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開きかけの倉庫、電線、カーナビ…「あれなに?」期の5歳児に一眼レフを渡したら「無垢だ…」「世界がまだ未知にあふれている」
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「このマークなに?」5歳の息子が後部座席から撮影したカーナビの写真/田口ナツミ(@NatsuTagu)さん
「自分の撮る写真とは明らかに違う」 5歳の純粋無垢な「あれなに?」を保存
一眼レフで気になるものを撮影する5歳の息子さん/田口ナツミ(@NatsuTagu)さん
「育児中の方々からは、『子どもにはこんなふうに景色が見えているのか』と、新しい発見として受け取っていただけたのかなと思います。また子育て世代でなくても、すべての大人に子どもだった時代があるので、『自分も5歳の頃、こんなふうに世界を見ていたのかもしれない』と、懐かしく感じてくださる方も多かったのではないかと思いました」
「なんできつねいるの?」 ※「このときどう思ってた?」の質問に答えてもらったシリーズ/田口ナツミ(@NatsuTagu)さん
「2歳上の兄も一眼レフで写真を撮ることもあるので、子どもにカメラを渡すこと自体のハードルは、もともとあまり高くありませんでした。兄のときには、キッズカメラや使わなくなったスマホなど、いろいろ試したこともあります。ただ画質があまり良くなくて、印刷すると粗さが目立ちましたし、本人もあまり満足していないようでした。その経験があったので、5歳の次男にはすぐ一眼レフを渡しました」
――お子さんにはどのように伝え、一眼レフを渡したのでしょうか?
「『“あれなんだろう?”と思ったものがあったら、シャッターを押してごらん』と伝えました。私は運転中で前しか見られないので、『あとで一緒に写真を見ながら、何を撮ったのか教えてね』と話して渡しました」
「せんがあるの?」 ※「このときどう思ってた?」の質問に答えてもらったシリーズ/田口ナツミ(@NatsuTagu)さん
「最初に見たとき、倉庫のシャッターを撮った写真だったのですが、自分の撮る写真とは明らかに違うと感じました。
私自身、大学で写真史などを学んでいて、写真を見ることも好きなのですが、理屈を抜きにして、純粋に“いい写真だな”と思いました」
「記憶や感覚は、本人も親も、少しずつ忘れてしまうから」
「みどりのしましまなに?」 ※「このときどう思ってた?」の質問に答えてもらったシリーズ/田口ナツミ(@NatsuTagu)さん
「5歳の子どもが普段どんなものを見て、どんなことに惹かれているのかを知ることができたのが、いちばんよかったです。5歳の頃の記憶や感覚は、本人も親も少しずつ忘れてしまうものだと思うので、たまたまではありますが、その時期の視点を写真として残せたことは、とてもよかったと思っています」
「このながいせんなに」 ※「このときどう思ってた?」の質問に答えてもらったシリーズ/田口ナツミ(@NatsuTagu)さん
「毎回200枚くらい撮るので、まずはブレているものや重複しているものなどを除いて、40枚前後まで絞ります。その中から、子どもと一緒に『これはなんで撮ったの?』『このとき何を思ったの?』と話しながら見返しています。その後、お気に入りの写真を8枚くらい選んで、そこに添える言葉を本人と一緒に決めています。まだ小さいので、本人が『こう書きたい』と言った文字のお手本を用意することもあります」
「ままいる!」 ※「このときどう思ってた?」の質問に答えてもらったシリーズ/田口ナツミ(@NatsuTagu)さん
「子どもたちが『やってみたい』と思ったことを、これからもできるだけ手伝ってあげたいです。
そして、いつか本人たちが本当にやりたいことを見つけたときには自分の力で道を切り開いて、親が抱え込むのではなく、きちんと手を離して応援できるような関係でいたいです」
5歳の「あれなに?」に運転中は反応できないので一眼レフを渡したら、いい写真ばかりだった。 pic.twitter.com/ykHLUaeZn4
— 田口ナツミ (@NatsuTagu) December 16, 2025