で金持ちたちの転落を企てる強盗団のボス、とさまざまな役柄で映画ファンを魅了した。

　三浦は「コロナ禍で撮影が延期されたり、上映が遅れたり、そういうことで昨年後半に3本（出演作品の公開が）かたまってしまい、合わせ技のような形でこういう賞をいただけたのかな、と。柔道部だったので納得いくところもあり、とてもうれしいです。これからも俳優として、賞をもらっても勘違いしないように、精進してまいりたい」と気を引き締めていた。

　「キネマ旬報ベストテン」は、日本で最も歴史ある（米国のアカデミー賞より1回多い）映画賞。コロナ禍で第94回・第95回と無観客・ライブ配信での開催が続いたが、3年ぶりに有観客での開催、ライブ配信も行われた。