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ORICON NEWS
夏の夜は空を見よう 天体観測の楽しみ方
ここでは、天文望遠鏡製作のプロ・大沼崇氏に、「目で愉しむ」、「双眼鏡で愉しむ」、「望遠鏡で愉しむ」、3つのそれぞれの魅力とテクニックを聞いた。自分に合った愉しみ方を見つけて、この夏の遊びのひとつに加えてみては。
Topics
Chapter01:まずは自分の目で愉しむ(P1)
Chapter02:双眼鏡で近傍宇宙を愉しむ(P2)
Chapter03:望遠鏡の失敗しない選び方(P3)
Chapter01:まずは自分の目で愉しむ(P1)
Chapter02:双眼鏡で近傍宇宙を愉しむ(P2)
Chapter03:望遠鏡の失敗しない選び方(P3)
まずは、やっぱり自分の目で愉しむ
「僕は新婚旅行でオーストラリアに行くとき、新月を狙いました。そのために、結婚式などの日程は、すべてそこから逆算して組みました(笑)」というほどのこだわりよう。
満天の星をただぼーっと眺めているだけでも、十分愉しい。その上で、さらに星座を知ると愉しみの幅が広がる。と言っても数多ある星、どこから手を付けたらいいかわからない。そんな人にはこちらの3つの方法がおすすめ。
Column
星座早見盤は、実は難しい
学校の授業でも使う、星座を見るときにおなじみの星座早見盤。大沼さんによると、星座早見盤は星座をすでに知っている人が、どの位置に見えるか知るために使うもので、星座を知らない人が星座を見つけるのにはとても不向きなのだとか。「世界地図でもそうですが、球体を平面に印刷すると端にいくほど歪みがでます。その歪みが、実際に目で見たときとは違うので、初心者には見つけにくいんです」。
星座早見盤は、実は難しい
学校の授業でも使う、星座を見るときにおなじみの星座早見盤。大沼さんによると、星座早見盤は星座をすでに知っている人が、どの位置に見えるか知るために使うもので、星座を知らない人が星座を見つけるのにはとても不向きなのだとか。「世界地図でもそうですが、球体を平面に印刷すると端にいくほど歪みがでます。その歪みが、実際に目で見たときとは違うので、初心者には見つけにくいんです」。
どうしても難しく専門的になりがちな天体観測系の書籍。その中で、大沼さんが「ここまで読みやすくて敷居の低い本はなかなかない」と、愛読しているのがこちら。かわいいイラストで子ども向けのようだが、星の種類や見方、天文学的な知識、全国のプラネタリウムや天文台がわかりやすく紹介してあり、中学生から大人まで楽しめる内容。著者は国立大学理学部地球学科卒業の“リケジョ”イラストレーター。
『今夜、星を見に行こう』由女著(イースト・プレス)