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シャアの復讐のため、ナナイが送り込んだ“黒×金”のサザビー モデラーが創造した悲劇的な結末とは?

実は「黒いサザビー」は2作目 前回のリベンジを見事に果たす

――先日発表された『M S N - 0 4 - R Λ v E N - 《 S Λ Ζ Λ B I 》』は、発表から数日で8000件以上の「いいね」を獲得しました。この反響をどのように受け止めていますか?
Delta Box今までこんなに「いいね」やリプライをいただいたことがなかったので、とてもうれしかったです。いただいたコメントのなかでも、「まるでCGみたいです」と言われたのがとてもうれしく、一番印象に残っています。

――スケール感も含め、「CG」と表現したくなる気持ちはとても分かります。本作を制作するきっかけを教えてください。
Delta Box過去に黒いサザビーを作っていたのですが、その頃はまだ技術が足りていなくて悔いが残る作品になってしまったので、リベンジとして制作に至りました。

――サザビーというと、シャアのイメージカラーである赤の印象が非常に強いなか、あえて“黒×金”という配色にしたのは、どのような意図があったのですか?
Delta Box黒という色は差し色によってさまざまな表情を見せる面白い色で、例えば白を基調としたヒロイックな機体をダークに見せることができたりします。そこで今回は黒の面白さを生かして、高級感あるサザビーを目指し王道の『黒×金』になりました。

――色へのこだわりが素晴らしいですね。
Delta Box塗装が好きで、カラーチェンジだけでどれだけ印象を変えられるかを目標にして制作しています。全体の配色バランスやMGならではの内部フレームも実際に完成したら見えなくなってしまうのですが、パーツひとつひとつ丁寧に塗装することを意識しています。

性能を高めても扱いきれない…逆にシャアの存在の大きさを実感する黒サザビー

――サザビーというと、『逆襲のシャア』でνガンダムとの死闘が、多くのガンダムファンの心に刻まれています。この“黒×金”のサザビーは、どのような設定で開発されたのでしょうか?ご自身が制作時にイメージされた物語をお聞かせください。
Delta Boxこの作品は自分が考えたオリジナル設定をもとに制作しました。『逆襲のシャア』の舞台である第二次ネオジオン抗争において、愛人であるシャアを失ったナナイは、密かに復讐を誓い反連邦のための機体と強化人間のパイロットを用意しました。その機体が今回制作した『サザビー』になります。実際の戦闘で黒いファンネルが敵を包囲していく様が、まるで機体を貪るカラスのように見えたことから「RAVEN」(=カラス)と呼称された。という感じです。

――『逆襲のシャア』で参謀として、公私ともにシャアを支えたナナイ・ミゲルが復讐のために作らせた機体だったのですね。ということは、シャアが搭乗していたサザビーよりもさまざまな部分で強化されているのでしょうか?
Delta Boxそうですね。性能としては『逆襲のシャア』登場したサザビーがアクシズの岩盤に叩きつけられ損傷した為、オリジナルのサザビーよりもフレーム強度や機体剛性が向上しています。ただし…

――ただし?
Delta Boxしかし、用意されたパイロット(強化人間)は、シャア程のNT能力を持ち合わせていない為、機体を扱いきれるように、オリジナルよりもサイコミュの性能が下げられています。時代は宇宙世紀0094になります。

――なるほど、機体の性能を使いこなせるほどではなかったために、能力を下げざるを得なかったわけですね。逆にシャアの存在の大きさを感じますね…。この機体がたどった運命はどのように創造されたのですか?
Delta Box最終的には、『UC』(ユニコーン)のエピソード1に登場したスタークジェガンのパイロットに撃墜され歴史の闇に葬られました。

――なんという悲劇的な結末…。この機体にシャアが搭乗していたら、もう少し違った未来が待っていたかもしれませんね。本作制作時にこだわった部分はどんなところですか?
Delta Box黒と金の配色バランスに気を配り、ゴールドで墨入れをして全体的に暗くなりすぎ無いように気を付けながら制作しました。MGの中でもかなりの大型キットなので、単純にパーツ量に圧倒されましたね。

――本作以外にも、完成度の高い作品を次々と発表され、ガンプラ仲間たちからも高い評価を受けています。
Delta Boxガンプラを始めたと同時にツイッターも始めて、気づけば多くのモデラー仲間と出会い、知らないことをいろいろと教えてもらっています。本当に、「一人のままでは、続けられなかったなぁ」としみじみ感じています。
 普段いかない模型店に行って、そこに展示されていた『シナンジュ』の完成度や世界観に感銘を受けて、「こんな作品を私も作ってみたい」と思ったのがきっかけで、飛び込んだガンプラの世界。これからも自分なりの作品を作り続けていこうと思っています。

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