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【バーレスクダンサー】「普通の女の子じゃ経験できない」入店4年目にして“ベテラン”りぼんが働き続ける理由
映画『バーレスク』を見たことが転機に
――長く続けてきた理由はどこにあるのでしょうか。
りぼん「普通の女の子じゃ経験できないこと」ができているのが大きいですね。バーレスク東京のダンサーって、お店の外でもパフォーマンスをしているんですよ。サマソニに出たり、舞浜のシアターでワンマンライブをしたり、モデルのお仕事もあるし、PVやテレビに出演させてもらうこともあります。“店舗だけじゃない”で働いていたら体験できないことなので、やりがいを感じていますし、もっと活動の場を増やしていきたいですね。
女性ファンがファッションを真似
りぼんありがとうございます。休みの日は買い物をしたり、マツエクやヘアサロンに行くことが多いですね。女の子らしいことをするのが好きなんです。だからかもしれないですが、女の子のファンが多い方で。最近はファンの女の子がファッションを真似してくれるようになりました。今の状況はすごく嬉しいですね。
――ほかに休みの日は何をしていますか?
りぼん犬を飼っているのでドッグランにも行きますし、寂しがりなのでお店の女の子を誘ってご飯にも行っちゃいます。予定がない時は夕方まで寝ちゃうこともありますね(笑)。
「こんな未来は想像もしていなかった」
りぼん入店前は“身長が高いこと”すごくコンプレックスだったんです。でも、今はお客さんや先輩から「背が高いからすごく踊りに迫力が出るよね」と言われるようになって、それが自信ですし、見てほしい。「かわいい」「スタイルいい」と言われるのも嬉しいんですけど、ダンスが好きでこのお店で働き始めたので。
――人前に立つお仕事なので、努力も人一倍必要だと思います。お仕事のモチベーションはどう保っていますか?
りぼん楽しいことが多い一方で、大変なことも、落ち込むこともあります。そんな時は、お客さんに元気をもらっています。パフォーマンス中に名前を呼んでくれたり、ホールで私の好きなところを伝えてくれることも。私がクイーン(演目の主役となるパフォーマー)でステージに立った時は、感動して泣いてくれた女の子もいました。ここで働く前はそんな未来を想像していなかったので、とても嬉しくて。注目される分、ここで満足しないで成長したいですし、落ち込んでいられないなって思います。
(取材・文/鈴木雅矩 写真/山口真由子)