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【ファミマ】主力商品に成長した“革命児”コンビニフラッペ、身近なプチ贅沢叶えるのは「価格に転嫁しない」企業の努力

2024年に行われたフラッペ総選挙

2024年に行われたフラッペ総選挙

  • 発売中の「ハイチュウフラッペ」

    発売中の「ハイチュウフラッペ」

 人気拡大とともに、「他社との差別化商品として育てていこうという声が社内でも高まり、バリエーションを増やしてきた」と振り返る津崎さん。これまで実に88種類ものフレーバーを誕生させてきたが、一体どのように着想し、商品化を決定しているのだろう。

 「まず、話題性と季節感を念頭に、世の中で流行っているものを調査。フラッペで再現できたら面白いかどうか? という議論を重ね、商品化を検討しています」

 ブルボンのお菓子ルマンドやカルピス、森永ラムネ、C.C.レモンなど、人気お菓子や飲料とのコラボ商品も大きな柱となっている。

 「お客さまに『この商品とコラボしているの?』という驚きと、味への期待を感じていただけるところが一番の魅力だと思っています。時にはレシピを公開していただけない場合もありますが、それでも提携先にも満足いただけるよう再現し、コラボしてよかったと思っていただきたい。かなりハードルは高いのですが、チーム一丸となって味を作り上げています」

 先にあげた「ブラックサンダーチョコレートフラッペ」のザクザク感からもわかる通り、再現へのこだわりは味だけでなく、食感にも及ぶ。例えば7月7日に発売された『ハイチュウフラッペ』は、ハイチュウのモチモチ感を再現できるよう、氷の粒を小さくするなど工夫を凝らしているという。

 その一方で、「フラッペとして美味しくするための変化も重要」と津崎さん。

 「例えばチョコ系のお菓子とのコラボの場合、お菓子をそのまま再現すると飲み物としては甘ったるくなり過ぎてしまうので、後味の切れが良いよう工夫もしています」

ときには“ボツ”になる案も? 10周年を経て今後の課題は「若年層へのリーチ」

津崎さんの“ボツ”作「梅フラッペ」もエントリーしていた(2024年のフラッペ総選挙)

津崎さんの“ボツ”作「梅フラッペ」もエントリーしていた(2024年のフラッペ総選挙)

 聞けば聞くほど、いかに一つ一つの商品へのこだわりが強いかがわかるが、中には「思ったほど売上が伸びなかった」商品や、ボツになったアイディアもあるのだとか。

 「『チーズケーキフラッペ』は僕は好きだったのですが、想定していたよりも販売に伸び悩みました。あと、僕が考えた『梅フラッペ』は企画会議の段階でボツに…。昨年6月にフラッペ発売10周年を記念して行った“フラッペ総選挙”にもエントリーしたのですが、下位のほうでした(苦笑)」

 ちなみに”フラッペ総選挙”で1位を獲得したのは「チョコミントフラッペ」。2020年の発売から再販を望む声が多く、今年も店頭で人気を博している。

 10周年を経て、ますますパワーアップしているファミマのフラッペ。今後はどのような展開を目指しているのだろうか。

 「当社の調査では、ファミマのフラッペを飲んだことがある方は30〜50代の女性が最多。その方々は新商品が出るたびに飲んでくださっているとの分析結果も得て、非常にありがたく思っています。さらに今後は、若年層にリーチすることにも力を注いでいきたい。他業態も参入し、フローズンドリンクを目にすることが多くなってきている今、埋もれてはいけないというのが一番の思い。知名度を上げていくためにも、お客さまにワクワクしていただけて、期待を超える商品を開発していきたいと思います」

(文:河上いつ子)


■ファミリーマート フラッペ(外部サイト) 
■ブラックサンダーチョコレートフラッペ(外部サイト)

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