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夏の夜は空を見よう 天体観測の楽しみ方

Topics
Chapter01:まずは自分の目で愉しむ(P1)
Chapter02:双眼鏡で近傍宇宙を愉しむ(P2)
Chapter03:望遠鏡の失敗しない選び方(P3)
Chapter02
次に、双眼鏡を使って近傍宇宙を愉しむ
肉眼とはまた違った宙の世界を愉しめるのが、双眼鏡。望遠鏡より手軽で持ち運びも楽なため、もう一歩踏み込みたい人におすすめ。
双眼鏡で愉しめる宙のあれこれ
「双眼鏡を使う魅力は、肉眼では見えない細かな星まで、銀の砂をばら撒いたようにぶわっーと見えること。肉眼よりも星の色がはっきり見えるので、黄色や赤、白、青などカラフルな星がたくさんあり、まるで宝石箱をひっくり返したようなキレイさです」。
また、肉眼ではひとつにしか見えない星が実は2つくっついていたり、惑星や星雲、星団も、双眼鏡ではより細かく観られるのが魅力。「月なら、クレーターまで、木星は縞模様までは見えないけど、横にある4大衛星は見えます。ほかにも、星座の一部や近くにあり、それぞれ“M○○”と名付けられている星団や星雲、銀河も明るめのものは双眼鏡なら観望できます」。その種類や成り立ちを知れば、より魅了されること間違いない。
【散光星雲(さんこうせいうん)】
オリオン座大星雲(M42)に代表する散光星雲とは、宇宙空間に漂うガスやチリが、近くにある星の光に照らされて輝いているもの。星は集団で生まれており、次々と星が生まれる場所ではガスが星の光で照らしだされて、モヤッとした星雲になる。また、星が死ぬときに放出したガスでできた星雲は、惑星状星雲と呼ぶ。
【散開星団(さんかいせいだん)】
おうし座のプレアデス星団(M45、別名すばる)に代表する散開星団。同時期に同じ場所で生まれた若い星が、数百個集まっている星の集団のこと。生まれた星のエネルギーでガスが吹き飛ばされ、モヤが取れて見え始めた状態。その後、星はバラバラに散らばって独り立ちする。
【球状星団(きゅうじょうせいだん)】
ペガスス座の球状星団(M15)に代表される、数万個から数十万個の星が球状にぎゅっと集まった星団。密集したまま互いの重力でぎゅっと結びついて散らばらなかったもの。中の星同士は年齢が近く、どれも百億年以上経過した年老いた星が多い。そのため、宇宙の老人ホームとも呼ばれている。球状星団の観察は基本的に望遠鏡が必要だが、双眼鏡で見るえるものもあり、輪郭がはっきりしない、モヤっと煙ったような星に見える。少し大きな天体望遠鏡で見ると、ゴルフボールのように球状にたくさんの星がかたまって見える。
【系外銀河】
アンドロメダ座大銀河(M31)に代表される、私たちの銀河系の外にある系外銀河。宇宙全体には1000億の銀河があるとされている。アンドロメダ座銀河は比較的近くにある銀河で、肉眼でもぼんやり確認できる。渦巻きまではっきりと見るには、望遠鏡が必要。
<Column>
宇宙全体の星の数は?
答えは、1000億の1000億倍の10倍。天文学者の最新の研究によると、ひとつの銀河系の中には太陽のような恒星が1000億個あり、宇宙全体には銀河が1000億個もあるそうだ。すなわち、宇宙全体にある太陽のように自らが輝き熱を放つ恒星が1000億の1000億倍あることになる。そして、地球のような恒星の周りを回る惑星まで含めると、さらにその10倍の惑星が存在することになる。「天体望遠鏡で宇宙を見ていると、きっと向こうからも誰かが見ているんだろうなと思います(笑)。人間とは違う形だろうけど。そういうのを想像するのは楽しいですよ」。
星の数ほどある、双眼鏡の正しい選び方
双眼鏡はどのような基準で選べばいいのか。ポイントは、倍率が6〜8倍で、レンズ直径は30〜50mm程度のもの。双眼鏡のボディには、「8×30」や「7×50」と表記されている。「レンズの直径が大きくなるとより光を集めるため、細かい星もたくさん見えます。“100ズーム”のように大きな数字を謳っているものは、そもそも良く見えないので騙されないように」。
星座観察用双眼鏡の元祖的な存在がこちらのワイドビノ。「普通の双眼鏡の16倍の広い範囲が見え、標準的な星座がすっぽり入る広角設計です。星座や星空を観察するにはおすすめです」。

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