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ガンプラ│トップモデラーインタビュー(ガンダムプラモデル)

伝説のガンプラCM「ジオン驚異のメカニズム」がモデラーへ与えた衝撃【連載31回】

作品:1/35 MS-06 量産型ザク胸像/制作:門尾模型倶楽部(C)創通・サンライズ

作品:1/35 MS-06 量産型ザク胸像/制作:門尾模型倶楽部(C)創通・サンライズ

 今年40周年を迎えた『機動戦士ガンダム』シリーズ。日本が世界に誇る強力なIPだが、その発展の礎となったのは1980年代前半から続くガンプラ文化だ。そんな「ガンプラ史」の背景にはモデラーたちの創造と革新の系譜がある。今回は、1/35キットを使ったガンプラ制作で人気の門尾模型倶楽部氏にインタビューを実施。モデラーたちに多大な影響を与えた「ガンプラCM」の思い出や、1/35キットを使用する意図を聞いた。

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ザクは最高の名脇役「モノアイが醸す“SFらしさ”と兵器としての“怖さ”」

――ガンプラでザクの胸像を作った理由は?

【門尾模型倶楽部】この「ザク胸像」は、上半身だけでも“大きなザク”を制作したかったからです。このサイズなら、通常のキットでは表現しきれない箇所にもしっかり手をいれられます。

――本作のアイデアの元となったシーンやアイデアは何でしょうか。

【門尾模型倶楽部】『機動戦士ガンダム』では、兵器であるモビルスーツをメカニックマンやパイロットが整備するシーンがよく出てきます。ジオン基地内でザクを整備するシーンを見て、ふつふつと意欲が湧きました。

――確かに整備ドックを見るとワクワクします。

【門尾模型倶楽部】私たちの世代は、ガンプラCMからも影響を受けています。伝説のナレーション「続々と開発されるモビルスーツ、ジオン驚異のメカニズム」は、今聞いてもゾクゾクしますね。このCMに登場するジオン軍と連邦軍の整備ドックは、多くのモデラーに影響を与えているはずです。

――整備されるザクは兵器として“絵”になりますね。“ガンダムの生みの親”である富野由悠季監督は、大河原邦男さんにデザイン発注する際「(ザクの)モノアイだけは守ってくれ」と言ったそうです。

【門尾模型倶楽部】ザクは最高の名脇役だと思います。シンプルなデザインの中に隠された飽きのこない大河原デザインは“完璧”の一言。特に、人間っぽさが出る二つ目ではなく、モノアイにこだわった富野監督の慧眼もさすがです。モノアイが醸す“SFらしさ”と兵器としての“怖さ”がザクの深みになっています。

1/35キットを使うことで“表現の幅”が広がった

――ファーストガンダムへの思い入れは強いとのことですが、どのエピソードが好きですか?

【門尾模型倶楽部】第1話「ガンダム大地に立つ」で、トレーラーに横たわっているガンダムをザクが襲うシーンが好きですね。それまでのロボットアニメとは違い、兵器として描かれたモビルスーツの活躍に痺れました。

――本作の胸像ですが、キットは何を使用されていますか?

【門尾模型倶楽部】胸像のベースですが、1/35 U.C.ハードグラフの第2弾「ジオン公国軍 ランバ・ラル独立遊撃隊セット」のザクヘッドを使用しました。胸像部分はキットではなく、昔のUFOキャッチャーの景品「コックピットバンク」を使っています。これはスケールが合うからです。

――自作箇所も多いかと思います。大変だった点は?

【門尾模型倶楽部】胴体側面とランドセルをプラ板で制作した点が難関でした。また、台座と本体下半身のメカらしさのバランスには特にこだわりました。

――門尾さんは1/35といった大きな作品を制作されることが多いと思いますが、その理由は?

【門尾模型倶楽部】自分はメカメカしさを主体とした作品を制作することが多く、細部まで作り込めるスケールの1/35キットは最適です。また、タミヤのミリタリー系が流用可能なため、“作品の幅”が広がるのも魅力です。

――最後に、門尾さんにとってガンプラはどんな存在ですか?

【門尾模型倶楽部】子どもの頃に抱いた“男のロマン”を叶えてくれるだけでなく、仲間や友人を繋げてくれる最高の趣味です。

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(C)創通・サンライズ

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