ORICON NEWS
球界の盟主・読売巨人軍が「釣り部」「即興ラップ」… ファンとの距離を縮めるYouTube戦略とは?
YouTube参入は「チームや選手により親近感を持ってもらいたい」
読売巨人軍ブランドコミュニケーション部マスメディアには出ない球団独自の映像を発信することで、チームや選手により親近感を持ってもらいたい、という意図で、YouTubeチャンネルを2016年3月に開設しました。その後長らく模索していた時期が続きましたが、昨年12月に、情報発信強化を目的としたデジタルコミュニケーションの専従部署「ブランドコミュニケーション部」を新設。これが大きな転機となりました。
――86年に及ぶ歴史と伝統を重んじ、「巨人軍は紳士たれ」という言葉に象徴されるように、読売巨人軍=規律が厳しいというイメージを持っている人もたくさんいると思います。そのなかでこうした形で情報を発信することへの反対意見などはありませんでしたか?
同部初めてFacebookを開設した際(2011年7月)には、SNSに対して慎重な意見も多くありました。ですが、デジタルメディアによる情報発信の重要性が高まっていることは、球団内で徐々にコンセンサスを得られるようになり、YouTubeを始めた時点で特に反対はありませんでした。