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佐藤健、映画『亜人』で初の肉体改造!? 「30過ぎくらいまでは久々に本気を出す」
演じるのは“命を繰り返す新人類”、主人公は「自分に近い」
佐藤健 原作漫画を読んでいるときから、自分のパーソナリティと近いと感じていて、圭の言うことにすごく共感できました。圭は合理主義で、自分の感情を押し殺して最善だと思う選択ができる人なんですが、僕もあまり感情を表すほうではないんです。キャラクター的にも好きだったのでやりやすかったし、演じていて気持ちが良かったですね。
――これまでもの作品でも、役柄によって変幻自在に見せられることが役者・佐藤健の魅力の一つでもあるように思いますが、ご自身では?
佐藤健 同じことをしていると飽きてしまうのは、誰でも一緒だと思うんです。たとえば、今回『亜人』ですごいアクションをしたあとには、まったく異なるヒューマンドラマ、コメディやラブストーリーをやりたくなる。そうやって、自分に正直にやりたいことをやっているところもあり、イメージが固まらないように気をつけている部分も少なからずありますね。
来春の朝ドラ出演も決定!「毎日放送される分、ファンの方が喜んでくださる」
佐藤健 経験がないことなので、正直、心配なところもあります。でも、今いただいている台本がすごく面白いので、演じるのも楽しみだし、その物語を皆さんに見ていただくのもすごく楽しみにしています。
――つねに視聴者を意識しながら演じている?
佐藤健 それはあります。仕事を始めて間もない頃から応援してくださる方はいて、期待を裏切りたくない、応えたいという気持ちでずっと演じてきました。朝ドラにしても、もちろん僕自身がやりたかったのもあります。でもそれだけではなくて、しばらく映画出演が続いていたので、朝ドラであれば毎日放送される分、ファンの方が喜んでくださるんじゃないかという思いもありました。
>>朝ドラ『半分、青い。』主要キャスト発表! 佐藤健コメント
「どこかで帳尻を合わせたい」…肉体改造は個人的な理由!?
佐藤健 僕が『亜人』を映像化したいと思った最大の理由が、“今まで見たことのないアクション映画が作れるかもしれない”というところだったんです。何度も命を繰り返すという設定が最高に面白いと思ったし、自分をリセットすることを作戦に取り入れて戦うというのは、普通の映画ではないことなので。『亜人』だからこそできるアクションを見せられるように努力して撮影しました。
――肉体改造やトレーニングはしたんですか?
佐藤健 結果的にはジムに行ったり、食事制限をしたりしたんですが、アクションのためかと言われると決してそうじゃなく、なんとなく、個人的なことなんですけど(笑)。27年間、そういったことにはまったく挑戦してこなかったので、どこかで帳尻を合わせたい部分があって。それがたまたま、今回の撮影タイミングと合致しただけですね。
――この映画で、さらにストイックに?
佐藤健 食事に関しては、朝昼晩食べるものが決まっていました。だから、撮影現場のすごく美味しそうなケータリングを前に、ひたすらブロッコリーを食べるという(笑)。でも、綾野剛さんや城田優くんも食事制限をしていたので、同じ状況でしたね。だから今回は、共演者と食事に行く機会は一度もしなかったんですよ。