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リバイバル続々、なぜエンタメ界に“バブル期”到来?
あれから25年、バブル期に対する“嫌悪感”もそろそろ薄らいできた?
また、テレビ番組や映画などでもバブル期に流行したノリ&ネタを打ち出しており、『ナイナイのお見合い大作戦!』(TBS系)などは、舞台こそ“嫁不足に悩む地方”だが、そのフォーマットはとんねるずの人気バラエティ『ねるとん紅鯨団』(1987〜1994年放送)を踏襲している。
「バブルがはじけて25年。当時、遊びまくっていた層も今や40代後半から50代。すっかり落ち着いていますし、素直に“懐かしいなあ〜”と振り返っている人が多いと思いますよ。実際、若者たちのテレビ離れで、今の日本でテレビを見る層は40代以上が多いですから、バブルネタは“アリ”なんです。また、バブル崩壊後の日本経済の落ち込み方が酷すぎたせいもあって、“バブル=悪”というイメージが結構長く続いていました。それが四半世紀も過ぎて、ようやくその風潮も和らいできて、バブルの“バカ騒ぎ”を振り返ったり懐かしがったりすることに、後ろめたさがなくなってきたんだと思います」(エンタメ誌編集者)
足踏み状態にある日本の現状…栄華極めた“あの時代”への羨望
もちろん、バブル期の女性メイクの象徴ともいえる太眉が復活するなど、想像もしていなかった御仁も多いだろう。しかし、“流行は20年周期で繰り返す”と言われるように、こうしたバブルブームも単によくあるリバイバルブームのひとつなのかもしれない。それでも、このエンタメ界における“バブルネタ”の広がりには、どことなくパっとしない足踏み状態にある日本の景気に活を入れ、もう一度「盛り上がっていこう!」という、意気込みや強い願いが込められているのかもしれない。