エンタメシーンに見る“バブル”事象を探る リアル世代から若者に波及するか?
バブルを知らない10〜30代にアンケート調査――バブルに興味ある?
バブルへの関心を探るべく、その時代を経験していない10代〜30代までの男女1211人を対象にアンケート調査を実施。すると、全体で見ると約半分がバブルに関心を示す興味深い結果になった。
そのなかでも10代男性の7割がバブルに【興味がある】と回答。理由として「両親から懐かしい思い出話を聞いたので」(三重県)「授業で習って興味を持った」(京都府)。親世代がバブル期に青春を過ごし、バブルの恩恵を受けたことが影響しているようだ。20代、30代の男性は、ほど半々。【興味がない】とする人たちからは、「体験できるわけではないから」(群馬県)「バブル期が再び訪れるとは思えない」(大阪府)と現実的な目線で答える意見が多かった。
一方、女性は20代と30代は【興味がある】ほうが多く、10代は僅差ではあるが男性とは反対に【興味がない】が多数になった。「過去のことだから」(奈良県)「そのような時代がまた来るとも思えない」(京都府)と堅実派の意見が目立った。
また、バブル時代のどのようなことに興味があるかについては、【お金の使い方】【遊び方】とほとんどの人が回答した。その理由として「男女で食事に行っても割り勘にすることが多い」(10代女性/岐阜県)など当時のアッシー、メッシー君をうらやむ声や、「今は節約ばかりで好きなことをできない時代。お金を気にせず遊んでみたい」(30代男性/滋賀県)とバブル期の生活に憧れを抱く声が多かった。