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ポスト永作博美、朝ドラで好演中の若きマルチ女優・蓮佛美沙子
NHK朝ドラ『べっぴんさん』でも好演中の蓮佛美沙子 (C)ORICON NewS inc.
デビュー早々、名画リメイクに挑戦 期待以上の名演で映画ファンを虜に
初主演映画『転校生 ―さよなら あなた―』のDVDジャケット
「リメイクということでハードルがとても高かったと思いますが、蓮佛さんは大股を開いたり、男口調で話したり、自然体で“男の子”を演じました。また、ピアノを弾くシーンも吹き替えなしで行いましたし、病魔に襲われるという前作にはない内容など数々の難役を見事にこなし、大林監督をはじめ、周囲から高評価を得ました。この役柄自体、必要条件として“若く”なければなりませんが、蓮佛さんも当時15歳。ほとんど無名でアイドル的な人気はありませんでしたが、それが逆に将来を期待できる本格派女優が登場した!と、一部で話題になったんです」(エンタメ誌編集者)
何者にもなれる“美人すぎない”ルックスの強み
(C)ORICON NewS inc.
“秋葉原通り魔事件”をモチーフにした映画『RIVER』(12年)や介護問題、家庭問題など、幅広いテーマを扱ったドラマ『37.5℃の涙』(TBS系/15年)といった社会派作品での影ある女性。映画『白ゆき姫殺人事件』(2014年)やドラマ『○○妻』(日本テレビ系/2015年)での“イケナイ女”など重厚な作品はもちろん、『お義父さんと〜』やドラマ『潜入探偵トカゲ』(13年/TBS系)のようなコミカルな作品での存在感もバツグン。硬軟併せ持った演技の振り幅の広さを見せている。
ダチョウ倶楽部との共演に大興奮! 乙女な素顔とのギャップも魅力
そんな彼女もバラエティ番組に出演すれば、ハツラツとしたかわいらしさを見せ、憧れのダチョウ倶楽部と対面した時には、一緒にネタをできたことについて「すごく嬉しい!」と大興奮し、目を輝かせながら満面の笑みを浮かべる。そういった馴れない場面でもしっかりと“対応”しているところを見ると、今後は舞台やコントバラエティなどに挑戦してみてもらいたい気持ちも生まれてくる。
影のある役からコミカル、悪女まで演じられる演技力、さらに“バラエティ対応”も可である女優となれば、第2の永作博美といったポジションもありかもしれない。まだまだ伸びしろがありそうな蓮佛美沙子の今後の成長に要注目だ。