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ORICON NEWS
“ペンギン総選挙“を開催のワケとは?「もっと愛して」飼育員の声
「一羽一羽の個性を知ってほしい」
11羽はアイドルペンギンユニット「EDO-CCO(エドッコ)」を結成。一番獲得票が多かったペンギンが「EDO-CCO」のデビュー曲で、センターとしてメインボーカルを務めることができ、鳴き声が採用される。ネット上では「楽曲リリースってww」といった声も見受けられるが、高嶋さんによると、ペンギンは意外といい声で鳴くという。「鳴くのがうまい子もいれば下手な子もいて、全羽、鳴き声が違うんですよ。現在、楽曲は絶賛制作中です!」
「ペンギンたち一羽一羽の個性や社会性を知ってほしい…それを伝える手段として、選挙という形になりました。ペンギンたちの特徴を知らないと一羽を選ぶのは難しいと思うので、特設ウェブサイトやインスタの投稿などを参考にしてほしい。飼育スタッフのペンギン愛も、より伝わるかと思います」
#1000年に1羽の美少女? #ダメンズ好き のペンギン!?
一方、 #ダメンズ好き というキャッチコピーのペンギンも…。3歳のメスの「たいこ」は、人間が大好きで飼育員さんにも懐いていたが、最近、「EDO-CCO」メンバーではない「パイン」というオスに夢中なのだという。「たいこは左側の岩場が好きだったんですが、最近はパインがいる右側の岩場に行くようになってしまい、お互いに羽繕いをしあう中になってしまったんですよね。特に最近はイチャイチャしていますね(笑)」
たいこにとっては初恋でもあるので、応援したい気持ちもあり、複雑な心境だという高嶋さん。「おそらく来年の2月頃の繁殖期にはカップルになるかもしれない。パインが同じ過ちを繰り返さないことを祈りますが…。まぁ初めての彼氏で傷付くのも、一つの人生経験かもしれません(笑)」
減少傾向の水族館、イベントで個性アピール
日本動物園水族館協会によると、近年、水族館は減少傾向にあるという。2016〜17年度にかけて3館が閉館。今年度も、千葉県にある犬吠埼マリンパークや東京タワー水族館が閉館している。一方、サンシャイン水族館は11年の全館リニューアル後、来場者数が大幅に伸び、18年1月11日には1000万人を突破した。
東京スカイツリーのお膝元にあるすみだ水族館は、海外からの観光客をはじめ、東京スカイツリーとセットで来館する客も多いという。しかし近年、東京スカイツリーの来場者数は減少しており、同水族館目当ての来館者数を今後増やしていかなければならない。『LOVE推しペン超選挙』が一石を投じるかたちとなるのか、今後に期待したい。