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ペンギンの“変な名前”「赤白」に「黄黄青」…意外な由来とは?青森・浅虫水族館
“血統がひとめでわかる” 名前の由来は理にかなったものだった
「ペンギンの腕についているリング(個体を見分けるために付けている首輪のようなもの)が名前の由来になっています。ペンギン飼育当初(1984年)から、伝統的にこの名付け方法です」
――色が名前になっているメリットはありますか?
「現在ペンギンの飼育数が10羽ですが、シンプルでわかりやすいので、気に入っています。母親の色を左手に引き継ぐようになっているので、血統も明確だというメリットがあります」
――逆にデメリットはありますか?
「母親の名前を受け継いでいくので、“黄黄”の子どもは“黄黄青”など、だんだん長くなっていくので、だんだん早口言葉のようになっていってしまうのがデメリットでしょうか(笑)」
――昔いたペンギンと必ず違う名前にしていると、いつか限界が来てしまうのでは…
「必ずしもかぶらないようにはしていないです。他園館に移動した個体の色など“空いた色”があればまた使ので」
他の動物は、現在は公募で決定! いつかペンギンも…?
「具体的に聴いてみたことはありませんが、“普通”だと思う人と“変わっている”と思う人と半々くらいだと思います」
――他の動物も同じようにこのような名前なのでしょうか?
「アシカやアザラシは昔は番号が名前でした(ロクちゃん、キュウちゃんなど)。現在は公募などで決定しています」
――浅虫水族館の自慢は?
「昨年3月に日本の水族館で初めてオオカミウオの飼育下での繁殖に成功しました! また、イルカパフォーマンスは青森県ならではといった形で、津軽三味線やねぶたの囃子を取り入れたものなので、非常に人気があります。青森に来た際には是非、見ていってほしいですね」