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48年続く『いちご新聞』って知ってる? サンリオの“カワイイ”の原点
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2023年『いちご新聞』7月号 (C)2023 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ
昭和時代の少女カルチャーを牽引、そのイラストは令和の今も
「創刊号から現在も続くコンテンツの1つが、田村セツコ先生の連載ページ。かわいくてオシャレなイラストで、昭和の時代から少女カルチャーを牽引してきた第一人者です。過去にはサンリオから、やなせたかしさんの詩集を刊行したこともありました。キャラクターグッズのイメージが強いと思いますが、映画や出版事業などカルチャーを育てることを大切にしてきた会社であり、そのDNAはいちご新聞にも受け継がれています」
1960年代、まだ自社でデザインを開発していなかった時代、創業者が イラストレーターに依頼するとき、「就職したばかりの一人暮らしの女の子が勤め先からヘトヘトに疲れて帰ってきて、ふとちゃぶ台の一輪挿しの花に目をやると『今日も私、頑張ったな』と思える。そんなイラストを描いてほしい」といった言葉を伝えたという。そうして描かれた田村セツコ先生のイラストが、令和の今も紙面を飾っている。
コロナ禍でも伸長、カワイイ文化の原点が今も息づく
2023年『いちご新聞』5月号 (C)2023 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ
「毎号、なるべくたくさんのキャラクターをミックスして登場させていて。レアになったキャラクターが表紙に登場すると、『まさかのあのコが表紙に!』とTwitterが盛り上がることもあるんですよ」
フルカラーのタブロイド判で40ページ。さらに毎号、パスケースやヘアゴム、ミニバッグ、チャームなどの付録もついて220円。子どもでも購入しやすい値段なのはありがたいが、この内容を48年も継続させているだけでも驚きだ。
「SNSやネットが中心の時代になっていますが、うれしいことに購買数は近年伸びているんです。コロナ禍のときはサンリオショップも閉まってしまいましたが、『いちご新聞』はコンビニなどでも買えるとあって、新たにいちごメイトになってくれた方もいます。新聞というよりグッズの1つとして、コロナ以降も継続して購入してくださる方が多いですね」
2025年には創刊50周年を迎える『いちご新聞』。時代とともに変わることはあるが、思いやりや優しさ、そして「みんななかよく」という大切なことは何も変わらないし、変えてはいけない。デジタル社会の中でアナログの温かみを思い出させてくれるこの新聞には、世界に誇るキャラクター文化、カワイイ文化の原点が今も息づいているのかもしれない。
(文:児玉澄子)
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