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アラフィフ石田ゆり子、お茶目な魅力で新境地開拓

  • 現在ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)でも好演中の石田ゆり子 (C)oricon ME inc.

    現在ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)でも好演中の石田ゆり子 (C)oricon ME inc.

 女優・石田ゆり子(47)のお茶目かつキュートな姿が今、ネットやテレビで話題を集めている。現在放送中の人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)では、新垣結衣演じる主人公・森山みくりの伯母で、美人で仕事もできる“独女”というプライベートにも通ずる役どころを漫画原作らしくコミカルに好演しているほか、話題の“恋ダンス”の切れ味の良さもネットを騒がせた。また、10月3日に始めたばかりのインスタグラムは、1ヶ月足らずでフォロワー23万人を突破(10月31日現在)。愛犬とじゃれ合う様子やスッピンなど、意外かつ無防備な姿を次々と投稿し、「少女のようにキュート」、「無邪気さがたまらない」などと、男女問わず支持されている。これまでは少々ミステリアスで“きれいなお姉さん”的イメージが先行していた石田だがここ最近、新たな一面を覗かせている。

19歳で女優デビュー、実妹・石田ひかりの“お姉さん”イメージが先行

 そもそも石田は、高校1年の時にスカウトをきっかけに芸能界入り。モデルやキャンペーンガールとして活動した後、1988年11月にドラマ『海の群星』(NHK総合)で女優デビューを果たす。同年12月には『悲しい色やねん』で映画にも初出演し、以後『101回目のプロポーズ』(91年/フジテレビ系)や『君のためにできること』(92年/フジテレビ系)など話題作で知名度を上げ、93年に『彼女の嫌いな彼女』(日本テレビ系)で連ドラ初主演。人気漫画の実写化『美味しんぼ』シリーズ(94〜96年/フジテレビ系)での栗田ゆう子役をはじめ、女優デビューしてしばらくは、比較的“品や育ちの良いお嬢様系OL”役を演じることが多かった。
  • 妹の石田ひかり (C)ORICON NewS inc.

    妹の石田ひかり (C)ORICON NewS inc.

 「妹で女優の石田ひかりさんの“お姉さん”という、現実での立場も大きくイメージに影響していたと思います。ひかりさんの方が先に、92年放送の朝ドラ『ひらり』(NHK総合)や翌年の『あすなろ白書』(フジテレビ系)で大ブレイク。『NHK紅白歌合戦』の紅組司会を務めるほどの売れっ子になりました。そんな元気な妹を優しく見守るしっかり者の姉…的に石田さんを見ていた視聴者も多いのではないでしょうか」(エンタメ誌編集者)

“不倫”ドラマでイメージ一新、演技に幅をきかせ大人の女優へ

 そんな石田ゆり子のイメージが一変したのが、97年に主演したドラマ『不機嫌な果実』(TBS系)だった。
 「このドラマは林真理子さんの同名ベストセラー小説を原作としていましたが、本の帯に『夫以外の男とのセックスは、どうしてこんなに楽しいのだろうか。』と書かれたように“不倫”を題材とした問題作。当然、濡れ場だらけになるのですが、地上波のドラマではそこまで再現できないだろう…という懸念がありました、しかし石田さんは、美しい“背中”を披露することでそんな不安を払拭、原作以上のエロスを表現して大反響を呼びました。今年、テレビ朝日で同作がリバイバルドラマ化されたのですが、週刊誌が『石田ゆり子待望論』を記事にするほど、今風に言えば“神ってる背中”とでも言うべき“伝説”となったのです」(前出・編集者)

 その後も、『Dr.コトー診療所』(03年)などのヒューマンドラマから、『今週、妻が浮気します』(07年/共にフジテレビ系)、『コントレール〜罪と恋〜』(16年/NHK総合)など禁断の恋を描いた作品。映画『解夏』(04年)や『死にゆく妻との旅路』(11年)、『悼む人』(15年)などの重厚な作品まで幅広く出演。また、女優業のほかにも『もののけ姫』のサン役や『真救世主伝説 北斗の拳シリーズ』でのユリア役など声優としても存在感を発揮する。女優として活躍する一方で99年には個人事務所を設立、現在は自ら社長も務めている。(妹のひかりも在籍)

無邪気な“素の姿”を開放、デキる女とのギャップにノックアウト

 “デキる女”石田ゆり子だが、意外にも(!?)プライベートでは「天然」と言われることが多いようで、ここ最近、そんな“ナチュラルな一面”を見せることが多くなっている。インスタグラムでは、「視力が良すぎて老眼が早くきた」と黒縁丸メガネの老眼鏡姿や大胆に逆立ちする様子をアップ。「乾燥してます」と目元パックをしたり、飼ってい犬&猫たちと戯れたり…ほどよく脱力した“スキ”のある石田に、ネットには「かわいすぎ!」、「癒される」、「イメージ変わった」などのコメントがズラリ。また9月には、女優・天海祐希と共に初めてのバラエティ番組MCにも挑戦したことも彼女の幅を広げたといえる。

 「バラエティ初MCを務めた『天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋』(フジテレビ系)で石田さんは、天海さんと共にカラオケでピンクレディーの「UFO」を歌い踊ったり、“あまり得意ではない”という料理の腕前を披露したり。さらには、『真夜中に大好きな人とラーメン屋に行きたい』という“かわいすぎる”理想のデートプランや、独身の理由なども赤裸々に語り視聴者を驚かせました。石田さんにどのような心境の変化があったのかは分かりませんが、50代を間近に控えじっくりとキャリアを積み重ねてきた彼女だからこそなせる技でしょう」(前出・編集者)
 これまでは“デキる女”のイメージが強かっただけに、素の一面を見せることで新たなファンを獲得。ミステリアスな美しい女優というイメージとのギャップが、“奇跡の47歳”石田ゆり子の魅力を高めているようだ。女優としてはもちろん、若者・アラフィフ世代の憧れの存在として、今後もますます輝いていくことだろう。

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