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瑛太「雨って、嫌いじゃない」

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「大先輩を思いっきり罵倒できる。俳優冥利につきますね(笑)」

松田優作さんをはじめ大先輩の作品や背中を見て刺激を受けることが、時に仕事に対する意識も変化させてしまうという。瑛太が出演する最新作『64-ロクヨン-』では、主演の佐藤浩市から、俳優として、周りの俳優たちを束ねる主役として、あるべき姿を学んだ。
「浩市さんとは20代の頃から共演させて頂いていますし、すごく尊敬している大好きな先輩。いつも寛容に受け入れてくださる反面、どこか狂気じみた部分も感じます。そういった先輩に対して、お芝居であっても思いきり罵倒できる機会はそうないなと(笑)。俳優冥利につきるというか、チャンスだなと思いました。

浩市さんの佇まいや気配りも凄いなと思いましたし、この作品に対する愛情や熱意を感じました。僕も今まで主役をやらせて頂いていますけど、全然ダメだったなと(笑)。浩市さんぐらい、座長として作品をひっぱっていくという意識でやるべきなんだなと思えるようになりました」

いくつもの作品で主演を務め、俳優としてのキャリアを着実に歩んできた今でも、向上心は忘れない。彼が今回演じた、秋川は新聞記者クラブのキャップであり、正義感の強い熱い男。役を演じるにあたって、ストイックさを全面に押し出した演技が光る。
「秋川なりの正義を持ってぶつかったわけですけど、本番でどんなふうに浩市さんが返してくるかわからないので、凄い緊張感の中で撮影していました。でも最初のカットを撮った時に、“これは何が起こっても平気だ”という確信を持てて、僕なりに思い切りやってみようと思えたんです。

秋川はある意味エキセントリックなキャラクター。その姿をちゃんと提示しながら、記者クラブの中での孤独な立場をテーマに演じました。群れずに自分なりの正義をかざすための根拠をしっかり持っていなきゃダメなんじゃないかと。中途半端な気持ちでやるのも嫌だったので、撮影中は他の記者役の人達に対してリアルにイライラしていたと思います(笑)」

最後に今作のドラマ版で瑛太と同じ秋川を演じた、弟の永山絢斗についても語ってくれた。
「ちょうど今作の撮影の時期に、弟が僕と同じ役をやったドラマが放送されていたんですが、ワンシーンだけ見てすぐにTVを消しました。同じ台詞だな〜と思いましたし、これは役に響くなと思ったので。ドラマにはドラマでしか描けない良さがあって、弟が演じた秋川は素晴らしかったです。褒めてもしょうがないけど。で、弟に“映画の方が良いよ”とさりげなく伝えたら無言でした(笑)」
瑛太が演じた秋川は、広報室と対立する県警記者クラブを取りまとめる東洋新聞のキャップ。かつては刑事部の刑事だったが現在は警務部の広報官を務める三上(佐藤浩市)に対し、ある交通事故の加害者の実名発表を激しく求める。そんな中「ロクヨン」を摸倣した誘拐身代金事件が発生してしまい、物語は思いも寄らなかった真実へと向かっていく。“娘を失った父親”の切ない物語と共に、広報官や刑事、新聞記者などそれぞれの正義がぶつかり合う熱い男達の闘いも描かれている。佐藤浩市と役を通して本気でぶつかり合ったという瑛太たち記者クラブのメンバーの熱演は、今作の見所のひとつになっている。
Information
『64-ロクヨン- 前編/後編』
昭和64年。わずか7日間で終わった昭和最後の年に起きた少女誘拐殺人事件は刑事部内で「ロクヨン」と呼ばれ、未解決のままという県警最大の汚点として14年が過ぎ、時効が近づいていた。
 平成14年。主人公の三上義信(佐藤浩市)は「ロクヨン」の捜査にもあたった敏腕刑事だが、警務部広報室に広報官として異動する。そして記者クラブとの確執、キャリア上司との闘い、刑事部と警務部の対立のさなか、ロクヨンをなぞるような新たな誘拐事件が発生。怒涛の、そして驚愕の展開が次々と三上を襲う……。

監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市 綾野剛 榮倉奈々 瑛太 永瀬正敏 三浦友和ほか
前編大ヒット上映中/後編6月11日(土)ロードショー
(C)2016 映画「64」製作委員会
公式サイト:http://64-movie.jp/(外部サイト)
(文:奥村百恵/撮り下ろし写真:RYUGO SAITO/場面写真:(c)2016 映画「64」製作委員会/編集:駒場彩佳)
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