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ORICON NEWS
ミニ四駆コンデレ コンクールデレガンスで人気のマシン一挙公開
芝刈り機、清掃車、メリーゴーランド… “無意味”なギミックにこそある“意味”
大事なのは、小さい子供が触りたくなるような“遊び心”を持つこと
マメタロウ2015年末に、妻が上司からミニ四駆のコースをいただいて、義理の弟と長男がやり始めたので、まぁやってみるかーって感じではじめました(笑)。
――コンデレ制作を始めたきっかけは何ですか?
マメタロウたまたま知ったコンデレアプリで、かっこいいマシンたちを見て、憧れから作りはじめました。初めはまるっきりモノマネでした。
――コンデレ制作に関して、影響を受けた方はいますか?
マメタロウまず、OKさん(人気コンデレ制作者)からは世界観です。観てくれた人が理解しやすい世界観が大事なんだなと。それから、タマオさん(人気コンデレ制作者)。アイデアの振り幅、創作速度、そしてクオリティ、常に脱帽です。
――これまでのコンデレ制作で、自身が成長出来たようなターニングポイントとなった出来事はありますか?
マメタロウ“オート3輪”仕様の『パンダのタイヤ屋さん』での受賞ですね。その前の『ダイオウグソクムシ・メカ』でタミヤ公式さんに動画を上げていただいて、喜んでいたんですが、受賞により世界が一気に広がった気持ちになりました。
――コンデレ制作者として心がけていることは何でしょうか?
マメタロウ小さい子供が触りたくなるような“遊び心”を持つことですかね。例えば、『パンダのタイヤ屋さん』のクレーンは動くとか、芝刈機のシートがスライドするとか、『ヘキサゴーランド』もなんか触りたくなるでしょ?(笑)
ギミックの魅力は、“無意味だけど楽しくなる気持ち”
マメタロウ“無意味だけど楽しくなる気持ち”ですかね。誰も必要としてないし、正直動く必要もないんですが、動くとわくわくしませんか?
――ギミックを取り入れたマシンで一番制作が難しかったマシンは何ですか?
マメタロウ『柴犬の芝刈り機』ですね。理想の形とギミックは決まっていましたが、そこに向かうのに苦労しました。例えば、芝刈ギミックを入れるために、センターシャーシを5ミリ上げるとか。3枚の刃物をまわすギミックも3回作り直しました。
――動物たちがマシンの上でクルクル回る、まるでメリーゴーランドのようなコンデレマシン『ヘキサゴーランド』のアイデアはどのように思いつきましたか?
マメタロウミニ四駆の「ヘキサゴナイト」を見た瞬間に、その形がスパナに見えたことから、まず『ヘキサゴスパナ』というマシンを作りました。また、メリーゴーランドは以前から作りたかったのですが、ボディが大きくないと、プーリー(ベルトから受け取った動力をシャフトに伝えるための円盤状の部品)が入らないので、プーリーが入る大きさの『ヘキサゴナイト』を元のマシンに選びました。2つのアイデアのミックスで、「ヘキサゴスパナ」を経由して『ヘキサゴーランド』が出来ました。
――『ヘキサゴーランド』の制作で苦労した部分はどこですか?
マメタロウいつもですが、出したいコンテストが決まっているので、間に合うようにすることです。季節感も含めてコンデレだと思っているので。
――作品のコンセプトはどのように決めていますか?
マメタロウ思いつきです(笑)。やってみたいギミックが先に浮かんで、それにマシンを沿わせていく感じです。
――一番好きな「ミニ四駆」はなんですか?
マメタロウ「ジョリージョーカー」と「サニーシャトル」です。ピックアップトラック好きなんです。コンデレの題材にもよく使います。
――今後、どういったコンセプトで作品にしていきたいですか?
マメタロウ以前にも作りましたが、もう一度、ちゃんとコース清掃できるギミック満載の清掃車を作りたいです。
――自身にとって「ミニ四駆」とは何ですか?
マメタロウ自己顕示欲の具現化ですかね。自分らしさをシンプルに表現できるホビーだと思います。コミニケーションツールとしても最高ですね、私の人生の幅を広げてくれてます。
◆マメタロウさんTwitter @shirotan_55_(外部サイト)