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女性描くリアルな “油絵”がSNSで反響「興味のない人にも届けたい」

 今年1月26日に投稿された、とある絵画がTwitterで一ヶ月足らずで15万以上もの「いいね」を集めた。それが広島在住の画家・三重野慶さんによる、女性を描いた「油絵」だ。“見たまま”のみずみずしさをキャンバスに落とし込んでおり、コメントでは「油絵ってこんなにクリアに描けるんだ」「絵から伝わる熱量に圧倒されました」など、クオリティを称賛する声が相次いだ。三重野さんに、油絵の道に進んだ経緯などを聞いた。

友人に「イラストの描き方が油絵に似ている」と言われた

――三重野さんが油絵を描き始めたきっかけを教えてください。

「高校生の時から独学でイラストを描いていたのですが、独学では限界を感じることがありました。ちょうどそのタイミングで、大学で学ぶことを勧められ、油絵を専攻したのが本格的に始めたきっかけです。以前から友人に『イラストの描き方が油絵と似ている』と言われていました」

―― 「女性」を題材にした作品が主になっていますが、なぜ女性を選んだのでしょうか?

「男性よりも女性に美しさを感じるからです。また、モデルさんに恋愛感情があるかどうかに関わらず、自分の恋愛対象の性を持つ人を描きたいと思うことは自然な感情だと思います」

――はじめて多くの人に認知された(Twitterで拡散された)と記憶している作品は何でしょうか。

「川の中に女性がいる『言葉にする前のそのまま』という絵です」

絵に興味のない人に「好き」と言ってほしい

――これまで一番の大作となった作品、その制作期間をお教えください。またひとつの作品にかける制作のペースは平均どのくらいなのでしょうか?

「これも同じ『言葉にする前のそのまま』という絵で、1年半ほどの期間を費やしました。大きさによりますが、小さいものでも2ヶ月はかかります」

――以前、自身の作品を「小説のカバーにしたい」とTwitterで仰られていましたが、今後「油絵」で成し遂げていきたいこととは。

「シンガーソングライター・ヒグチアイさんのCDジャケットを担当した時に、絵に興味のなかった方に『好き』と言ってもらえたことがとても嬉しかったんです。その時に、絵を意識的に見ていないだけで、絵を好きになれる人がまだまだ沢山いることがわかりました。そういう方の目に届くよう、さらに良い絵を描けるよう成長していきたいです」

 現在、三重野さんの作品は、ホキ美術館(千葉県)で2枚展示中されている。また個展も2021年に予定しているとのことだ。ぜひ、画像ではわからない緻密なディティールを確かめに行って見てほしい。

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