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人生を楽しむためのヒント 俳優・鈴木亮平

さまざまな分野で活躍する大人の「こだわり」に迫る連載企画。体重のコントロールなど真摯な役づくりが話題となり「ストイック」とも評される若手実力派俳優・鈴木亮平。世界遺産好きとしても知られる彼に、仕事とプライベートの熱い想いを聞いた。鈴木亮平の「人生を楽しむためのこだわり」とは。

穏やかに自分をふるい立たせてくれるのが歴史 過去から学び、想像する。それが面白い。

「一生続けたい、大事な趣味といえば――歴史。つまり世界史と日本史です。好奇心をかきたてられるところが好きですね。昔のことを知ることで、自分に生かせる気がします。昔の人の過ちや偉業から学ぶこともある。世界遺産を見ることで、昔の人の打ち建てたものを見て、ライバル心というか…負けてられないなって思うこともあります。自分たちの世代でこういうものを残していくためにはどうすればいいんだろうって」

世界史への興味は、日本史への興味にかわり、さらに日本人としての自分を強く意識するようになったと続ける。

「日本人として生まれたからには、日本人としてのアイデンティティーを持っておきたい。日本の歴史について、この武将はどんな人かと外国の方に説明できなければ、この人は何を勉強してきたんだって思われますし、大事なことですね。どの国の人たちと仕事するにも、自分がどれだけ日本のことを知ってて、日本人としてアイデンティティーを持って世界と戦えるかということが勝負だと思います。

実は、自国のことを知るほうが、海外のことを知るよりも大切だと思っているんですよ。最近は日本の神話にすごい興味があります。この国ができていった神話の時代に、日本の古代史が隠されているんです。庶民にも分かりやすいように、歴史を神話として、誰がどこの部族を征服といっても分からないところを、神様がどこに住んでいた何の怪獣を倒したっていう話になっているわけですよ。そこを想像するのがおもしろいですね。古代史を題材にした史劇もやってみたいですね」

歴史は学ぶものとしてではなく、趣味と言い切る。歴史はロマン。壮大なテーマについて、想像の翼を広げることが何より楽しい。そして、歴史を自分なりの考えで自分の血肉にしていくという。では、鈴木亮平にとって純粋な“遊び”とは何だろうと質問したところ、少し困ったような表情に変わった。

一番の遊びが仕事になっているから、なんでもやれる。

「遊びがうまくできない大人なんです。それがまさに今の課題と思っています。一番好きなこと、芝居を仕事にしちゃったので、それで満足して遊ぶことに興味が回っていない。特に外へ出ていくような遊びはなかなかできない。世界遺産も家で調べているだけで満足しちゃう。自分から積極的に誰かに会いに行くとか、旅行するとかができないんです」

趣味が仕事になることが幸せなのか、そうじゃないのか。見方によっては人生の“楽しみ”のチャンネルが一つ減ってしまうようにも思えるが、彼は仕事の幸せを感じている。

「まぁ、仕事だけで満足できることは、すごく幸せだなって思うんです。ですが、ほかの幸せや興味も持っていないと、役者として引き出しが増えていかない。人としての厚み深みを出していかないといけないので。自分が成長し続けるためにも、やっぱり遊びは必要だと思っています。もっと積極的に遊ばないと。それが今一番の課題です」

では、一番の人生の楽しみだという仕事=役者としてはどうだろう。役作りのストイックさがよく話題になる鈴木。ドラマ『天皇の料理番』(2015年7月〜)では、病弱な役を演じるため体重を20kg減量、同年10月公開の『俺物語!!』では30kg増量して話題になった。肉体改造の第一人者、というイメージも付きつつある。一番好きな事、と公言する芝居だが好きなだけというにはあまりにもストイックではないか。

「第一人者なんて、とんでもない! 先輩方を見ても20キロ近く減量された方もいますし、西島秀俊さんだって役柄によって大きくなったり小さくなったりしています。それを皆さん前面に押し出さないだけで。僕の場合は、たまたま去年『天皇の料理番』の減量の直後に『俺物語!!』の増量が続いたから注目してもらっただけです。役者はみんなやっている事ですよ。あと…僕は、こういうところで言っちゃうんです。先輩方がそこを言わないのは、カッコいいと思いますね。日本男児ですよね」

「肉体改造は俳優にとって特別な事ではない」という鈴木。そして、最新出演作品でもやはり、見事な肉体改造を遂げる。2016年5月14日公開の『HK/変態仮面アブノーマル・クライシス』では無駄のない筋肉美を披露している。

『変態仮面』第2作のクランクインは『俺物語!!』の撮影終了1カ月後です。クランクアップしてすぐ体を絞りにかかりました。『俺物語!!』の時はけっこうふっくらしてました。体は内側に筋肉が付いてるので、脂肪だけ落とせばうまくいくと思って。それもあってこのタイミングで『変態仮面』撮影を入れたんです。現場で、専属のトレーニングパートナーについてもらい、筋トレ用テントで撮影の合間にトレーニングしていました。だから体は全体的にかなり大きくなっていますし、ベストに近い状況で撮影できたと思います」。

撮影現場でも常にトレーニングをするという徹底ぶり。彼を突き動かすモチベーションとは何だろうか。

「今の自分がやるべき作品かどうかっていうところだけを大事にしています。求められて、やりたい役だったらハードな役作りでもやっていきたいですね。…死なない限りはですけど(笑)。別にそういった作品――ハードな肉体改造が必要な仕事を選んでいるわけではないんです。結果的にそうなっただけです。モチベーションは、やっぱり、作品ですね。自分にとって、賭けうる作品であるかどうか、ってところじゃないですかね」

変態仮面は鈴木亮平にとってどのような賭けうる作品だったのか。

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