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満島ひかり、自らをさらけだして演じたイヤな女



 映画『デスノート』前後編(2006年)で夜神月(藤原竜也)の妹役を演じ、2008年はNHK朝の連続テレビ小説『瞳』に出演するなど、若手女優のなかでもその目覚しい活躍ぶりがひときわ目立つ満島ひかり。2009年は、漫画家・一条ゆかりの初映画化作品『プライド』(1月17日公開)と、海外でも評価を受ける園子温監督の『愛のむきだし』(1月31日公開)の主演2作が立て続けに公開される。そんな満島が、自身をさらけだした2008年と体当たりの2009年を語る。

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 「こりゃ大変だなあっていうのが最初です」。『砂の城』『有閑倶楽部』など数々のヒット作を生み出している“大御所”一条ゆかりの初映画化作品となる『プライド』への主演オファーを受けた時の感想を語る満島。プロのオペラ歌手を目指す女性ふたりの争いを描く本作に挑むにあたり、役へのプレッシャーを感じる間もなくオペラの勉強と練習に打ち込んだという。その成果が見事に劇中に現れるのが、冒頭のコンクールのシーン。とくにその2曲目では大迫力の熱唱シーンを披露する。


■ウラとオモテのある役は素の自分と同じ!?


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「(あの姿は)怖いですよね(笑)。ピンヒールを履き背中が開いているドレスを着て、ずっと姿勢を正して歌いながら、なおかつ大きな動きの振付けがあったので、かなりハードでした。なにも考えず『私は夜の女王』と思いながら演じていました(笑)。出来上がった映像は、手で顔を覆いながらしか自分を観られなかったです……。あのシーンは、いろいろな角度から撮影をしたので、10回くらいやりました。少しでも気を抜いたらダメになりそうで、すごく汗をかいて、ドロドロの状態でしたね(笑)」


 オペラシーンの熱演のウラをさらりと明るく語る満島だが、演じる役柄・萌は、撮影前に一条が「萌ちゃんって役がしっかりしていないと映画がくずれちゃうから、一生懸命やりなさい」と声をかけるほど、物語のキーとなる重要な人物。這い上がるためには何でもする、ウラとオモテの2面性をもつ難しい役どころだ。そんな難役も自然に演じきった満島。その役作りは……


「(ウラオモテのある性格は)素の自分と同じなんで……ウソです(笑)。萌は、すごく正直もので女の子っぽいひとだなって思いました。さばさばした正直者のタイプではなくて、自分では気付いていない女っぽいきつい正直さがもともと身についている子かな。ウラとオモテを変えようと思ってやっているんではないんです。でも、ライバルが目の前にいる時といない時ですっと表情や声が変わったりって、日常的にもあることなのかなあーって。ないですか? 表現の仕方が違うだけで、すごく自分と似ています」


 そんな満島が演じた萌を、完成した映画のなかで観た一条の感想は「萌ちゃん怖い。すごい嫌なやつ」。これに対して満島は「先生が書いたキャラクターなのに……。でも、私のなかでは『これは演技が評価された』ってことになってます(笑)」。


■自分に向き合い苦しみながら演じた主演2作



絢爛豪華なオペラの世界で、育ちも性格も違うふたりがお互いのプライドをかけて熾烈なバトルを繰り広げる!!

 『プライド』で女性同士の熾烈なバトルを演じる満島は、その一方、同時期に公開される『愛のむきだし』では、複雑な事情のなかで女性に憧れる女性・ヨーコを体当たりで演じ、熱烈なラブシーンにも挑む。そこには、自分自身と向き合うことでの葛藤があった。


「萌とヨーコは、表現したいこととか、けっこう自分と似た部分があるので、演じていてすごく楽しかったです。でも撮影中は、なんか苦しくてつらくて、もうイヤだって毎日思っていました。芝居をするのは楽しいんですけど、日常生活がすごくイヤになってくるんですよ。なぜかわからないんですけど……。どちらの役も自分と向き合いながら演じていたので、自分のダメなところを感じる日々でした。萌とヨーコは全然違う役なんですけど、どちらも強い女性です。観た人がなにか感じ取ってくれればいいなと思います」


 苦しさを通して学び身に付いたこと……。『プライド』への出演は、自身にとって意味のあることだったという。


「こういう大きな役を演じさせていただく機会が少しずつ増えてきて、そうすると活躍されている俳優、女優さんと共演させていただくチャンスが自然に増えます。皆さん、古いものだけじゃなくて、新しい何かをもっていて、それにすごく感化されます。そういう意味で自分も成長しているかなあと。今回の出演で私も、ちょっとだけ大人になったかな」


■さらけだした08年から体当たりの09年へ!!



一条ゆかりデビュー40周年記念作品
2009年1月17日(土)より全国公開
(C)2008プライド製作委員会
http://www.pride-movie.jp/

 まさにいま女優としての目覚しい成長をみせる満島。ここ最近の出演作品やメディア露出をみてもその姿は輝かしいばかり。そんななかで満島が考える成長するために必要なこととは。


「世の中を知ること。ほかの世界のニュースとかを勉強すればするほど、自分が変わるかなって。伝えたいことが増えますし。あと、心を柔らかくしておくこと。どんどん傷つけばいいし、笑って泣いて何でもすればいいと。ひととして成長することが、女優としての成長につながっていくと思います」


 「やっぱりまだまだだなって感じることが多いです」。多忙ななかで日々、自ら積極的に様々な刺激を受けながら、そのモチベーションを保ち続けるコツは、ひとと出会って話すことという。「出会いが大切ですよね。いろいろな職業、いろいろなところで戦っているひとたちとお話をしたり、関わったりすることで自分が知らない世界を学ぶことができ、芝居に活きてくることがすごくあります」。


 そんな満島にとっての2008年とはどういう年だったのか。そして、さらなる飛躍を目指す2009年に挑戦することとは!?


「さらけだす年(笑)。2008年のお仕事って、作るというよりもその役の自分に似ている部分を裸でさらけだした感じなので。そういう意味では、大掃除? 次のステップに行くためにこれまでの自分の22年間を大放出、大売出しっていう感じです(笑)。2009年は、ちゃんと勉強をして技術を身に付けながら、体当たりしていきたい。あと、まだまだ無理かもしれませんけど、色気系にも挑戦してみたいです」
満島ひかり:PROFILE
1985年11月生まれ。『モスラ2 海底大決戦』(1997年)で子役デビュー後、ダンスボーカル・ユニットFolder、Folder5で活躍。その後、ソロ活動を経て女優活動を再開。映画『デスノート』前後編(2006年)で夜神月(藤原竜也)の妹・粧裕役を演じたほか、『僕と彼女とその彼氏』(2007年)『少林少女』(2008年)、NHK朝の連続テレビ小説『瞳』(2008年)などに出演。2009年は『プライド』『愛のむきだし』でヒロインを演じる。
 

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